JIROです!
今回は飼育中の小さな蛇『ヒバカリ』のためのアクアテラリウムのレイアウト作業について紹介します。
レイアウトする水槽のサイズは45cm×35cm×45cm(H)です。
それではさっそく参りましょう。
レイアウトの構想
まず今回はヒバカリを飼育することがあるので、レイアウトの構想は餌場となる『水辺』を浅めに作ることにしました。
そして日常的に過ごす『陸地』はビチャビチャになりすぎないよう、水辺との高さをしっかりつけて隔てることにします。
できればケージ内に『湿・乾』の状況を作り出しておきたいといった目論見です。
給水の仕様
給水部分の仕様はエアチューブで『分水』できるようになっています。
ただアクアテラリウムでよくある陸地への給水は行わずに『水槽全体に水を回す』ようなイメージで、レイアウトの各所に張り巡らします。
ちなみに排水部分はオーバーフロー水槽に『底面フィルター』を取り付けたような状態です。
この排水部分にについては以前紹介したのでここでは割愛します。
排水部分についての紹介⇒オーバーフロー水槽と底面フィルターを組み合わせたアクアテラリウム用の排水システムを作ってみる
水位
水槽の水位は『5cm』程度に設定しました。
オーバーフロー水槽なので、どれだけ『水位を低く』しても問題なく稼働できますし、『水位の変動』もないため水位の管理は楽ちんです。
陸地の作り方
今回の陸地の作り方については『陸地』と『水面』に高低差をつけるために、切り株系の流木を裏返して土台部分を作ることにしました。
裏向けた流木は『安定』させるためと『高さ』の合わせるために、底面側の枝部分はカットして調節しています。
結束バンド
さらに使用した流木同士は動きにくくなるように、穴をあけて結束バンドで固定もしました。
貧乏性なので流木への加工は躊躇う方ですが、今回はあきらめてバリバリ加工しています。
石を積む
『流木の裏側』は石を積むことで埋めたてていきます。
石は崩れると危ないので安定感重視で積んでいき、ここでは最終的に接着材も使って補強しています。
細かい隙間の処理
陸地にできる細かい隙間は『砂利』などで埋めて、さらに上から『水苔』で隙間を埋めていきました。
隙間を埋めた理由は、ソイルなどを敷いても下層へこぼれ落ちにくくするためです。
シェルターの選定
陸地がおおよそが完成したので、あとは上に載せるシェルターとなる『流木』選びをします。
流木にはいくつか候補があったので順番に載せてみました。
シェルター候補その1
まずは陸地と同じタイプの枝振りのある流木をベチャッと置いてみました。
写真ではわかりにくいですが、隠れるスペースが多くて『覗き込み甲斐がある』のが好印象です。
シェルター候補その2
次は思いっきり空洞ができるよう半円になった切り株の流木を置いてみました。
これだけだと見た目がヘルメットみたいでちょっとアレですが、後景にワサワサ植物が生えていれば、それなりに見栄えは良くなるかもしれません。
シェルター候補その3
そして次は半円の切り株流木を組合わせて、ウロのある巨木風を目指してみました。
実はレイアウトの作成で考えていたイメージは『ウロの有る木が水面に根を下ろしている雰囲気』だったので、これが本命のレイアウト構成でした。
しかし、手持ちの流木では『大きさ』や『ウロの雰囲気』が思っていたような感じにならなかったので、残念ながらお蔵入りとなりました。
決まったシェルター
で、最終的な流木のレイアウトはこんな感じになりました。
見た目の派手さを優先してしまったせいで、正直シェルターと言うには隠れる部分が少ないですのですが、彼らは勝手に隙間を見つけたり作ったりすると思うのでまぁ大丈夫でしょう。
ちなみに『候補その1』で紹介した流木を逆さまに向けただけです。
ソイルの湿り気
陸上部分の湿り気は思った以上に床から『湿気』が上がってくるようで、何もしなくてもソイル部分は常にしっとりした状態になりそうです。
個人的にはもう少し乾き気味が理想でしたが、植物は育てやすそうなので取りあえず良しとします。
レイアウトの奥側
少し分かりづらいですが、レイアウト奥側にはちょっとした『陸地』を用意してあります。
ここは植物を植えることで奥行き感アップを狙えるスペースとして活用します。
コケをまく
奥側の陸地には水辺で育ちそうなコケを適当に砕いてまいておきました。
少し『シルエットが見えるくらい』にでもコケが立ち上がって成長してくれれば、それで良しです。
とは言え、例え狙い通りに成長したとしてもヒバカリを投入したら、ここはあっという間に蹴散らされるでしょうから、ぶっちゃけ成長してもしなくてもどっちでも構いません。
その他の植物
流木の陸上部分にも、適当なコケを植栽しておきました。
あと、他の植物としては『ツルっぽいもの』をいくつか植えたので、水槽内での覇権を争ってもらいます。
そしてその勝者になった植物には『ヒバカリの圧』にも耐えてもらい、なんとか繁栄し続けて欲しいと思います。
終わりに
というわけで、こんな感じでレイアウト作業は終了しました。
ヒバカリが流木に巻き付きながら移動して、狩りを行う姿を見られるのが今から楽しみです。
あとは植物がモジャモジャに育って、ある程度しっかり根付いたらヒバカリを投入します。
まぁ、それでも植物は『高確率』でほとんど蹴散らされると思いますが、その時はその時です。
それではよい爬虫類ライフを。
↓ヒバカリ水槽用ロック機能付きのフタを作りました↓
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