JIROです!
塩ビパイプに縦のスリットを入れみたので紹介します。
それではさっそく参りましょう。
※お約束ですがDIYは自己責任です。安全は自身で確保して作業しましょう。
縦スリット加工その1
まず塩ビ管に縦にスリットを入れる場合は『端まで切れているスリット』と『両端が閉じているスリット』の2パターンが考えられます。
今回は『両方ともチャレンジ』してみたので、まずは塩ビ管の端まで切れてるスリット加工についての紹介します。
使用した機材
端まで切れているスリット加工ではプロクソンのミニテーブルソーを使用しました。
テーブルソーとはこのように『テーブルの中央に電動丸ノコ』の先端だけが飛び出ているような工具です。
テーブルソーを台の上に置く
今回の作業では後でテーブルソーごとクランプをするため、まずテーブルソーと同じ大きさくらいの台を用意してその上に工具を置くようにします。
ガイドを作る
そしてテーブルソーには『木の端材』などで両サイドにガイドを作ります。
テーブルソー付属のガイドもありましたが小さすぎて不安定だったので、ここでは『2本の木材』をパイプの大きさに合わせてテーブルソーごとクランプしてガイドにしています。
ストッパーを用意する
あとはスリットの深さを揃える為に『ストッパー』も用意しておきました。
ここでは長いバークランプをテーブルソーごとクランプしてストッパーとしています。
もっと長いスリットを入れる場合は、『部屋の壁』などをストッパーに利用しても良さそうです。
長いバークランプ
カットして終了
あとはテーブルソーを動かして塩ビ管をストッパーで止まる所までゆっくり手で押し上げたらスリット入れ作業完了です。
ミニテーブルソー
縦スリット加工その2
次は端まで切れていないタイプの縦スリット加工についてです。
パイプの端が残るため、さきほどのより強度が残るスリット加工です。
使用する機材
使用する工具は卓上丸ノコ(マキタLC0700F)です。
ただし今回は『イレギュラーな使い方』をするので、すべての丸ノコで行えるかわかりません。
また危険が伴う非推奨な使い方をするので注意が必要です。
固定器具を取り外す
まず卓上丸ノコについてるフェンスやバイス部分を取り外します。
卓上丸ノコを作業台に置く
そして卓上丸ノコごとクランプしたいので、なにかしらの台の上に置きます。
なので使用する台は『クランプしやすいもの』にします。
ガイドを作る
次は『台に載せた卓上丸ノコ』にガイドフェンスを縦向き作ります。
まずここでのガイドは写真のように適当な厚みのある木材を『クランプで固定してフェンス』としています。
このフェンスの位置はカットする塩ビ管をセットしたときに、『刃がパイプの中央にくる』ように合わせて位置を調節します。
TIPS:ここでの木材は厚み3cmのものを使用しています。
パイプを固定する
そして写真のように『木材で作ったフェンス』には塩ビ管を沿わせてクランプしてセットします。
セッティングの際は丸ノコを下した時にクランプに刃が当たらないよう気を付けて設置します。
長いバークランプ
ストッパーを用意する
塩ビ管に複数スリットを入れる場合はスリットの長さを揃えたいので、刃を一定の場所で止めるためのストッパーを用意します。
ここでは2種類方法を考えてみました。
ストッパーその1
その1は木の端材で適当に作ったストッパーです。
丸ノコを下すと木材の位置でボディが当たって止まります。
ストッパーその2
その2はパイプを縦に置くため丸ノコを下すと安全カバーが開くのでそれを利用したストッパーです。
ここでは『養生テープ』で木片をカバーにつけてストッパーにしています。
TIPS:配管の太さや長さによっては安全カバーが開かないかもしれないので、実際の材料で確認する必要があります。
カットして終了
あとは丸ノコをゆっくりストッパーまで降ろせばスリット入れ作業の完了です。
複数スリットを入れる場合はパイプを回して『好きな位置』でまた同じ作業を繰り返します。
この作業では『刃を深く下ろしすぎる』と端が切れたり向こう側まで切れてしまうかもしれないので注意してください。
短いパイプの注意点
短いパイプでこの作業をする場合は、クランプの都合上、固定するのが難しくなります。
なので短いパイプにスリットをいれたい場合は長い状態で作業してから『パイプを短くする』のが良さそうです。
マキタLC0700F
終わりに
というわけで以上、私はこんな感じで縦スリットを入れる作業を行いました。
全体的に汎用性の低いセッティングばかりなので、参考にされる場合は必ず自分自身で安全を確認しながら作業お願いします。
それではよいDIYライフを。
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