JIROです!
今回は前々から気になっていた葛西臨海公園に行ってきました。
なぜ気になるかと言うと『淡水生物館』なるものが存在するからです。
私は普段から『淡水のアクアリウム』と『ガサガサでの採取』をしている身なので日本の淡水の生物にそそられてしまいます。
なので水族館にいっても海水の生物しかいないところだと、ちょっと『残念』な気持ちになったりします。
まぁ普段から馴染のある生物をわざわざ水族館に行ってまで見たい心境というのも謎ではありますが…
それではさっそく『葛西臨海公園』を紹介していきましょう。
葛西臨海公園駅へ!
まず葛西臨海公園はディズニーランドで有名な舞浜駅の『隣』の葛西臨海公園駅から行くことができます。
降りたら駅構内から『水族館を全力で推してくる』ので、水族館までは何も考えていなくても辿り着けます。
方向音痴の私にとっては最高に親切な作りです。
葛西臨海公園水族館:海水編
ワクワクは最後まで取っておきたい派なので、当初の目的である『淡水生物館』はメインディッシュとして取っておくこととして、まずは海水コーナーから見ていきましょう。
海水コーナーは水槽ごとに『世界の海をテーマ』に展示しているようで、7つの海の魚たちを一網打尽に見学することができます。
タマカイ
海水魚はまったく知らないので見ても分からない事だらけなのですが、やっぱり『大きいものは偉い』と思いますね。
このキレイな青色の魚はタマカイという魚ですが、まぁ色とかはどうでもよくてとにかく凄まじくデカいのです。
それだけで『やべー!すげー!』っと元から無い語彙力をさらに捨てて水槽前で唸っていました。
これは写真ではそこまで大きさが伝わりにくいですが、熱帯魚屋さんで見かける大型魚をアルファードだとすると、『4t車くらい』のインパクトがあります。
普段の『川での採取』では15cmくらいの魚でもデカいやん♡みたいな世界で生きているので、多分何回見てもこいつには驚かされてしまうと思います。
ドクウツボ
で、次もまたデカいシリーズでタマカイと同じ水槽に居ためちゃめちゃデカいドクウツボです。
ドクウツボは『スミダ水族館』にも居ましたが、こっちのほうが太くて長くてド迫力でした。
スミダ水族館と違い葛西臨海公園は『自然の海水』を利用できるので全体的にデカい魚が多い印象です。
トラウツボ
次はカッコいい部門のトラウツボです。
『海水魚』は淡水魚にはない異世界級のビジュアルがわんさか居るので淡水アクアリスト勢としては羨ましい気持ちもあったりします。
『色合い』も『造形』もバチバチに決まっています。
こちらもスミダ水族館にも居たので、世間でも人気の魚なのかもしれません。
クロマグロ
あと葛西臨海公園と言えばマグロ水槽です。
刺身にすれば100万円くらいになりそうな『ドでかいマグロ』がたくさん泳いでいます。
別に泳いでいるマグロにそんなに興味はなかったのですが、マシンのように一瞬で加速して『銀色の塊』がビュンビュン動く姿はめちゃかっこ良かったです。
『白身魚は瞬発力』で『赤身魚は持久力』みたいなイメージでしたが、赤身魚も十分に早すぎて見蕩れましたね。
深海の生物
で、海水エリアの他には深海の生物も多数展示されていました。
ただ流石に深海のゾーンは暗いのでi Phoneでまともに撮れたのは『動かないコイツ』くらいでした。
オオグソクムシ
その撮れた生き物はと言いますと、『絶食』や『餓死(?)』でなにかと世間でも話題になるオオグソクムシです。
フォルムは我が家で飼っている『ワラジムシとほぼ同じ』ですが、サイズは1万倍くらいデカいです。(もっとかも)
ただ見た目が『妙にリアルな偽物っぽく』て、さらに動かないので本物の作り物のようでした。
大きな生き物が死ぬと深海では『このサイズの分解者たち』が光なき眼でゾロゾロと集まってくると思うと怖さもありますが胸も熱くなりますね。
葛西臨海公園:淡水生物館編
というわけで、お待たせしました。
気もそぞろに大体『海水コーナー』を楽しんだので、ついに真の目的の淡水生物館へ行きます!
時期はゴールデンウィークのまっただ中。
おそらく関東中から淡水ファンが集まってきているはずです。
普段ずっとソロプレイなので、同じ淡水好きが沢山いると思と『少しドキドキ』してしまいます。
それではいざ!入館してみるとそこには…!!
入館!
