水槽用ライトの種類別セッティング方法まとめ!

JIROです!

水槽用の照明には様々な種類のライトがあり、製品によっては『セッティングに必要なもの』が違うこともあります。

慣れていれば難しいことはありませんが、『照明を初めて導入する人』や『使ったことのない器具』だと、製品選びに失敗してしまうこともあるかもしれません。

というわけで、今回は初心者でも照明選びが分かりやすくなるよう、ライトの種類ごとに『セッティングに必要となる用品』や、それぞれの『セッティング方法のメリット』などについて紹介していきます。

それではさっそく参りましょう。

電源タイマー付きの照明

まず様々な水槽照明の中でもセッティングが『一番手軽』に済むのが電源タイマー付きのLED照明を使用する方法です。

電源タイマーとは照明のON/OFFを『自動化』するための機能になります。

照明のON/OFFぐらい自分の手でしても良さそうとも思うかもしれませんが、照明の点灯は『毎日』のことになるので自動化は必須とも言える仕組みです。

Tips:特に生体だけでなく『水草』や『植物』などを育成する水槽では、電源タイマーによる照射時間のコントロールの重要性はさらに増してくるため、ここではアクアリウムに必須の機能として取り扱って紹介していきます。

リフト式の照明

電源タイマー付きのアクアリウムLED照明の中でも、さらに水槽のフチに載せるタイプだとライトスタンドも不要となり、基本的に『照明本体以外に揃える用品がない』ため導入コストも下げやすくなります。

特に最近では『安価』で『高機能』な中国メーカー品もたくさん販売されているので、低予算でほぼ完璧な照明システムを導入できるようになり、初めて水槽用に照明を購入しようという人には最もオススメできるタイプの照明となっています。

電源タイマー付きの照明

一般的なアクアリウム照明

次は一般的なアクアリウム照明を使用する場合の『組み合わせ』について紹介します。

ここで言う一般的なアクアリウム照明とは電源タイマー機能が無いものを指しています。

つまり、一般的なアクアリウム照明では点灯のON/OFFを自動化するために『別途』で電源タイマーコンセントを用意する必要が出てきます。

タイマー機能付きの照明があるにも関わらず、タイマー機能無し照明を選ぶのは無駄にも思えますが、電源タイマーを別で用意するのは『メリットもある』ため、飼育環境によっては照明にタイマー機能が無いことがデメリットにならないことも多いです。

電源タイマーコンセントのメリット

電源タイマーコンセントを利用するメリットは、まず照明や水槽が複数ある場合に点灯時間を『一括で管理』出来るようになります。

逆にタイマー付きの照明は個別に設定するので、機種によっては点灯のタイミングを揃えたりすることが難しい場合もあります。

また水草の育成で『Co2添加』をする時に電磁弁でコントロールする場合は、一般的には電源タイマーコンセントを使用することが多く、その際には同じタイマーのコンセントから電源をとることで『照明の点灯』と『Co2添加』のON/OFFのタイミングを簡単に揃えることができます。

必要性が下がってくる

つまり水槽を『沢山管理』したり、水草水槽で『Co2システム』を導入したりすると、自然と電源タイマーコンセントを使用することになってくるので、照明にタイマー機能が付属している必要性がなくなってきます。

電源タイマーコンセントには様々な種類がありますが、『便利さ』であればスマートコンセント、『シンプルさ』で言えばアナログのタイマーコンセントなどがオススメです。

スマートコンセント

タイマーコンセント(アナログ)

設置方法によるメリット・デメリット

ちなみに水槽の照明の設置方法には大まかにわけると水槽のフチに載せたりクリップしたりする『水槽本体に取り付ける方法』と、ライトスタンド*に吊り下げるなどの『水槽とは別に取り付ける方法』の2パターンがあります。

これら設置方法の各メリットを紹介すると、まず水槽に取り付けるタイプメリットはライトスタンドが不要なため『コスト面』や、照明と水槽の距離が近いため『光量を確保しやすい』などの点が挙げられます。

※水槽のフチに載せるタイプのライトスタンドもあります。

吊り下げ式のメリット

一方、ライトスタンドなどを使用する方法のメリットは水槽の上側が空いているので、『メンテナンス性』が高く『オープンアクアリウム』などのレイアウトにも対応できるなどの特徴があります。

