
突如、採取した魚を観察したり、撮影するケースが欲しくなりました。
アマゾンで探したところ、価格的にわくわく観察ケースなるものが良さそうでしたが、レビューを見てみるとプラ製で傷物が多そう。
また、アクリルのケースは品質は良さそうですが、価格がソコソコします。
なので余っていたアクリル板で、ちょっと自作してみる事にしました!
観察ケースの設計
まずはケースの設計を色々考えていきましょう!
製作する観察ケースのサイズ
観察ケースの大きさを決めます。
市販品から標準的な大きさ調べて、今回は幅22cm×高さ15cm×奥行5cmで作ることにしました。
ちなみにこのサイズで市販品だと5000円~6000円くらいはしそうです。(高い…)
似たようなサイズを自分で作るならアクリル板は450mm×300mm×3㎜(厚)1枚で済むので、500円~800円程度の材料費の計算です。
自作すると圧倒的に安上がりになりますね!
設計・組み立て手順
細かい数字はさておき、設計と組み立て手順を考えます。
今回は作りやすいようにアクリルの接着剤を外側から流し込めるような設計にしました。
手順その1

まず最初に底上げするように両側を接着します。
底上げしている理由は最後の板を接着する時に、接着剤を流し込み易くするためです。
手順その2

側面片側にアクリル板を接着します。
手順その3

最後の側面を接着します。
この時に、底や側面に段差があるので、外側からでも接着剤を流し込み易くなっています。
蓋の製作

蓋はシンプルに板を重ねて作ることにしました。
蝶番も使わないので、かなり安上がりです。
アクリル板を切り出す寸法

寸法と設計が決まったので切り出すサイズも決定しました。
材料はアクリル板45cm×30cm1枚で足ります。
アクリル板の厚みは3mmを使用します。
観察ケースの自作
設計ができたので、実際に製作していきましょう^^
自作に使用した材料はこちら。
必要な材料

- アクリル用接着剤+スポイト
- アクリル板
アクリル板は設計通り45cm×30cmが1枚。
接着剤の中にスポイトは付属しています。
アクリル接着剤
アクリル板を切り出す

アクリルのカットは『はざいや』さんなどの購入店舗にお願いするか、自分でカットします。
今回は家にあった材料を使ったので自分でカットしました。
アクリルのカット方法については色々あるのでこちらの記事をご参照ください!⇒カット方法まとめ!塩ビ板やアクリル板の自作!
観察ケースの組み立て1

家にあった木材でアクリルを支えながら注射器で接着材を流し込みます。
観察ケース組み立て2

そのままだと、少し開いたのでハタガネで軽く寄せて作業しました。
順番に両面ともアクリル板を接着します。
フタの製作

蓋はアクリル板を2枚重ねて接着材を流し込むだけです。
接着面が広かったので接着剤の流し込みに甘い部分が出てしまいました…
修行が足りない( ´Д`)
観察ケースの完成

とりあえずこれにて観察用アクリルケースの完成です!
蓋は重ねているだけですが、余程大きな魚でないかぎり、アタックして飛ばされることはないと思います( ̄∀ ̄)v
自作ケースの使用した感想

自作したケースに水を張って実際に使用してみました。
接着は気泡入っていますが、この程度の水圧であれば簡単には水漏れしないのがアクリル接着の心強いところです。
モデルになっていただいたのは手長エビ。

当然ですが、撮影、観察、ともに良好です!
これからのガサガサのお供にしたいと思います!
蓋はちょっと失敗しましたが、使用には全く問題ないので不問にしましょう^^
LEDテープライトなど貼ったバージョンの蓋も考えているので、またやる気が湧いたときに自作しようと思います!
それではよいアクアライフを!
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