日本のスッポン飼育!ベビーや幼体からの飼い方

スッポンベビーの可愛さにやられて、飼育5年のJIROです!

今回はスッポンの幼体から成体までにかけて、我が家での『スッポン飼育方法』について紹介します。

室内・水槽でのスッポン飼育の参考例の1つとしてご覧いただければと思います。

それではさっそく参りましょう。

スッポンとは

スッポン(二ホンスッポン)は日本の在来種のカメです。

一般的なカメのような硬い甲羅をもたず、薄い皮で覆われています

また一般的なカメにくらべ、首をかなり長く伸ばすことが出来るため、持ったときに噛みつかれないよう注意が必要です。

スッポンの大きさ

スッポンは甲長15cm~40cm程度の大きさに成長します。

生態

水生傾向が強く、危険を察知すると水中で素早く砂に潜ることができます。

陸を歩行することは、産卵時を除き多くありません。

食性

肉食傾向の強い雑食です。

雌雄判別

オスの尻尾はメスより長くて太くなります。

スッポンの飼育レイアウトについて

まずはスッポンを飼育するレイアウトについて紹介します。

スッポンは砂に潜る性質があるので、我が家では水槽内で安心できる場所として、潜れる程度に細かい砂を敷いています

また水槽の水位は低めにしておき、スッポンが隠れた状態でも息継ぎが出来るようにしています。

スッポンの様子

隠れて息継ぎするスッポン
隠れつつ息継ぎするスッポン

スッポンは隠れられる砂があると落ち着きますし、生態を観察する上でも楽しいレイアウトになります。

このレイアウトにした理由:過去に水深が深いアクアリウムでスッポン幼体を迎えた事があり、その時はウミガメのように泳ぎつづけて、まったく落ち着かなかった経験から、なるべくストレスの少ない安心できる環境を目指した結果、このレイアウトになりました。

スッポンをアクアテラリウムで飼育

ちなみにスッポンが小さい時は、低い水位を利用してアクアテラリウム的なレイアウトで飼育することも可能です。

スッポン飼育で水中で植物を育てることは難しいですが、水上であれば育成し易いです。

↓アクアテラリウム作り方↓

スッポン成体のレイアウトについて

スッポンが大きくなってきた時のレイアウトの注意点です。

スッポンが小さな時はレイアウトもできますが、大きくなってくると力も強くなり大きな石でも砂を掘って動かします

大きな石が思わぬ動きをしてスッポンが怪我したり、水槽が割れたら大惨事なので、スッポンが大きくなってきたらレイアウトに石は使わないほうが良いでしょう。

フタをする

水位の低いレイアウトの弊害として、スッポンが大きくなってくると『餌くれダンス(動画)』で水が外に飛び出しやすくなります。

水はねが気になる場合は水位をあげたり、フタなどを付けて対応しましょう。

↓水槽のフタの自作方法↓

水槽の大きさ

スッポンの幼体を飼育する場合は45cm~60cm水槽があれば、1年~3年程度は飼育することが可能です。

スッポンは大きくなるので、最終的には90cmクラスの水槽が必要になるので注意が必要です。

またスッポンの手が水槽のフチに掛かる場合、脱走する可能性があるので、水槽は高さのあるもの(45cm~)がオススメです

水質・ろ過器について

次はスッポンの水質管理についてでです。

スッポンは皮膚病などにかかりやすく、キレイな水を好むため、我が家では水槽にフィルター(ろ過器)をつけています。

水質の管理は、カルキを抜いた水で週に1、2度の水換えをするなど、アクアリウムと同じような方法で行っています。

カルキ抜き

日光浴・甲羅干しについて

スッポンの日光浴・甲羅干しは健全な成長や病気の予防を兼ねて、日光浴・甲羅干しを週に一度、5分~15分程度、外に出すことで行っています。

外に出す際のケースは、スッポンが小さいうちはメダカ用の容器が金網が装着出来て便利なので使っていました。

TIPS:夏場の暑い時期はすぐに火傷するくらい容器が熱くなるので日光浴は短時間にして涼しい場所で乾かします。脱水症状などに陥らないよう十分に気をつけます。

メダカ容器

専用の網

ヒーターと冬眠について

ここでスッポンの冬の過ごし方・冬眠ついて紹介します。

ここでは参考までに我が家での越冬を飼育録的に紹介していきます。

1年目の越冬

飼育1年目は秋を迎える時点でそこまで大きくなっていなかったので、ヒーターを入れて越冬させました。

TIPS:ヒーターを入れれば、冬でも通常通りの飼育が可能です。

2年目の越冬

2年目は少しは大きくなったので、ヒーターを外しました

20℃切ったぐらいから食欲もなくなって、そのうち砂に潜って出てこなくなり冬眠しました。

そして春が近づくとともに活動再開しました。

TIPS: 冬眠から起きてすぐはあまり食欲がないので、エサはスッポンの食欲と相談しながら餌やりをします。

冬眠する砂の厚みについて

冬眠中の水槽の様子

スッポンを冬眠させる場合は砂の厚みがある程度必要になります。

冬眠に必要な砂の厚みは、個人的な目安でスッポンの体の厚みの2倍~3倍くらいです。

冬眠に必要な砂の厚みの考察理由:3年目の冬に2年目と同じ環境で秋を迎えた結果、水温が18度以下になっても食欲は全く無いにも関わらず、砂に潜っては出てを繰り返し落ち着かない様子が続きました。スッポンが大きくなり砂の厚みが足りないのかもしれないと思い、砂の厚みを増やしたら直ぐに潜ってそのまま冬眠してくれました。なので体に対して砂の厚みがある程度ないと冬眠し辛いようです。

