全力で小型アクアテラリウム専用の水槽を自作してみた!

JIROです!

今回はアクアテラリウムのために特化した小型の水槽セットを作ってみたので紹介します。

それではさっそく参りましょう。

全体像

まず完成した水槽セットの全体像はこんな感じです。

水槽の仕組みとしては、まず濾過が『背面』で出来るように作ってあります。

そして背面で濾過された水は『背面上部の給水管』から分岐して掛け流せるようにして、アクアテラ陸上部分への水分補給が行えるようにしています。

またアクアテラでは『水位変動』が個人的にイヤなので『排水口の位置』で水位に下限をつくり、水を入れすぎなければ水位を一定に保つ*ことが出来るようにもしています。

※ただし、代償として最初に設定した水位以外でレイアウトできなくなる呪いにも掛かっています。

水槽台

そして水槽台ついては『アルミフレームの3030』をメインの材料に使い、木材と組み合わせることで無骨になりすぎないようデザインしてみました。

水槽台は電源と一体型で作っており、『コンセント部分を裏側』に隠して『スイッチを前面』に配置しておくことで、見た目と使いやすさの両立を目指しています。

天板がない状態

水槽台の中はこんな感じです。

僅かですが『スペース』を用意してあるので、『エアポンプ』や『電源コード』・『電源タイマー』などゴチャつきやすい要素は全て収納して外見をスッキリさせられます。

天板

あと水槽台はちょっとしたこだわりとして、天板のマットが見えなくなるように作っています。

見た目はほぼ変わらないのですが、『目の聡い人』であればちょっとだけスッキリとした印象を受けるかもしれません。

と、色々と小ネタが詰まった水槽なので、もし万が一『作り方』が気になったらYoutubeで紹介しているのでよかったら見てあげてください!

水槽台フレーム編→https://youtu.be/tMfh7ExxRsg

コンセント製作編→https://youtu.be/kuimxXum7R4

天板&完成編→https://youtu.be/8wwUY_c83V8

背面ろ過

そして背面のろ過では『物理ろ過』と『流動ろ過』が出来るようになっています。

流動ろ過の仕組みを簡単に紹介しておくと、循環用の『給水ポンプ』を少し大きめのもの(コンパクトオン600)を使い、『汲み上げた水』の一部を動力源として濾過槽に戻すことで、ろ材を動かしています。

ちなみにここでは流動ろ材にBB弾(0.12g)を代用品として使っていますが、出来るならちゃんとしたろ材を使った方がいいと思います。それでももし使用する場合は目あらしなどをしておいた方が良さそうです。

BB弾0.12g

給水の分岐

給水管については大部分を『塩ビ管』で配管して、途中にエアチューブ用の『ステンレス製のコック』を挿すことで『分岐』しています。

コックの取り付けは塩ビ管に『4.8mmの穴』をあけてから、コックを電動ドリルのチャックで挟んで、そのままねじ込んで取り付けています。

ネジ付きコック

照明

照明は家に余っていた『中古のクリップライト』と『ビニールコーティングされたスチール管』を組み合わせてスタンドと一体型のライトを作ってみました。

またゴチャつき要素となるクリップライトの配線は『パイプの中』を通すことで、ここでもしっかりと隠蔽してあります。

パイプ

ライトスタンドの固定

ライトスタンドの固定はこんな感じでイレクターのパイプ用のホルダーを『貫通しているタイプ』と『貫通していないタイプ』の2種類を使って保持しています。

これだとスタンドがくるくる回る状態で保持できるので、レイアウト作業などライトが邪魔なときは『横に動かせる』のでとても便利です。

パイプ用ホルダー貫通

パイプ用ホルダー非貫通

スライドフタ

水槽のフタは『金網仕様』のスライド式で用意してあります。

このアクアテラ水槽では魚類だけでなく、『アカハライモリ』や『サワガニ』なども飼育することを想定しているので、使いやすさを考えたらこのようなフタの形となりました。

ちなみに金網については『ステンレスメッシュ』で4mm程度の編み目をチョイスしています。

使用したステンレスメッシュ

フタの開閉

スライドの開閉についてはちょっとこだわりがあって、フタが少しでも『広くあけられる』よう枠から飛び出るように設計してみました。

飛び出さないスライドフタの場合だと最大の開け幅を得るためには2枚のスライドを『同じ大きさ』にする必要がありますが、この方法であればそれ以上の開け幅を得ることが可能になります。

自分の希望をほぼ叶えられたフタになったので、なかなかお気に入りのフタです。

※作り方についてはYoutubeの方で紹介していますhttps://youtu.be/iW0tuki7Ti4

配線の取り出し

ただフタは被せる時に『水中ポンプの電源コード』が邪魔になるので、そこは水槽のフチにU字の加工を入れることで対処しています。

そして取り出した電源コードは『モール』で隠しつつ水槽台の裏側まで持っていって、『あまった電源コード』は水槽台の内部に詰め込み隠しておきます。

根が几帳面ではないので隠すときはキレイにせずにぐちゃっと詰め込みます。

レイアウト方法について

レイアウト方法についてはこの水槽が『奥行きが狭く『縦長』という、普通のレイアウトするにはちょっと厳しい状況だったので、レイアウトは背面に素材を貼り付けていくことにしました。

ただ直接水槽に貼り付けていくのは『やり直しが効かない』のと、水槽内での接着作業は『狭くて大変』になるので、レイアウト用のパネルを別に作ったのでそちらに接着レイアウトをしていきます。

レイアウト用のパネル

そして、こちらがそのレイアウト用のパネルです。

排水口』などは作るので、それなりに手間はかかりますが接着の作業性はメチャメチャ良くなります。

ただし、『素材がはみ出す』と水槽に入れられなくなるのでそこは注意が必要です。

レイアウト後

で、さきほどの『レイアウト用パネル』の接着レイアウト後はこんな感じになりました。

水槽背面の全面を素材でデコレーションできるので、適当に作ってもなんか『それっぽく出来る』ので、とても気に入りました。

ちなみにモケモケの黒いやつは『活着君』で、ココでなにかしらの植物を育てていこうと思っています。

活着君

おわりに

というわけで、以上が今回製作したアクアテラリウムに特化した水槽セットでした。

ちなみに『水槽の水位』は半分よりちょい下くらいの20cm程度で固定できるようになっています。

ここまできたら早く植栽して水を張りたいところですが、右側も作って揃えてから稼働していこうと思っています。

あとめっちゃどうでもいいですが、レイアウトの作業風景もYoutubeでアップしているのでよかったら是非お目汚し下さいまし。

それではよいアクアライフを。

Youtube⇒背面ごとレイアウトするアクアテラ水槽の下地作り編

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