水槽に穴をあけるDIYまとめ!

JIROです!

今回はガラス水槽やフレーム水槽に穴をあけるDIYをまとめて紹介します。

それではさっそく参りましょう。

※お約束!DIYは自己責任です。作業は十分に注意して行ってください。

ガラス水槽に穴をあける

まずはオールガラス水槽などのガラス面に穴をあける方法を紹介します。

使用する工具

ガラス水槽の穴あけに使う道具は主に『電動ドリル』と『ダイヤモンドコアドリル』と『穴あけガイド』です。

あと作業に冷却用の水(水道水で良い)が必要です。

TIPS:電動インパクトは衝撃を与える可能性があるためガラスの穴あけには電動ドリルがおすすめです。

電動ドリル

穴の大きさについて

水槽にあける穴の大きさは、使用する排水管(台座など)が通るように少し大きめの穴を開けます。

当て板/捨て板

不要な木材など

穴あけ作業はフチが欠けやすいので、できれば裏側に捨て板などを当てておきます

TIPS:当て板なしで作業しても、問題になるようなことはほとんど起きないので無理に用意する必要はありません。

水槽の穴あけ作業の向き

水槽の穴あけ作業は『水槽の内側』からでも『水槽の外側』からの、どちら側からでも基本的に構いません

ただ作業性が少し変わるので場合によって、より作業に向いている側から穴をあけていきます。

内側からの穴あけ作業について

水槽の内側から穴あけする場合のメリットは、冷却用の水が張れることや当て板がし易いことです。

デメリットは水槽が狭かったり、水槽の背が高いとドリル作業が難しい場合もあります。

TIPS:水槽に冷却水を張った場合は、穴あけ時に流出するので水が流れても良い場所で作業します。また水がしっかり作業面に浸っていることも確認します。

外側からの穴あけ作業について

水槽の外側から穴をあける場合のメリットは、ドリル作業がし易いことです。

水は張ることはできないので、霧吹きなどで冷却用の水を切らさないよう補給する必要があります。

また当て板をする場合は、高さの調節などが難しくなる問題があります。

TIPS:当て板をしない場合は、養生テープなどを裏側に貼ってガラスの落下・飛散防止しておきます。水の補給は庭や風呂場などで掛け流しするのもおすすめです。

穴あけする位置について

水槽にあける穴の位置については、端に近づけすぎると衝撃に弱くなり、ガラスが割れやすくなるため、穴と端は少し距離があくような位置に設定します。

TIPS:サイズにもよりますが、個人的には3cm~4cm以上は距離を設けています。

ガイドを設置する

穴あけ位置が決まったら、水槽にコアドリルガイドを設置します。

ガイドは吸盤で固定するタイプや両面テープで固定するタイプなどがあります。

TIPS:ガラス面はドリルが滑って位置が定まらないのでガイドは必須です。

コアドリルガイド

穴をあけ作業

ガイドを穴あけ位置に設置できたら、作業を開始します。

まず穴あけする場所を水でたっぷり濡らして、ゆっくりとドリルを回していきます。

ドリルの回転速度は使用するコアドリルの仕様書に従いますが、概ね1000~2000rpm程度の事が多いです。

水を切らさない

作業中もドリルやガラスが熱くなりすぎないよう、水を切らさずに穴を開けていきます。

TIPS:水槽に少し張って作業する場合は補給は不要です。ホースなどで水を掛け流しすると穴あけ作業に集中できます。

力加減

穴を開ける時は押しつける力はあまり加えず、ドリルをまっすぐに持つよう心掛けてゆっくり掘削していきます。

TIPS:5分~10分程度かかるつもりで、途中に休みを入れても良いので気長に作業します。

完成

ドリルが貫通して穴があいたら完成です。

フチのカケについて

気をつけて作業しても、ほとんどの場合小さなカケは発生するため、あまり気にする必要はありません。

水槽にヒビが入れば問題ですが、穴のフチが少し欠ける程度であれば、オーバーフロー水槽で問題になることはほとんど無いため、そのまま使用できます。

ガラスの破片に注意

ガラスの穴あけ作業後は小さなガラスの破片が発生します。

小さくて油断してしまいますが、刺さると出血する恐れがあるので、十分に清掃なども気を付けてください。

ダイヤモンドコアドリル

小さい穴を水槽にあける場合

ガラス水槽に小さい穴をあけたい場合はルーターがあると便利です。

ルーターでの穴あけ作業も基本は同じで、ダイヤビットを使用して、水で冷却しながら回転速度はゆっくりめで作業します。

ルーターでの詳しい作業はこちらで紹介しています。

↓ルーターでのガラスの穴あけ作業↓

フレーム水槽に穴をあける

次はフレーム水槽に穴をあける方法について紹介します。

ここでは水槽の底面が樹脂製のものを対象にします。

使用する道具

使用する道具はホールソーと電動ドリルです。

ホールソーは木工用で穴あけ可能です。

ホールソー

穴をあける位置

フレーム水槽を裏向けにすると、補強が入っていることがわかります。

穴を開ける場合は補強の筋から外すか、穴あけ位置の補強だけニッパーなどでカットし平らにしておきます。

TIPS:穴あけ位置はガラス水槽同様に端にしすぎないように気をつけます。

穴あけ

位置が決まったら電動ドリルを強く押しつけないようにホールソーで穴をあけます。

完成

これでフレーム水槽の穴あけ完成です。

アクリル・塩ビ水槽に穴をあける

アクリルや塩ビ水槽に穴をあける場合もフレーム水槽同様にホールソーで穴あけ可能です。

ホールソーは水槽台への穴あけやウールボックス製作などにも使えるので、アクアリウムのDIYでは持っておきたい道具です。

ホールソー

最後に

水槽への穴あけは、初めての人にはハードルが高いように思えるかもしれません。

しかし、使用する道具と方法が分かっていれば失敗することはほとんどありません。

オーバーフロー水槽の自作をする場合は、是非一度チャレンジしてみて下さい。

それではよいアクアライフを。

↓簡単な台座のDIYはこちらで紹介します↓

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