JIROです!
アクアリウムを楽しむ上で重要かつもっとも面倒くさい作業の1つが『水換え』です。
毎週毎週コツコツやる必要があるので作業時間も意外と馬鹿になりませんし、数が多くなるとなおさらです。
ほとんどの人にとって苦痛でしかない『水替えをどれだけ楽に済ませられるか』がアクアリウムを続ける上では大きなポイントになります。
というわけで、そんな水替えを少しでも楽するために今回は排水用ポンプをDIYしてより使いやすくなるカスタマイズを紹介していきます。
それではさっそく参りましょう。
水替えポンプは灯油用でDIY
まず排水ポンプのDIY元に最適なのは灯油用ポンプです。
こういった『プラ製のポンプ』にはアタリハズレがあり、高価なアクアリウム用でもけっこうハズレがあります。
※アタリ・・・よく吸って、吸水ノズルギリギリまで吸い続けてる
※ハズレ・・・吸いが悪い。止まり易い。
高価なアクアリウム用だと『ハズレ』を引いても『加工に失敗』してもつらいので、特に理由がなければ水替えは100円程度で買える灯油用ポンプで十分です。
灯油用ポンプだと安価なので各水槽専用にポンプをカスタマイズしても大した金額になりませんし、失敗しても許せます。
ちなみにアタリの灯油ポンプは例え異物が挟まったりして吸いが悪くなっても、多少手間でも『分解してゴミを除去』すれば、また元気よく吸い出してくれるようになるので大切にする価値があります。
※灯油ポンプはポンプ部分がすぐ外せるのでメンテナンス性もよいです。
水槽に合わせてDIY
まずは『水槽』や『水槽台』の高さに合わせてカスタマイズして使いやすくした例を紹介します。
例えば水槽がこんな感じだと、ポンプを無加工で使うと、『排水側』と『吸水側』のバランスが良くありません。
排水が『バケツに届いてい』ないし、砂なども『吸ってしまいそう』だし 、このままだと両手を使いながら凄く気を遣って作業する必要があります。
という訳で、水槽のサイズに合わせてノズルをカットします。
給水ノズルをカット
この場合、給水側をカットするだけで快適に排水作業ができるようになりました。
こうなると片手でも作業できて、ストレスフリーで水替えもきます。
生体吸い込み予防策としては『ノズルの切り口を斜め』にして入口の面積を広くすれば、若干ですが『吸う力を弱める』こともできます。
また、もし水槽の排水量がバケツ一杯分と決まっているなら『ノズルをカットする位置』をバケツ一杯分の水位にしておけば、バケツから水が溢れる事へのリスクヘッジもできたりします。
基本的にはカットするだけのお手軽DIYです。
床置きの水槽の場合
あと他のカット事例として、床置き水槽の場合はポンプの排水側・吸水側の『両端をカット』してそれぞれ調整すると使いやすくなります。
と、こんな感じで水槽に合わせた専用のポンプを作っておくとストレスフリーで水換えができます。
ポンプをフレシキブルにするDIY
次はフレキシブルな吸水ノズルを作った例です。
この場合はこんな感じで『シリコンホースで継ぎ目』を作っておくことで給水ノズルを自由に曲げられるようにしています。
ちなみに以前、同じくフレキシブルな吸水ノズルが欲しくてシリコンホースだけにしたものも作りましたが、フニャフニャすぎて狙った場所を吸えなくて『使い辛かった』ので、こんな感じでパイプにいくつか継ぎ目をつくる方法の方がオススメです。
ポンプを大きなスポイトにDIY
次はちょっと変わり種として灯油ポンプをスポイト化した例を紹介します。
こちらは排水側を根本から切って『シリコンシーラントで埋める』ことでスポイトのように使えるようになっています。
水替え用のアイテムではないですが、『カメなどの大きな糞』を崩さずにマルっと取り出す時に使うために作りました。
ただ、保持する力は弱いので吸ったらさっさと取り出します。
『灯油ポンプ』は安価なので、こんな感じで軽い気持ちでどんどんDIYできるのが良いところです。
灯油用ポンプに取り付けられる製品
紹介した通り、灯油ポンプは切ったり繋いだりすれば自分用に使いやすくできますが、砂利掃除用のストレーナーノズルがありません。
そんな時に使えるのが『NISSO コック付ホースポンプ』です。
この商品のストレーナーは取り外し可能で、『灯油ポンプの径』にジャストフィットします。
なので1つ持っておけば使い回しできるので作ったポンプすべてに使えます。
ストレーナーを取り付けたところはこんな感じです。
正直本体そのものは2つ買って両方ともすぐダメになったので良い印象はありませんが、このストレーナーはずっと使い続けられるので利用価値があります。
NISSO コック付ホースポンプ
ストレーナーも自作する
ストレーナーも自作する場合は『ペットボトルをホースにジョイントできる商品』などを使うと簡単に作れます。
また排水側も一般的な『ホース』や『ジョイント』と合わせることで色々なアレンジを作れます。
大きな水槽の楽な水替え方法
そして大きな水槽の場合であれば、さきほどのDIYを組み合わせて魚が吸い込まれない工夫をして、さらに排水側をホースで延長して『お風呂場などに直接排水』すれば、水替えがずっと楽になります。
またこの場合は水を入れる時も『浄水器(カルキ抜き)』を使ってホースを伸ばせば、直接水を注ぐことができるようになります。
その際は、ホースをジョイントで排水用と使い回せるようにしておき、注水用に『先端ノズル』をU字パイプで作って置くと、水槽に引っかけられるようになるので便利になります。
また注水用の先端ノズルには『ストップバルブ』を取り付けておくとより便利に使えるようになります。
終わりに
簡単なことばかりですが、自分の水槽に専用の排水ポンプを作っておくのは中々ありだと思います。
つまらない水替えも作業効率を上げるDIYを考えながらやればまぁまぁ楽しめます。
以上、水換えを簡単にするポンプDIYについてでした。
それではよいアクアライフを!
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