成体の冬の過ごし方

スッポンが大きくなると、水温次第では冬眠もしない年も出てきます。

我が家では10度を下回ると冬眠しますが、13度くらいまでであれば冬眠せずに寝ぼけたような状態で過ごすようになりました。

食欲がなければ、餌は与えずに食欲が出てくる春先までそのまま放置しています。

TIPS:無加温飼育する場合は、冬眠しなかったとしても絶食する期間が長くなるので、夏から秋にかけてたっぷり食べさせます。

夏場の水温管理

夏場の水温管理は28℃までにくらいに収めるようにしています。

クーラーを使わなくても、冷却ファンだけで水温は2℃~4℃程度下げることができます。

一時的であれば30℃程度になっても問題になることはほとんどありません。

↓冷却ファンの自作はこちら↓

スッポンの餌

スッポンのエサは一般的なカメの人工飼料や、魚やエビなどになります。

ベビーからの飼育であれば、人工飼料にも容易に餌付きます。

エサの調達にはガサガサで採取するのもおすすめです。

↓魚やエビの採取方法↓

人工飼料

我が家の人工飼料は幼体の頃からコメットの『カメのごはん』です。

量が多くてニオイ控えめなのでお気に入りです。

カメのごはん

餌が少ないストレス

餌が少ないとスッポンが自傷行為をする場合があります。

餌はスッポンの成長と共にしっかり増やしていきます。

私の経験談:スッポンが少し大きくなってきた頃に尻尾が傷んでいる事に気づきました。しばらく観察していると、スッポンが長い首を反らして自分の尻尾を攻撃し始めました。実はこの時、スッポンのサイズが少し大きくなったにも関わらず、餌の量がそのままでした。なので恐らくお腹空きすぎて自分の尻尾を獲物と間違えてるか、空腹のストレスによる自傷行為だと思い、餌を増量しました。すると、少しすると自然と噛みつき行為もなくなり、尻尾もすっかりきれいになりました。

終わりに

スッポンは形態が独特で飼育する魅力がいっぱいのカメです。

この記事がこれからスッポンを飼育しよう!という方の参考になれば幸いです。

以上、我が家でのスッポン飼育方法と注意点についての紹介でした。

それではよいアクアライフを。

↓日光浴ケージを作りました↓

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コメント

  1. 酒井拓郎 より:

    こんばんは。
    ブログを楽しく拝見させていただきました。
    私は1か月ほど前、友人から赤ちゃんスッポンを譲り受け(購入)し飼い始めた初心者です。
    砂は多く入れると隠れちゃって面白くないのでわざと体がギリギリ埋まる程度にして何処に
    いるかわかる状態にしています。
    質問ですが、部屋の室温は常時22℃位で水温は24℃程度です。
    適温は28℃という事だったので若干低いと思い、CEXのカメ元気オートヒーター55という
    28℃にしてくれるヒーター購入したのですが水量が少ないせいか30℃~31℃まで
    上がってしまいます。
    こちらの記事の中に年間を通して10℃~30℃で飼育とありますがこの冬の間、このヒーターを使い30℃で飼育しても問題ないものでしょうか?
    以前、エビを飼育していた時、夏場高温になり過ぎて全滅させた事があるので温度には
    ちょっと神経質なところがあります。
    もしよろしければ何かご教授お願い致します。
    追伸、私のスッポンも餌くれダンスしてくれますかね。

    • JIRO より:

      こんばんは!

      ご質問いただいた水温の件ですが、30℃というのは夏場の一次的な最高気温(昼間など)のつもりだったので、常時30℃~31℃となると、ちょっと心配になりますね。
      ただ冬場のヒーターによる加温の場合は、環境によっては水温にバラツキも出そうなので、ある程度居心地のよい場所を生体が選んでくれる事も考えられます。

      もし水槽の端の方にずっといるなど傾向があれば、暑くて少しでも水温の低い所を探しているかもしれないですし、健康状態や様子を観察しながら環境を整えてあげるのが良いかも知れません。

      冬のもっとも寒い時期でも水温が24℃あるのであれば、個人的にはヒーターが無くても全然気にしませんが、よその子のベビーとなるといい加減な事言えないのでなかなか難しいですね。
      私も手探りで飼育しているので、参考になるような返事ができなくて申し訳ないです。

      追伸、ベビーから飼育していれば、いずれチビッ子のカワイイ餌くれダンスを見る事ができると思います^^
      もちろん、大きくなってからの迷惑(笑)でド派手な餌くれダンスも!

      • 酒井拓郎 より:

        こんばんは。
        回答ありがとうございました。やっぱり水温が常時30℃となるとやっぱり心配ですよね。ヒーター無しでも24℃あるのでこれで様子を見ていこうと思います。記事の更新楽しみにしております。ありがとうございました。

  2. 加藤ミリ より:

    はじめまして、来月1歳になるスッポンを飼っています!今は、ろか装置は使用してなく、1週間に2〜3度 水換えをしてます!しかし、身体が大きくなるにつれて、ろか装置を使ってみたい、使いたいと思ってます。管理人さんの使用してるろ過装置を詳しく教えて頂ければ幸いです!!

    • JIRO より:

      こんにちは!
      水換えが週に何回もあると大変ですね。
      私はオーバーフロー水槽で流動ろ過をして飼育しています。
      もしオーバーフロー水槽に興味があれば詳しい設置方法はこちらで紹介してるのでよかったら見てみてください。
      コメントありがとうございます!

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