アクアリウムと湿気の問題にずっと苦しんでいるJIROです!
水槽の数が多くなるにつれ、『カビ』の影が少しずつ近寄ってきます。
この『湿気問題』は気密性の高い住宅だと顕著で、冬場は最高潮に達します。(悪い意味で)
特に湿気を呼ぶヤバイ水槽管理などもあるので、部屋をカビまみれにしたくない人はしっかり『予防と対策』をしていきましょう。
というわけで、アクアリウムの湿気問題に苦しむ『苦悩』と『予防策』を紹介していきます!
我が家の湿気レベル
まず、私の部屋がどのくらい湿気ているか紹介しておくと、湿度は『基本70%以上』で冬場は『90%くらい』になります。
『ノープラン』で何も対策しなかった頃の『冬場』は99%を振り切っており、比喩では無く部屋中がビチャビチャでした。
ただ、ある意味除湿の実験を行うには『最適な環境』だったとも言えます。
湿度を下げる方法
それでは私の部屋で試した湿度を下げる方法や『大して効果がなかった方法』、『湿気を溜まり辛くする方法』などを紹介していきましょう。
換気
まず湿度をさげる方法で一番強力だったのが換気です。
もちろん窓を開けた換気がよいのですが、それをすると『夏は暑い』し『冬は寒い』ので窓は開けっ放しのわけにはいきません。
しかし、湿度計を置くとよくわかりますが『水槽のある部屋のドアを開けっ放し』にするだけでもけっこう効果(-10~20%)があります。
まぁ室内のドアとは言えずっと開けっ放しなわけにいとは思いますが、私の場合はいない時は開けっ放しにしておき、なるべく『除湿タイムを取る』ようにしています。
除湿剤
で、除湿といえばやっぱり除湿剤です。
最初はこれを置いたら『それなりに湿度は下がるのではないか?』と思いいくつか置いてみましたが、これは確かに中に水は溜まるので除湿されていそうのですが、焼け石に水な感じで実感できる効果はありませんでした。
普通の部屋の除湿ならともかく、『アクア部屋』では根本を改善しないと除湿剤では太刀打ちできそうにありません。
あと除湿機を置こうかと思いましたが、この調子だとおそらく乾いた分だけ、水槽から湿気が補充されるだけのような気がしてやめました。
湿気の溜まる家具
次は根本の解決にはなりませんが、家具によっては部屋の一部を『ビチャビチャにしてしまうタイプ』のものがあります。
その場合は湿気の溜まりにくい家具にすると『ビチャビチャが解消』されることがあります。
で、どんな家具が部屋をビチャビチャにしたかというと、図のような『床との隙間が狭い家具』は冬場に床一面がビチャビチャになりました。
また『同じようなシチュエーション』では机などを密接させていた壁などもビチャビチャになりました。
湿気のたまりにくい家具
で、対策はどうするかというと、まず家具は壁との隙間も広く保つようにします。
そして言い方が悪いですが、スカスカの家具のほうが湿気が溜まりにくくなります。
つまりソファであれば『どっしりとした重厚なタイプ』より、Kチェアのような『足下がスッキリしたタイプ』の方が断然ビチャビチャになりにくくなります。
あと革製品のソファは瞬でカビるのやめておきましょう。
Kチェア
家具の配置と選び方まとめ
一度カビの温床となったソファは捨てるしかありませんが、もし買い換える際はそういった点に注意して選ぶと随分マシになるはずです。
机やベッドであったとしても『壁から離して』、同じような理屈で『通気性の良い置き方や家具』にすればカビの発生しやすいポイントを減らすことができます。
ちなみに私の部屋はことごとく『湿気の溜まり易い家具』ばかりだったので、最終的にすべて買い替える事になりました。
熱帯魚、水草水槽の必須の対策
で、根本的な解決策としてはめっちゃシンプルですが水槽にフタをすることです。
もちろん水槽は密封できないので完全には0にはなりませんが、水の蒸発を大幅に減らすことが出来ます。
特にヒーターを入れた水槽で『フタ無し』はブレーキのない加湿器みたいなものなので最悪です。
私の『気密性の高い部屋』で、それをやってしまったところ『水槽の直上』の天井に水滴が沢山ついてポタポタたれてきたことがあります。
もし水滴が付いていなくても見えない湿気を確実に浴びせられてるので、加温している水槽では『必ずフタ』をした方が良いでしょう。
壁紙のカビの除去
で、既にカビてしまった場合の対処として私が壁紙・クロスのカビ取りに使ってみたのはこれです。
正直、浴室などのカビの頑固さを考えると『壁紙用って弱そうだな』と思っていたのですが、スプレーで拭きかけるとカビ汚れが黒い汁となって流れ出して、思いのほかよく取れました。
(ちなみに浴室のカビは取れなかったのでカビの種類が違うのかも)
自分の部屋は『壁紙に吸い込みあるタイプ』だったので、取り切れず薄っすらと伸びた感も多少ありますが、それでもこれでかなりの部分を除去することができました。
室内壁カビ取りクリーナー
おわりに
湿気対策をまとめると『水槽のフタ』だけでなく『家具の作りと配置』、そしてなるべく『換気する』などセットで行うとより効果的です。
最初の頃は『ビチャビチャ』だった私の部屋も現在はかなり解消されました。
ただ、100cmのオープンアクアリウムを作ってしまったせいで、以前ほどで無いにせよまたしっとり生活に私は戻ってしまいましたが…
みなさんもカビまみれにならないよう気をつけてください。
それではよいアクアライフを。
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