こんにちは!となりのアクアリウム、JIROです!
突然ですが、省スペースで効率的に生体を管理できる水槽をいっちょ作ってみようと思い立ちました!
効率的な管理水槽はエビやメダカなど様々な理由で需要があると思いますが、私の場合はズバリ餌用です。
生体や餌の種類も増え、当然不満が色々溜まって来ますし、既製品では限界もあります。
というわけで、私史上最高の効率的管理水槽を考案してみました!(←私史上なので言うほど大したもんじゃないので注意)
現在の餌用水槽の不満
まず私が解決したい現在の不満をちょっとだけ説明。
水量
まず私のもっている餌用水槽がSサイズと非常に小さい。
餌を採取してきた日は超過密になるので、さすがに水量を増やしたい。
餌が餌の餌になるので分けたい
現在、エサ用水槽が1つなので餌が餌を食うような状況です。
特にザリガニは攻撃力・守備力共に高いので、できれば別でストックしたい。
あとヌマエビなど小さいエサもできれば分けてしまいたい。
しかし、私には餌用ストック水槽を複数水槽管理する根性はないし場所もないのが現状。
取りずらい
フィルターなどが餌をキャッチする時に少し邪魔です。
そこまで困ることでもないですが、できればパイプ類や投げ込みフィルターなど無くしてスッキリさせたい。
彼らが最後にすがる、小さな砦をも排除したいという訳です。
結論
つまり私が求めるのは、餌を餌として、健康に無駄なく肉食生物の腹に収めること。
さらに省スペースで、なるべく手間を少なくしたいという、怠惰かつ非道な要求です。
こんな事を考える自分はヤバイやつなのではないだろうかと心配になります。
それはさておき、それらを満たす水槽を自分なりに設計してみました。
大き目の水槽をセパレートする
餌を分別したいのですが、小さな水槽で複数を管理すると、手間も増えるので避けたい。
そこで水量アップも兼ねて、今までより少し大きな45cm水槽をセパレートして餌用水槽にすることを考えました。
次の問題は濾過をどうするかです。
背面濾過に目を付ける
ほとんどの濾過はパイプなどが邪魔になるので、水槽と一体型になっているタイプの背面濾過にすることにしました。
背面濾過で水槽をセパレートすれば水量、分別、管理などの面で私の要求を満たしています。
しかし、1つ問題が。
それが濾過の面です。
濾過用にスペースをとれば、生体スペースが減るし、生体スペースを広くすると濾過が貧弱になります。
餌用水槽はそれなりに過密になる時もあるので、濾過はしっかりしたい。
そこで、さらなる工夫を考えました。
底面濾過との融合
濾過を強化するために底面ろ過と融合させることにしました。
背面濾過と合わせることで、底面ろ過のパイプ類も邪魔にならなくなります。
これでほとんど不満は解消されましたが、私好みにさらに煮詰めました。
エサ管理水槽の最終設計
最終的な設計はこんな感じになりました。
分かりにくいので、底面ろ過部分(水槽表側)と背面濾過部分(水槽裏側)をそれぞれ平面の図で解説します。
底面ろ過の設計
水槽を表から見たイメージ図です。
底面ろ過は3室を上から下へと交互して流れるようにしました。
右側は背面濾過室の下から吹き上げるように出て来て、最後は左側のスリットに吸い込まれていきます。
CMで『伏流水で磨かれた水』みたいなフレーズを聞いたことがありますが、ろ過のイメージはそんな感じです。(ただのOFの濾過槽とも言う)
背面濾過の設計
水槽を裏から見たイメージ図です。
背面部分は濾過というより、機能上の調整役の意味合いが強くなりました。
それぞれちょっとした役割があるので1室ずつご紹介します。
右側の部屋の説明
右側は見ての通り活性炭の濾過室です。
上の赤いスリット部分から、生体のいる部屋の水が流れて来ます。
餌用水槽なのにわざわざ活性炭をいれたのは、ニオイの軽減狙いです。
餌水槽は過密になるとアクアショップ?みたいな魚臭が強くなる時があるので…
生物ろ過の濾材をいれても良いのですが、底面で十分されると思うので、ニオイ軽減を優先させました。(どの程度効果が出るかはわかりませんが…)
中央の部屋の説明
背面部分の中央の部屋です。
この部屋は水槽全体の上下に動く水の流れをベストにするための帳尻合わせの役割になりました。
それについて簡潔に説明するのは力不足のため出来ませんでした( ´Д` )。
※塩ビパイプが上を向いてるのは水槽内での止水域を減らしたかったからです。
左側の部屋の説明
背面濾過の左側部分です。
動力は塩ビ管の中にエアストーンを上からいれてエアレーションするだけの簡単な作りにしました。
この部屋の役割は名づけて『バブルシャッター』です。
ここで噴き上げられた水はその後、生体室に向って下に流れていきます。
フタは当然あるので、ここの部屋で完全にエアレーションの飛沫をシャットアウトします。
エアレーションのシャットアウトにこだわる理由
エアレーションを動力源にするのは合理的で好きですが、飛沫は水槽周辺が汚れる大きな原因になるのがネックです。
あとエアレーションの飛沫が手に飛んでくるのが、個人的に困ります。
水槽の水アレルギーなんて、この世に無いと思うのですが、恐らく私は水槽の水アレルギーです。
昔全然平気だったんですが、いつからか水槽の水に触れると手かめちゃめちゃ荒れるようになったので、なるべく触れないように気をつけています。
なので、少量とはいえ飛沫が気になるので完封したいのです。
終りに
この水槽により、水替えは1回で済んで、今までより水量も増えて、3種に餌を分別できて、濾過もそこそこできて活性炭まで積めるし、エサは取り出しやすいく、エアレーションも完封。
なかなか私の要望を満たしています。
餌用の水槽とは言え、なかなか見ていて楽しい水槽になりそうです。
水槽がオーバーフローで繋がっている水槽を○○マンション水槽とか呼びますが、この場合なんて呼べばいいのだろうか…平屋水槽?
そもそも横に繋がっている水槽の一般名称がわからない事に気付く( ´Д` )
というわけで、次回は自分でもよく分からない水槽の製作編の予定です。それではまた!
NEXT>>セパレートした背面濾過水槽の仕切り自作!
背面濾過水槽
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