JIROです!
今回は塩ビ板やアクリル板に『端の切れていないスリット加工』をDIYしてみたので紹介します。
それではさっそく参りましょう。
※DIYは自己責任です。安全に十分注意して作業しましょう。
端の切れていないスリットを作る
まずは『端の切れているスリット加工』は写真のような感じです。
で、今回作ってみたいのは『端が切れていないスリット』です。
※ちなみに写真のような『端の切れているスリット加工』はスライドソウでやっています。
↓スライドソウでのスリット加工風景はこちら↓
使用する工具
今回の端の切れていないスリット加工に使用する工具は卓上丸ノコです。
卓上丸ノコはクイックバイスなどが付いた、固定された軌道で動く電動丸ノコです。
スリット加工方法
まず今回はそのままの状態で卓上丸ノコを使わずにバイス部分などを取り外します。
バイス取り外し後
バイスを取り外しました。
これで板状のものが置けるようになりました。
セッティング
次は卓上丸ノコに下駄をかまして底上げします。
底上げは後でクランプし易いよう適当に間を取っておきます。
そしてガイドは丸ノコの刃と直角になるように自前でセッティングします。
板当て(ガイド)のセッティング詳細
自前するガイドの詳細ですが、ここでは細長い塩ビ板を20mmのCクランプで両側を固定して作っています。
ガイドの幅が広いと、刃を下した時に『スリットの端』が切れてしまったり、ガイド自身も丸ノコに切られる可能性があるので、幅を狭めにしています。
ガイドは切り出し側に少し飛び出すくらいの方が、後で材料をクランプする方法の選択肢が増えるので良いかと思っています。
板材を固定してカット
あとはスリットを入れる板材をガイドに沿わせて、適当なクランプで固定してカットすればスリットの出来上がりです。
実際に作業してみた
それでは実際の作業風景を紹介します。
今回作業するにあたり、所有している卓上丸ノコに専用の下駄を作ってみました。
カット開始
実際のスリット加工の作業では、塩ビ板にはスリットの間隔に印をつけて、無回転状態で一度印に合わせてからカットしていきました。
スリットはガイドと丸ノコが直角でないと斜めに入るので、スコヤなどを使ってしっかり調節しておきます。
完全スコヤ
カット終盤
端の方になるとクランプするのが厳しくなってきますが、飛び出たガイド部分などを利用すれば、ある程度固定できるので作業が可能です。
Tips:端の方にきて最悪板材を固定できない場合は、裏に向ければ余裕を持って固定できます。ただし、実用には問題ないのですが、刃の向きが変わり、裏と表でスリットの仕上がりが変わります。
出来上がり
こんな感じで端を切らずに塩ビのスリットを入れることができました。
ちなみに今回は165mmのオールマイティー系の刃を使用しました。
この丸ノコだと、最大12cmのスリットまで入れられることがわかりました。
スリットを12cm以下にしたい時は一定の位置で止まるような工夫をするか、サイズを下げた刃を使用するなどの工夫が必要になりそうです。
チップソー
使用した刃
終りに
以上、卓上丸ノコでスリットを入れる方法の紹介でした。
もし参考にされる場合は電動丸ノコが相手になるので作業や工夫を施す際は十分に気を付けて作業してください。
また紹介した方法は使用するチップソーによって作りが違うので、それぞれでの対応が必要になると思います。
それではよいDIYライフを。
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