ただし照明を吊り下げタイプにしたい場合は、吊り下げに対応していない機種も多いので導入前に確認しておく必要があります。

吊り下げ対応可能な照明

クリップライト

次は『電球を交換できるタイプ』のクリップライトなどを使用する方法について紹介します。

クリップライトを使用する場合にはクリップライト本体以外にも、『LED電球*』・『電源タイマー』・『クリップの掴む所』などが必要になります。

※蛍光灯も可。

クリップライトのメリット

クリップライトを使用するメリットは、例えばアクアリウム用でよくある一体型のLED照明の場合、点灯しなくなった時には基本的に『電球の交換ができない』ため丸ごと交換することになります。

LED自体の寿命は長いとされていますが、他の部品が先に壊れることもあり、想定よりずっと早くに『点灯不良』になるケースもよくあります。

その点、電球を交換できるタイプの照明だと、万一ハズレを引いてしまったとしても、低コストで『電球の交換』だけで復旧出来るメリットがあります。

またクリップの位置によっては吊り下げ式同様のメリットも得られます。

口金サイズを確認する

電球交換可能なタイプのクリップライトを選ぶ時は口金サイズを確認しておきます。

一般的に多いのは『E17』や『E26』ですが、基本的にE26タイプの方がハイパワーな電球を取り付けられるため、アクアリウムで使用するならE26タイプのクリップライトがオススメです。

もちろん『LED電球』を選ぶ時も、照明本体と同じ口金サイズでないと取り付けることはできないため注意します。

電球の明るさと色を確認

LED電球には『』や『光量』にも色々な種類があるため選ぶ時に注意します。

まず一般的なアクアリウム照明に近い色合いだと『昼光色』、あるいは『6500K(ケルビン)』程度のタイプになります。

似たような色で『昼白色』という表記のタイプもありますが、こちらはケルビンが若干さがり少し黄色みが強くなります。

ケルビンとは『色温度』を表す単位で、6500K(昼光色)から下がるほど色は電球色(オレンジ・黄色)に近くなっていきます。

またLED電球の明るさを知りたい時は『全光束(ルーメン)』で表示されていることが多いので、それらを参考にします。

設置するときの注意点

あとクリップライトを設置するにはクリップがつかめる場所が必要です。

クリップが外れて水没すると感電してしまう恐れもあるので、しっかりと掴める場所を用意します。

またセード(照明のフード)があるため、近づけすぎると『湿気をセード内部に溜めてしまう可能性』もあるので、ある程度は水面から離して設置するようにします。

クリップライトは設置の自由度が高く、一度設置してしまえばランニングコストやメンテナンスのパフォーマンスも良いので、本気の水草水槽などでなければアクアリウムでも十分活躍できます。

クリップライト

クリップライトアーム付き

LED電球6500K

電球タイプ植物育成ライト

次は『電球タイプ』の植物育成用LED球を使用する場合について紹介します。

クリップライトと同様に口金サイズなどの注意点は同じですが、照明器具本体を選ぶ時にはクリップライト選びとは違った注意点もあります。

照明器具本体選びのポイント

植物育成用LED球を使用する場合には、照明器具本体にセード(照明のカバー)が無いタイプを選びます。

植物育成用LED球は『発熱量がかなり多い』ためセードがあると熱が逃げにくくなり、破損や事故の原因になりかねません。

また電球のサイズが大きいため、セードがあるとそもそも入らないことも多いです。

クビが強いタイプを選ぶ

その他の注意点としては、植物育成用LED球は『重量がある』ため、可動部分が弱いものは時間経過で向きが変わってしまうことがあります。

そのため植物育成用LEDを使用する照明器具では可動部分を『強く固定できるタイプ』の製品がオススメです。

植物育成用ライト

クリップライト

終わりに

色々な照明のセッティング方法について紹介してきましたが、まず水槽用の照明であれば基本的に『電源タイマー』と『設置方法』について確認しておけば大体問題ありません。

また電球タイプの照明を使用するのであれば、口金サイズに注意して器具を選んでみてください。

以上、水槽用照明の『セッティング方法によるメリット』や『注意点』のまとめでした。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

それではよいアクアライフを。

ライトスタンド付き照明

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