流動フィルターの濾過効果やメリット・デメリットについて解説

JIROです!

今回は個人的にもっともよく使用している流動フィルターについての『効果』や『メリット・デメリット』について紹介します。

それではさっそく参りましょう。

流動フィルターとは?

まず流動ろ過とは、ろ材を流動させながら生物ろ過を行う方法です。

流動ろ過を行う場合は、通常の濾材を使用せず、専用の流動ろ材を使用することになります。

流動フィルターのメリット

流動ろ材の特徴は生物ろ過に特化されてることです。

ろ材が動き回る性質上、濾材の接触効率が良く、少量の濾材でも高い効果が得られます。

またフィルターも目詰まりしないので生物ろ過を常に安定した状態に保つことができます。

さらに濾材の洗浄などが不要になるメリットもあります。

流動フィルターのデメリット

流動フィルターのデメリットは専用の器具・ろ材が必要で導入しにくい側面があります。

また性質上、物理的な濾過を行いません

実際に数年つかってみた

実際の効果についてですが、私自身複数の水槽で数年使っていますが、確かに通常のろ材に比べるとかなり少ない容量のろ材でも十分に生物ろ過できています。

水替えが不要になるわけではないですが、ろ材の定期清掃がなどが無いためメンテナンスする時間は確実に減っています

通常の濾材と比べて

通常の濾材と比べて水質に目に見える変化があるのかどうか?

これについては目に見えるような大きな変化は無いと思います。

最大のおすすめポイント

個人的に流動フィルターのオススメポイントは安定性とメンテナンス性です。

もちろん、高い濾過能力も素晴らしいのですが、アクアリウムに必要な生物ろ過はほとんどの場合、通常のフィルターでも対応できます。

しかし、常に安定した生物ろ過メンテナンス性の高さは流動フィルターならではの大きなメリットだと言えます。

流動フィルターがおすすめな人

流動ろ過は『ろ材の清掃』などの負担を軽減したい人には効果が実感しやすくてオススメです。

また目詰まりがないので、安定した濾過を求める人にもオススメです。

使用上のポイント

流動フィルターのメリットを生かす上では、生物ろ過は流動ろ材に完全にまかせるのがポイントです。

私自身、最初の頃は何となく他の濾材と併用してしまいましたが、これをすると結局ろ材清掃が必要になってしまいます。

物理的な濾過は必要最低限(プレフィルター、ウールマットなど)にして、生物ろ過は流動ろ材にすべて任せた方がより流動ろ過の恩恵を受けることができます。

流動フィルターの導入方法について

流動フィルターの導入方法は選択肢がまだ少ない無いですが、その中からいくつか紹介します。

投げ込み式の流動フィルター

流動フィルターの中でも、最も導入コストを押さえられるのが投げ込みタイプの流動フィルターです。

投げ込みタイプなので水槽内で目立ちますが、手軽に流動ろ過を楽しめます。

※投げ込み式流動フィルターの詳しいレビューはこちら⇒投げ込み式流動フィルターを買ってみた!流動ろ過製品レビュー!

投げ込み式の流動フィルター

ドリフト38

icon
icon

外部フィルター』や『水中ポンプ』などに接続して使用する流動フィルターです。

高価ですが投げ込み式のように水槽内にフィルターケースを入れないので、水景を邪魔することがありません。

※左側専用などの使用条件があるので注意が必要です。

ドリフト38

オーバーフロー水槽でDIY

オーバーフロー水槽のサンプに導入する方法もあります。

この場合、基本はDIYが必要になりますが、自由度が高く価格も抑えることができます。

※こちらのサンプの詳細はYoutubeで紹介しました。⇒自作の流動ろ過が崩壊したので作り直したら意外な形に進化した

↓追記:製作ポイントをまとめました↓

おすすめの流動ろ材

流動ろ材で扱いやすいのが、チャームから販売されているバイオビーズです。

バイオビーズはサイズが小さくて流動し易く、大きな動力を必要としないのでアクアリウムでの使い勝手がよい濾材となっています。

バイオビーズ

流動ろ材の代用について

もし流動ろ材を代用するのであれば、水にギリギリ『沈むもの』や、ギリギリで『浮かぶもの』が使い易いと思います。

チューブ状でPPやPEなどの材質のものがあれば刻めば使えるかもしれません。

まとめ

流動ろ過は目に見える効果があるとは言えませんが、安定性とメンテナンス性の向上は実感できると思います。

流動フィルターは導入のハードルが少し高いのが難点ですが、準備ができれば面倒なことが少なくて済むのがメリットです。

気になる方は是非一度チャレンジしてみて下さい。

それではよいアクアライフを。

ブログ更新をメールでお知らせ

メールアドレスを記入してフォローすれば、ブログ更新をメールでお知らせできます。
フォローして頂けると管理人が小躍りします└|∵|┐♪└|∵|┘♪

コメント

  1. fumio より:

    こんばんは、流動濾過を検索してたらこのブログを発見しましたフミオと申します。流動濾過に興味がありまして、質問なんですが海水水槽150リットルに対してバイオビーズは何ml必要ですか?
    お答えよろしくお願いします。

    • JIRO より:

      フミオさん、こんにちは!

      バイオビーズの使用量の目安ですが、私自身も気になって販売元のチャームさんに問い合わせたことがあります。
      その時の回答は『飼育している生体や数にもよる』ため、バイオビーズ使用量の目安は回答いただけませんでした。

      さらに私は淡水でしか使用していないため、フミオさんの参考になるような回答ができないのですが、個人的な使用量の目安であれば水量10Lでバイオビーズ100ml(1袋)程度にしています。
      ただ水槽によってはもっと入れたりもするので、それなりにアバウトにやっています。

      • fumio より:

        こんにちは、フミオです。
        返信ありがとうございます、
        とりあえず15袋で初めて見ようと思います。
        それと、バイオビースがろ材の能力を発揮できる期間は何か月ぐらいかかるのか、解れば教えてもらいませんか
        よろしくお願いします。

        • JIRO より:

          返信が遅れてすみません!
          ご質問の件をチャームさんにも確認してみたのですが、『バクテリアの定着までに要する時間についての検証結果が無く、具体的なデータを示すことができない』とのことでした。

          なのでまた個人的な見解にはなりますが、バクテリアの発生時期については通常のろ材と大差ないのではと考えています。
          ただ硝化作用が最大限発揮されるまでの時間については分からないので、鍛えるつもりで段階的に負荷を上げて行く方が良いのかなと思っています。

          • fumio より:

            おはようございます。
            いろいろとお手数をおかけしました。ありがとうございます。
            とりあえず、3袋から外付けリアクターで試してみます。濾過槽からポンプで海水をリアクターに送って様子をみようと思います。ホントにありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました