今回は前回作った設計を元に背面濾過水槽の自作を進めていきます。
私が考えたのは背面濾過と底面ろ過を融合させたセパレート水槽です。
なお、作る水槽の詳しい内容は前回の記事をご参照ください。m(_ _)m
それではさっそく参りましょう!
仕切りの組み立て方法
水槽内をセパレートする仕切りは塩ビ板で制作します。
今回の仕切りは濾過の関係で、仕切りの下部が開いてる箇所があるので、図のように組み合わせて作ることにしました。
スリットの入った大きな仕切り(紫部分)と、小さくて短い仕切り(青部分)で構成します。
水槽への取り付け方法
水槽へはシリコン接着します。
作業の流れとしては、まず仕切りを完成させてから、後から全部一気に水槽へ接着する方法にしてみました。
背面濾過側が狭くて後からシリコンを入れるのが大変そうですし
仕切りを1枚ずつ接着するより、先に自立する仕切りの状態の方が作業が楽になるかと思ったからです。
仕切りを自作する
仕切りの塩ビ板のカットについては、今回は購入店の無料カットサービスを駆使してカット済です。
カットが精確なので、大変ありがたいサービス。やみつきです。
自分でカットする場合の参考記事⇒カット方法まとめ!塩ビ板やアクリル板の自作!
スリットを入れる
仕切りを組み立てる前に、必要な箇所にスリットや穴あけを施します。
穴は16Aのバルブソケットを入れるので、ホースソーで22mmの穴をあけました。
塩ビのスリットはこちらの記事で紹介した方法で行いました。⇒チップソーで塩ビ板にスリット加工を入れる方法!
ホールソー
仕切りの接着
塩ビ板は専用の接着材で接着します。
塩ビ板の接着は液状で、接着剤付属のスポイトなどで接着面に流すだけで簡単に接着する事ができます。
接着剤は、板の上に垂らしてしまうと汚くなるので気を付けましょう。
私はナンダカンダで垂らしてしまい、汚くなりがちなので人に言ってる場合じゃありませんが…( ´Д` )
塩ビ板接着剤
仕切りの完成
仕切りをすべて接着しました。
濾過は底面で賄う為、背面部分は極力狭くしたかったのですが、シリコン接着作業など考えて、手がギリギリ入る程度の大きさにしました。
なので、背面も濾過スペースとしても十分な広さになりました。(活性炭しか入れない予定ですが)
仕切りは接着した後、さらに三角棒で角をすべて補強したので頑丈に仕上がってます。
水槽に仕切りを接着する
仕切りを水槽に接着するためにマスキングします。
シリコンは先にある程度塗っておいて、上から一気にハメて接着します。
仕切りは自立はするのですが、そのまま置くと僅かに前面左側に傾くので下に1cmの塩ビをかまして接着することにしました。
作業開始
シリコンを先に塗りました。
均一にシリコンを絞り出したかったですが、テクがないので全然できませんでした。
所々いのちの輝きくんみたいになってます。
この上から仕切りをざくっとはめます。
シリコンをならす方法
今回はヘラを使わずに指でシリコン作業をしてみることにしました。
なんか意外とそっちのほうが早くて、融通が利きそうな気がしたんですよねぇ…
思ったより時間がかかる作業
シリコンを塗ってから、仕切り側にもマスキングしたり、撮影など悠長にしてたら真夏ということもあり、思ったよりシリコンの硬化が進んでしまいました。
作業し始めて、『あ、これヤバイかも』と思いましたが、時すでにおそし。
ゴテゴテになるシリコン。焦って汚くなるシリコン。思った以上に作業が難航しました。
他にもスペースが狭いのでテープを剥がす時に、ガラスにシリコンがついたり、手で作業したので、ちょっと触れてシリコンがついたりでテンヤワンヤです。
なぜ人はヘラを使って作業するのかを理解しました。(遅っ)
部屋の床もツルッツルになりました。
完成
お見せするのが申し訳ない仕上がりです。マスキングしてたのにガタガタ。(マスキング浮いてたのかも?)
