日本の淡水魚-増補改訂版-(山溪ハンディ図鑑15 )の正誤表!ミスプリントや誤植の紹介!

JIROです!

最近あって日本の淡水魚(2019)をじっくり見る機会があったので、その時に気づいたミスプリント的なものを紹介します。

ただ基本的にド素人なので、専門的な間違いについては一切気づきませんし、もしかすると私が間違っている可能性もあるので、その時は容赦なくツッコミを入れていただければと思います。

それではさっそく参りましょう!

正誤表の書籍

今回は紹介するミスプリントは『日本の淡水魚 増補改訂(2019)』(第1刷)から見つけたものです。

本書は2015年版もありますが、増補改訂された2019年版からしか確認していないのと、もしかすると2019年版でも刷が違うと内容が訂正されている可能性もありますがご了承ください。

それではページ順に紹介していきましょう。

通し回遊魚の図

まず最初はとても些細なことですが、38P通し回遊魚の図で淡水性両側回遊だけ『孵化』の文字がありませんでした。

こんな事くらいでツッコむのはどうかとも思いましたが、淡水性両側回遊魚も孵化させてあげたいと思い取り上げてみました。

Tips:増補改訂版より追加されたページでした。

ナガレカマツカ・スナゴカマツカの科について

164pと165pのナガレカマツカとスナゴカマツカがドジョウ科になっています。

ナガレとスナゴは増補改訂で追加された魚なので、もしかすると新たにページを作る際に、ドジョウ科の魚からベース引っ張ってきて修正し忘れたのかもしれません。

ちなみに162Pのカマツカはちゃんとコイ科に分類されています。

ダントウボウの科について

173Pのダントウボウがドジョウ科*になっています。

個人的には、この体つきで自分はドジョウだと言い張る謎のシチュエーションのダントウボウが脳内再生されて、思い出すたびに笑ってしまいそうになります。

※ちなみにコイ科のようです。

Tips:増補改訂で追加された魚となります。

ヒョウモンドジョウの英名

179Pのヒョウモンドジョウの英名のweatherのrが抜けています

しかし、weather loachのweather(天気?)って何由来で付けられたのかが気になりました。

Tips:増補改訂で追加された魚となります。

ヨドコガタスジシマドジョウの形態について

次は誤植というわけではないのですが、191Pのヨドコガタスジシマドジョウの形態説明で、写真だと尾びれの縁取りについては『薄く』とあり、本文での説明は『浅い』と表記されています。

もしかすると尾びれの縁取りが『浅くて薄い』ということなのかもしれませんが、そうではなく浅いと薄いを同じ意味合いで使っているのであれば、同じページ内で同じ形態について違う文言で説明するのは誤植かもしれないと思い取り上げてみました。

トミヨ淡水型の本文中の汽水型について

301Pトミヨ属淡水型の本文で、トミヨ属汽水型がP.sp3となっていますが、本書時点ではP.sp2となります。

P.sp3は陸封のトミヨ属雄物型で、本書にも掲載されています。

ちなみに本書ではP.sp1トミヨ属淡水型、P.sp3トミヨ属雄物型、P.sp4ムサシトミヨは単独でページを割かれていますが、P.sp2のトミヨ属汽水型だけ単独ページなしという扱い*でした。

しかも唯一の登場シーンで学名違いをされるという不遇っぷりです。

※本文から分かる通り、分類学的に整理されていないという理由で不掲載だと思われます。

Tips:増補改訂で変更されたページでした。

ウラウチフエダイの科について

354Pのウラウチフエダイがユゴイ科になっています。

ちなみに前のページ353Pの近縁のゴマフエダイはフエダイ科となっています。

ウラウチフエダイももちろんフエダイ科です。

Tips:増補改訂で追加された魚となります。

オニカマスの分布図

誤植と言える根拠はないのですが、362Pのオニカマスの分布図が気になったので取り上げます。

オニカマスの本文の解説に『純淡水域には入らない』とあるのに、内陸県である奈良県にも分布に色がついています。

もちろん意図的に色を付けた可能性もありますが、本書の全ての分布図に目を通した経験から、この分布パターンはかなり異質に見えるので恐らくミスプリントだと思います。

Tips:2015年版でも同じ分布です。

ヒノコロモボウズハゼとハヤセボウズの英名重複

418P422Pのヒノコロモボウズハゼとハヤセボウズハゼの英名が同じになっています。

Rapids parrot goby』という名前から察するにハヤセボウズハゼっぽいような気はしますが、英名なので本当に重複しているだけかもしれません。

手元にあるハゼで一番詳しそうな図鑑『日本のハゼ』でも英名は両種とも不掲載で真偽がわからず、ググっても分からなかったので、とりあえず今回取り上げておきました。

Tips:ヒノコロモボウズハゼは増補改訂で追加された魚です。

日本のハゼ

ゴクラクハゼとオオヨシノボリの命名者の表示位置

本書では、通常は学名の下に命名者などが表示されるようになっていますが、454Pのゴクラクハゼは学名の横に命名者が表示されています。

また464Pのオオヨシノボリも学名の横に命名者が表示されています。

訳があるのかもしれませんが、この2ページだけなので恐らく改行し忘れたのだと判断し取り上げました。

Tips:2015年版では両種とも改行されていました。

宍道湖の誤植

最後に紹介する誤植は476Pのトウヨシノボリ宍道湖(シンジコ)の『宍』の字が『穴』になっています。

国語に自信なさ過ぎて、もしかして穴でもいいのかと思って『穴道湖』ググってみましたが、宍道湖に訳されて検索されるので、穴は間違いっぽいので誤植と判断しました。

終わりに

以上、私が気づいたミスプリントや、誤植かもしれないページでした。

今回私が気づいた範囲はほとんどが増補改訂された部分だったので、2015年版からあるページは修正が効いてるのかもしれません。

ただ、そもそも私の指摘が間違っている可能性も十分にあるので、くれぐれも宜しくお願い致します。

また、他のミスプリントなどもコメント欄などからご連絡いただければ、本書で確認がとれれば追記*致します。

それではよいアクアライフを。

※ここでミスプリントについて取り上げるのは2019年の増補改訂版です。2015年版のことはここでは追記しません。またご連絡いただいた場合でも私の手元の本でミスプリントが確認できなかった場合は、保留するかもしれないのであらかじめご了承ください。2015年版は『たけろぐ』さんが詳しく紹介されています。

日本の淡水魚 増補改訂版

↓都道府県別に淡水魚の種類を数えてみた↓

ブログ更新をメールでお知らせ

メールアドレスを記入してフォローすれば、ブログ更新をメールでお知らせできます。
フォローして頂けると管理人が小躍りします└|∵|┐♪└|∵|┘♪

コメント

タイトルとURLをコピーしました