
連休中に訪れた屋久島。
中でも個人的に絶対に見ておきたかった川があります。
それが淀川です。
写真集などでも取り上げられることの多い、とても印象的な風景の川です。
それでは恋い焦がれた景色を求め、いざ出発。
屋久島の淀川とは
淀川と見ると関西の大河川を思い浮かべてしまいますが、屋久島のは淀川と書いて【よどごう】と読みます。
インスタのハッシュタグなどの英語圏表記だと【yodogo】になります。
淀川ってどこにあるの?
淀川の景色は宮之浦岳に続く淀川登山口から入山して、最初の休憩ポイントの淀川小屋という場所から見ることが出来ます。
淀川の景色は山道を順路で歩いていけば見落とす事はありません。
普通は登山の通過地点に過ぎない場所ですが、個人的には屋久島のとても美しい風景のハイライトの1つだと思います。
淀川登山口までのアクセスと駐車場

登山口まではバス、もしくは駐車場があるのでレンタカーを利用します。
安房の町から車で1時間ほど掛かる山の中に淀川登山口はあります。
淀川小屋までに掛かる時間は?
登山口から目的地までは50分~60分程度かかります。
なので予定を立てるなら、町から車で1時間、歩いて1時間の往復4時間+滞在時間といった所です。
ちなみに本命の宮之浦岳は登山だけで往復10時間コースなので、歩いてすぐ見れる川で助かりました。
用意したもの
短いコースなので簡単な登山装備、トレッキングシューズや傘やカッパなどの雨対策と飴やチョコレートを持っていきました。
トイレ
トレイは登山入り口とゴール地点の淀川小屋の計2か所にあるので携帯トイレは無く大丈夫だと思います。
淀川に向けて出発

私は淀川登山口まではレンタカーで来ました。
入山する前にトイレと入口の右手にお金を入れるところがあるので要チェックです。
目立たないので危うく無銭登山(?)するところでした。
淀川までの登山路

そこそこ急な斜面もありますが、足場が作られてたりするので軽いトレッキングシューズで十分な道のりです。
※登山道に水が湧き出してるので防水のトレッキングシューズでよかった!
着生する植物

見渡せば至るところに植物が着生しています。
気のせいかもしれませんが、淀川登山口は白谷雲水峡より少し亜熱帯の雰囲気を感じます。
たくさんのコケ

淀川への道のりも白谷雲水峡に負けず劣らずのコケの森です。
どこで休憩しても、気持ちがいい。
屋久杉

山道には屋久杉などの大樹がゴロゴロあります。
屋久島内では珍しい光景ではないのはわかっていますが、本当に普段見ないサイズの木なので、私は遭遇するたびに驚いていました。
お土産物屋の屋久杉って本物?

ちょっと話が逸れますが、現在は伐採が禁止されている屋久杉なのですが、お土産物屋さんには沢山の屋久杉工芸品がならんでいます。
どういうカラクリかと言うと、お土産物さんの屋久杉は土埋木(ドマイボク)という、昔に伐採されて、その辺に放置されていた屋久杉を利用しています。
ちなみに搬出可能な土埋木はすべて取り出されたので、今後増える見込みはないため希少価値は高まっていくものと思われるそうです。
世界自然遺産地域に突入

しばらく歩くと『 世界自然遺産地域になります』という看板があります。
ここからすぐの場所に淀川の小屋です。
つまり今回のゴール地点になります。
淀川に到着

憧れの川、淀川に到着です!
実は到着するまでは、自分の見たい景色がどこの場所かはハッキリとした情報がなかったので不安だったのですが、登山路の途中の橋の上だったので、迷うこと無く辿り着けて一安心でした。
美しい淀川

この淀川はとても不思議な魅力を感じます。
どこまでも続くような緑のトンネルが気持ちいい。
淀川の白い砂

淀川の白い砂と緑の森のコントラストが美しさに磨きをかけています。
そして標高1300mの高地にも関わらず、渓流のような厳しさがない、穏やかな雰囲気。
水の透明感。
最高です。
淀川と雨
到着してすぐに雨が降り出してしまい、写真はあまり撮れませんでしたが、雨音と美しい淀川の風景はとても居心地がよかったです。
※さすが月の内35日雨と言われる屋久島
帰り道

下山した後、車での帰り道ではヤクザルの集団に何度も遭遇しました。
この道はやたら動物に会えて、最後まで興奮させてくれました。
ありがとう淀川。
淀川のおすすめ度
★★★★★
自分が夢見た光景に出会えたので大満足でした。
完全に自己満足ですが、おすすめ度はもちろん星5つ(^^)
登山する人たちにとっては通過点でしかないのですが、淀川の雰囲気が気に入った方は是非ここを目的にして、ゆっくり楽しんでみてください。
※追記:世の中が落ち着いたら私もまた必ずいきたいと思っています!
それでは!
屋久島の写真集
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