あとマスキングを剥がす時には、すでにシリコンが固まってしまってヒダみたいにビロビロになってる箇所が他にも沢山あります。
これまで、あまりよく考えずにシリコン接着作業をこなしていたツケが一気にここで出ました( ´Д` )反省。
大反省会
今回の制作は反省点の多いものとなりました。
反省は一人で心の中でしておけば良いのですが、万一似たようなものを作ろうとする人、もし次に私が作る機会があれば、反省を思い出せるよう、ここに記しておきます。
制作手順の反省点
今回は仕切りを全て完成させてから一気にシリコンの作業をしましたが、シリコン作業に手馴れてない場合はちょっと難しいかもしれません。
手早くシリコンを処理してテープを剥がすことができれば良いのですが、私の腕では間に合いませんでした。(焦って作業してシリコンが余分に残ったり、時間も掛かってしまい、シリコン乾いてがヒダになる。)
なので次作る時は、まずは紫部分の仕切りだけを作ってシリコン接着してから、残りの青い部分を1つずつ、シリコンと塩ビ接着して仕上げたほうが良さそうです。
まぁ一番の原因はそもそものテクが足りないのですが( ´Д` )
終りに
失敗すると凹みますが、不思議なもので失敗した方が次への制作意欲が高まる気がします。
あーやればよかった、こーすれば上手く行きそう!って想像すると実際に試したくなってウズウズします。
なので、金銭的にもったいなくても、作り直そうかと思いましたが、ゴミにすると物質的にやっぱりもったいないので取り敢えず、このまま使用することにしました。
シリコンは汚くなったものの、シールが切れている所はないと思うので、使用する分には問題ないでしょう。
使いやすいエサ管理水槽を目指して、もうちょっと続きます。
それでは!
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コメント
結構釣れました。本年は、ウナギを12本釣り、ミニウナギ1匹を水槽に入れています。
話がそれましたが、
テナガエビを飼育するシステムで、仕切りを設けた水槽が欲しいと思っています。
水槽でのテナガエビ観察は、とても楽しく、つい持ち帰るのですが、
雄同士の縄張り争いはつきものです(今はストラクチャーを多く入れて対応)。
ただ、タンパク系が不足すれば、必ずや共食いになり、飼育環境を考える必要があります。
寿命が短い種だけに、OF化マンションは大げさなので、
平屋?長屋?スタイルは良いと思っています。
ご参考まで
https://i-jas-suiten-blog.tumblr.com
申し訳ありません。投稿に失敗しました。
再掲します。
—
JIROさん、お久しぶりです。
平屋水槽の製作を興味深く拝見しています。
前々から、仕切りある水槽が欲しいと妄想していましたので、参考になります。
また、底面ろ過は個人的に推しです。
わたくしごとですが、
緊急事態宣言以降、細々と釣行しております。
都内の河川で、テナガエビ、ハゼ、ウナギ狙いです。
結構釣れました。本年は、ウナギを12本釣り、ミニウナギ1匹を水槽に入れています。
話がそれましたが、
テナガエビを飼育するシステムで、仕切りを設けた水槽が欲しいと思っています。
水槽でのテナガエビ観察は、とても楽しく、つい持ち帰るのですが、
雄同士の縄張り争いはつきものです(今はストラクチャーを多く入れて対応)。
ただ、タンパク系が不足すれば、必ずや共食いになり、飼育環境を考える必要があります。
寿命が短い種だけに、OF化マンションは大げさなので、
平屋?長屋?スタイルは良いと思っています。
ご参考まで
https://i-jas-suiten-blog.tumblr.com
Bikuさん、こんにちは!
底面濾過は私も大好きです!
平屋水槽(?)の製作が少しでも楽しんでいただけたのなら幸いです^^
ウナギ12匹とはすごいですね!
ウナギ、テナガ、ハゼ、どれも食べたらすごく美味しそう(笑)
リンク先はすべてBikuさんのページ(?)ですかね?
色々拝見させていただきました^^
Jyu-kichi可愛いですね!
私はウナギが採れたことがないので羨ましいです^^
いつか採れたら是非飼育したい魚です!
テナガエビを飼ってしまう気持ちわかります^^
抜群にカッコイイですし、生活感が見えるので楽しいですよね。
あと、エサを入れた時の反応がコミカルだったり(笑)
野性味溢れる多頭飼育も魅力的ですが、どうしても共食いが起きる種となると仕切りがあると安心出来ますね^^
JIROさん、コメントありがとうございました。
YOU TUBEの方もちゃんと見ていますよ。
・イモリのアクアテラリウム
・カメのエサくれくれダンス
ウナギは楽しいですね。
海とつながっている以上、都市型河川には必ずいますので、
釣っても、観察しても、とても楽しいです。
現在は二匹を飼育しています。
ご提示したたサイトは、当方のページです。
リブログ機能で、他人様の写真も含まれますが、大半の写真は当方のものです。
海外の写真など、撮りためたものが沢山あるのですが、
小まめに管理するのが苦手なため、いい加減にアップしています。
無料サイトのブログも書いていますが、
wordpressに移行しようと思いつつ、サーバーの手配などが面倒で
放ったらかしです(笑)。
ありがとうございます!
拙い動画ですが、見て頂けてうれしいです^^
ウナギますます飼育したくなりました(笑)
なるほど~色々なブログサービスがあるものですね!
WordPressは私のようなIT音痴でも手続きさえすれば簡単に始められるので、
ありがたいサービスである事に違いないですが、サーバー代も掛かるし、ちょっと面倒そうですよね(笑)