JIROです!
Amazonで『アクアリウム 照明』で検索すると、聞き馴染みのない中国メーカーの照明が大量に出品されており吟味するのが大変です。
そんな数ある謎の中国メーカーから、今回は最近購入したWIKRONの照明を紹介します。
それではさっそく参りましょう!
中国メーカーの照明の性能について
まず中国メーカー製のアクアリウム用照明は基本的に国内メーカー品と比べると『多機能』で『安価』であることが多いです。
WIKRONも同じで、『ON/OFFのタイマー』・『色合いの設定』・『時間経過による光の変化』などが設定可能で、価格は同じサイズの国内メーカーと比べて半額程度の価格帯といった印象です。
明るさと価格など性能比較
参考までに各メーカーの45cmタイプの製品で『明るさ(全光束)』や『価格帯』などを比較するとこんな感じになっています。
WIKRONを他社メーカーと比較すると、省エネ度は高くありませんが明るさではまずまずといったところだと思います。
ただこれらの他社メーカーと価格帯や性能のバランスで考えると、コスパは『ぶっちぎっている』と言ってもよさそうです。
色合い
照明といえば色合いも気になるところですが、WIKRONを『全点灯(MAXで照射)』した時の色味はこんな感じになっています。
私がよく使っている『ZENSUIマルチカラーLED』と比べると、少し赤と青が強い*と感じます。
全点灯の色合いではZENSUIの方が自然にみえるので個人的には好みでした。
※照明サイズによって全点灯した時の色味のバランスは変わります。
色の調節
ですが、もちろんWIKRONは色合いの調節が可能です。
色は『白』『赤』『緑』『青』の各色を調節できるので、問題なく好みの色合いに調節できました。
またWIKRONは朝から夜までの色合いのシーケンスを『自動』と『手動(8段階)』で設定できるので、色で遊びたい人であればかなり楽しめると思います。
一番気に入ったところ
ここまで『WIKRONの性能』として紹介してきた内容は、他の中国メーカーでも同じようなことが言えることも多いと思います。
ただ、それでも数ある中国メーカー品の中から、私がWIKRONを気に入ったところはズバリ、『リモコン操作*』で電源コードの途中にコントローラー等の出っ張りがないところです。
※WIKRONでもリモコン操作でないタイプもあります。
コントローラーがリモコン
安価な中国メーカー品の多くは電源コードの途中に『コントローラー』が付いています。
個人的には電源コードの途中にコントローラーがあると、操作や配線する時にすごく邪魔くさく感じてしまいます。
WIKRONは『リモコン操作』なので、まずこの点をクリアしていました。
ZENSUIの場合
しかし、同じようなリモコン操作の製品の場合でも、例えばZENSUIマルチカラーLEDのように電源コードの途中に『ON/OFFスイッチ』がある製品もあります。
これもやはり出っぱりがあるので配線する時に邪魔くさく感じてしまいます。
そんなわけで、電源コード上に『スイッチ』や『コントローラー』などの出っぱりの類がないという条件の中から探した結果、数少ない候補の1つがWIKRONでした。
実際に設置してみたところ
WIKRONを実際に設置してみたところはこんな感じになりました。
先述した通り、WIKRONは電源コードに出っ張りがないので『配線が這わせやすく』『目立ちにくい』のがGoodです。
また『丸パイプ』などで自作したライトスタンドであれば、パイプ内部に電源コードを通して、よりスマートに配線を隠蔽することもできます。
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ボディの質感
WIKRONはボディの質感も価格の割に安っぽさがないのも良かったです。
全体がアルミベースなので、樹脂を多用した同じサイズの日本メーカー品に比べると少し重たく感じますが、見た目はむしろこっちの方が高級そうに見えてしまいます。
自動で同期
WIKRONの中でも際立った『特徴』にリモコンと自動で同期するという機能が挙げられます。
これは人によっては『困惑する原因』や『デメリット』にもなるので簡単に紹介しておきます。
リモコンと同期する理由
WIKRONはリモコンで設定した時間情報などを照明本体に送信して設定います。
そして本体にはメモリー機能がないため、停電などで電源が落ちると本体の設定もリセットされてしまうのですが、およそ1時間に1回程度『リモコンと同期』することで、時間や色合いの設定を修正するような機能がついています。
個別の設定が不可能
つまり1時間ごとに同期して再設定を行ってしまうがゆえ、本機を複数使用する場合はそれぞれに個別の設定をすることが『難しく』なるということになります。
ちなみにリモコンの有効範囲は10mほどとなっているため、同じ部屋にある照明は全て同じ設定になることがほとんどです。
最初に戸惑う
また同期する機能は最初に困惑する原因になることもあります。
例えば電源コードに繋いですぐに『色調節ボタン』を押したり、『放置』しているといきなり色が変わったりすることがあります。
これらは『ボタン』を押したり『時間経過』することで、まずは『デフォルトで設定』されている時間帯の色に同期してしまうからです。
とりあえず、そういった事がおきたら『あ、同期したんだな』と理解すると困惑せずに済むかと思います。
メリットでもある
ただ、同期するのは『個別に設定ができない』・『挙動で困惑する』というデメリットでもありますが、同時に同じ部屋に置いてある照明であれば『自動で設定が同じになる』というメリットにもなります。
全ての水槽の『消灯・点灯の設定』が自動で行われるのはメリットだと感じる人も多いと思います。
なので複数購入した場合でもリモコンは1つだけで管理した方が混乱を招きにくくなります。
Tips:どうしても個別にON/OFF設定したい場合は、他の電源タイマーでコントロールすれば大丈夫です。ただし、色調節を設定したとしてもリセットされるため、全点灯した状態になります。またコントローラーに電池をいれておくと同期してしまうので、電池を抜いておくか、点灯中に同期しても問題がおこらないようにリモコンを設定にしておきます。
リモコンが効かない時の対処
その他の注意点としては、WIKRONは最初にコンセントにつないだ時にリモコンが効かないことがあります。
その時は電源を落としてリセット*します。
このことは商品ページにも書いてある現象なので、公式の不具合といったところです。
このあたりは価格なりの『完成度の低さ』を感じさせてくれます。
※電源元から取り外す、または電源元のスイッチを切るなど
WIKRONの個人的な評価
WIKRONについての個人的な総評は、欠点も多いものの『電源コードがスマート』で好みなのと、何よりこれだけの『高機能』で『90cm〜120cmクラスの照明』でも6000円〜7000円で購入できる価格帯なのはありがたすぎる、という感想です。
あと防水性能が『IP68』と地味に高いので、湿気にも強く壊れにくそうな気がします。(しらんけど)
ちなみに以前に購入した『ZENSUIマルチカラーLED900』(約15000円)は2年くらいで3本中2本が壊れたので、この価格帯でなら2年くらい持てば個人的にはいいかなぁと思っています。
終わりに
とうわけで以上、謎の中国メーカーWIKRONの製品レビューでした。
とりあえず個人的には気に入りはしたのですが、中国メーカーは日本メーカーより廃盤になるスピードが早そうな気がするので、今後使いそうなサイズは予備など含めいくつか確保しておきました。
ちなみにこれだけ買っても総額20000円くらいです。
うーん、中国メーカー強すぎる。
あと商品についてくる取説は英語になりますが、日本語版の取説もAmazonの商品ページなどからPDFでダウンロードすることができるので操作に困ることはないと思います。
それでは良いアクアライフを。
WIKRON(リモコンタイプ)
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