JIROです!
今回はDIYで便利なアルミフレームがより便利になる『端面』へのネジ穴の作り方について紹介します。
それではさっそくまいりましょう。
使用するアルミフレーム
まず今回のネジ穴をつくるDIYの前提として、アルミフレームは『カットした断面』が丸いタイプ*となります。
ここでは例としてミスミのアルミフレームを使って作業していきます。
※四角いタイプなどは上手くできるかわかりません。
使用するもの
使用する道具は一般的な『タップセット』です。
アルミは柔らかいのでタップセットは安価なものでも十分使えると思います。
ちなみにタップとセットでよく付いてくる『ダイス』とは雄ネジの切り直し(修正)などに使う道具となります。
作業方法
アルミフレーム*端面へのタップ立ては下穴不要でそのままタップをたてることが出来ます。
通常タップを立てる(ネジ穴を作る)場合はネジ穴より少し小さい『下穴』をあける必要がありますが、ミスミなどのアルミフレームでは端面が下穴と同じ大きさになっています。
例えばアルミフレームの3030であれば『中心の穴がM8用』、『四隅の穴がM5用』の下穴サイズと同じになっています。
タップにオイル
作業はまずタップにハンドルをつけて先端に適当なオイル(機械油)を塗布します。
オイルを付けずに作業すると『刃が痛みやすく』『作業性も悪くなる』ためなるべく使用するようにします。
オイル
穴にいれて回す
後はタップをまっすぐに穴に入れるように『時計回り』にハンドルを回してねじ込んでいきます。
タップを回していて『硬く』なったら、一度少し戻したりするとまた進みやすくなります。
ハンドルを回していて『すぐに硬くなる場合』は無理せず、一度外してゴミなどを取り除きながら作業します。
完成
必要な深さまで研削したらタップ立て完成です。
アルミフレームは柔らかく下穴も不要なため、サイズや深さにもよりますが『手動』でも1つ2~5分程度でネジ穴を作ることができます。
タップダイスセット
電動ドリル
電動ドリルを使う場合は『ベンチバイス』や『治具』など使ってアルミフレームが動かないようしっかりと固定します。
作業中にアルミフレームが動くと芯がブレてドリルが真っ直ぐに進まず『歪んだり』『止まったり』する原因になります。
作業
電動ドリルでの作業はタップが折れやすくなるので無理に回転させないように慎重に作業していきます。
進みが悪くなったら、少し『逆回転』させたり『ゴミを除去』したりしながら目的の深さまでドリルを進めます。
電動ドリルでは屑の排出性が高い『スパイラルタップ』の方が進みやすくなります。
スパイラルタップ
ネジ穴を小さくする
ちなみにネジ穴を小さくしたい場合は『インサートナット(エンザート)』などが便利です。
例えば『M8』であれM5サイズなどに変更することができます。
またこれらはサイズごとの専用工具*(めちゃ高い)を使えば前タップなしで『直接取り付ける』ことが出来ます。
※ボルトとナットで代用も可能です。参考記事⇒別サイト様(ページの下の方に解説があります)
インサートナット
エンザート取り付け工具
終わりに
アルミフレームへのタップ立てはとても簡単で、知っていると接続の幅が増えて便利に使えると思います。
以上、アルミフレームへのタップ立ての紹介でした。
それではよいDIYライフを。
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