JIROです!
『個別に魚を管理したい』
けどそれぞれに水槽を増やすと水替えが面倒くさい。
そんな気持ちから、今回は一度で水換えが済むようにを『1つの水槽』で別々に飼育するための水槽を設計してみたので紹介します。
それではさっそく参りましょう。
現在の餌用水槽の不満
まず今回の水槽で目指すのは『1つの水槽で別々の飼育をする』こと以外にも『魚を取り出しやすい』水槽であることもあります。
というのも一般的な水槽だとどうしても『フィルター』の『パイプ』などがあるので、魚を取り出したい時の障害物になりやすく邪魔になります。
そんなに気にするほどのことか?とも思われそうですが『繁殖とかで選別とかする人』とかであれば気になると思いますし、私の場合は『餌用のストック水槽』なので毎日のように魚を取り出すことになります。
というわけで、出来るだけキャッチする際のストレスを軽減しつつ、『個別で飼育できる水槽』を目指して設計していくこととします。
大き目の水槽をセパレートする
で、まず構想としてはシンプルにセパレートすると大体こんな感じのイメージになります。
ただ、このままでは『フィルター類が水槽の中で邪魔な問題』が残っているので次の方法で解決することにしました。
背面濾過に目を付ける
それは水槽の背面でろ過することです。
この『背面ろ過』であればパイプ類は飼育スペース内にほぼ不要になります。
もちろん全ての部屋をつなげるので『水換えも1回』でまとめて行えます。
ただ、1つ『懸念』があるとすればろ過のスペースについてです。
飼育スペースとろ過スペースとの関係
背面濾過は水槽とろ過が一体となっているのでろ過スペースを増やせば飼育スペースが減るという関係にあるため、どちらも多くすることは出来ません。
できれば『飼育スペース』も『ろ過スペース』も多く取りたいですが、今回は難しいのでさらなる工夫を考えました。
底面濾過との融合
それが背面と同時に底面濾過もすることです。
要は『底面に通水性のある仕切り』を置いて背面に流れるようにすることで、底床の砂利をそのままろ材として機能させることができます。
背面濾過と組み合わせることで、底面ろ過でも『パイプ類』はほぼ無くります。
これでほとんど不満は解消されましたが、ここから『給水の分岐が必要無くなる』ようさらに設計を煮詰めていきます。
エサ管理水槽の最終設計
で、最終的にはこんな感じの設計になりました。
オレンジ部分は『底面用の仕切り』で赤い部分の仕切りには『スリット』など入れて水が隣の部屋に流れていくようにします。
また『右の部屋』は底面から給水するような形をとり、『左』と『中央』の部屋は底面で通水するようにしておきます。
これで部屋に一切のパイプを設けずに、全ての部屋をジグザグに砂利を通りながら背面へと向かうことで『底面ろ過』をしつつ『給水の分岐も不要』になりました。
底面ろ過の設計
さきほどの水の流れを平面図で表すとこんな感じです。
『水の流れ』は矢印のように上から下へと交互して流れるようにして底面ろ過をします。
背面濾過の設計
そして背面側の濾過槽のイメージはこんな感じになります。
背面部分は濾過というより『水の流れを調整する』意味合いが強くなりました。
動力については緑で示したの塩ビパイプに『水中ポンプ』を設置します。
終りに
これで『魚が取り出しやすく』『3種まで分別』できて『水換えも1回』で済む理想的な水槽の設計が出来ました。
活性炭も積みやすく、底面ろ過をメインにするので水替えの時にろ材の清掃も同時に行えるので『メンテナンスも楽』です。
多段のオーバーフロー水槽を『○○マンション水槽』とか呼びますが、この場合は『平屋水槽』でしょうか?
というわけで、次回は水槽の製作編です。それではまた!
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背面濾過水槽
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