…まさかの誰もおらず。
…まさかの誰もおらず。
…まさかの誰もおらず。
海水コーナーにあれだけ人が居たのに、ここには人っ子一人居ません。
もしや事件でキープアウトされているのかとも思いましたが、どうやら普通に開館中のようです。
観賞する分にはすっごく都合がいいのですが、ゴールデンウィーク中でこの有様だと『将来が心配』になってしまいます。
まぁこうなったら逆に『一人で贅沢に楽しんでやるぜ!』ってなもんですが。
ただ、この水槽は池を横から観察できる水槽なのでロマンはあるのですが、なにしろ『奥行もある』ので人の気配があるこちらには魚が一向に近寄ってないため、ただ遠くの魚を眺めるだけとなりました。
なんか悲しい。
まぁ自然のスケールの大きさをウリにしてそうだから仕方ないのかなぁ…
でも大きな水槽と静かな空間は悪くないですよ!本当に!
アズマヒキガエル
で、ここには他にもアズマヒキガエルや『身近な日本の淡水生物』が展示されていました。
個人的にヒキガエルはいつか飼育してみたい種の1つなので飼育環境の参考にさせていただきましょう。
トウキョウサンショウウオやアカハライモリ
あとは『トウキョウサンショウウオ』や『シュレーゲルアオガエル』、『ツチガエル』など身近なものから少し遠い距離感の普通種たちも展示されていました。
ただ、レイアウト的にはネイチャーアクアリウムなどのアクアスケープで『調教されてしまった目』には少し物足りない感じが否めません。
自分だったらもっと『レイアウトを楽しむのになーっ』とは思いますが、まぁ生き物の展示なのでレイアウトガーなんて言うのは素人からの余計なお世話ですね。多分。
ゼニタナゴ
で、中庭には小さなビオトープ的なものがあり『日淡好き』ならニッコリしてしまうゼニタナゴが飼育されていました。
少し痩せている気もしますが、もしかするとけっこうなお歳なのかもしれません。
ビオトープはまだ寂しい雰囲気でしたが、『睡蓮』なども植えられているようなので夏になればもっと華やかになっているのではと期待しています。
ヤマメなど渓流魚
そして次の部屋は渓流を再現した水槽があり、これは凄かったです!
ご覧の通りものすごい水量が流れ出ており、本当の渓流のようです。
これだけ『広い流路』で『この流量』を人工的に作り出すとなるとすんげーデカいポンプが必要だと思います。
しかも『ヤマメ』や『ワサビ』の展示ということは夏はある程度冷やす必要もあるかもしれないので電気代も結構すごそうです。
あと『周りの岩』とかも本物にしろ擬岩にしろ、これだけの大きさの物を用意・設置するにはとんでもない労力が掛かるはずです。
渓流の流路も水が横から漏れ出さないよう防水する必要もあるでしょうから、これはかなり気合いの入った水槽だと思いました。
『家庭用のアクアリウム』しかやったことない人間からしたら想像できないレベルの水槽です。
これ設計するの大変だっただろうなぁ…と思いを馳せてしまいますが
残念ながらここにも誰もいませんでした。
いや見る側としては嬉しいんだけれども…
カジカガエル
で、最後はカジカガエル水槽です。
良くも悪くもコケリウムでした。
人間は人目がないと髪の毛も髭もボーボーになりがちなので、この水槽もあまりに淡水生物館に人が来なさすぎて担当者がやる気を失っているのかもしれません。
いや、きっとそれは邪推ですね。
生き物の元気さえあれば良いのです!
現にカジカガエルはいたしている真っ最中だったので、きっと『カエルにとっては天国』なんだと思われます!
アクアリストの葛西臨海公園の水族館の感想
★★★☆☆
というわけで、以上淡水生物館などの紹介でした。
葛西臨海公園は『入場料が安い』わりに立派な水族館だったのでとても良心的な価格設定だったと思います!
『とりあえず水族館に行きたい!』みたいな人にとっては値段も安いし公園もあるしなかなか良い施設なのではないでしょうか
アクアリストにとってのレイアウト的な見どころはありませんでしたが 、全体の込み具合もそれほどではなかったのでとても鑑賞しやすかったです。
水族館としては、喜べないでしょうが…
しかし淡水生物館は大型連休中にも関わらず誰もいなかったのは『奇跡』だったのか、はたまた『通常運行』なのか…気になるところです。
なにはともあれ、淡水生物館に惹かれてくる私のような客も少なからずいるので、できれば生き物の展示に加えて『淡水ならではの緑豊かなレイアウト』があったらライトユーザーにもフレンドリーになるのになぁ、と思いました。
それではみなさんよいアクアライフを。
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