アクリル板や塩ビ板のカット面を研磨する方法。端面をキレイに整える。

JIROです!

今回は『アクリル板』や『塩ビ板』カットした断面をキレイにする方法について紹介します。

それではさっそく参りましょう。

使用する材料と方法について

写真は塩ビ板

アクリル・塩ビを磨く方法は、基本的に研磨シートを使って作業していきます。

研磨シートには『#100』や『#240』などの番手がついており、数字が高くほど細かくなって、仕上がりがキレイになります。

ただし、番手が高くなるほどキメ細かくなる分、削る能力が下がるので、最初は低い番手から初めて徐々に番手を上げていくように作業します。

TIPS:番手を上げる場合は倍くらいを目安にします。例#240⇒#400など

作業方法

塩ビ板やアクリル板の端面を磨くセッティング

研磨作業のセッティングは、まず硬くて平滑な板*と作業台を用意します。

※ここではガラス板を使用

そして研磨シートをガラスの上に置いて、ヨレたりしないように木材などと一緒にクランプで作業台に固定します。

研磨シートが大きすぎる場合は適当なサイズにカットして使用します。

TIPS: 研磨シートをカッターでサイズ調節する場合は裏からカットするようにします。 研磨する側からカットすると、カッターの刃がすぐに刃こぼれして切れなくなってしまいます。

研磨

研磨作業する時はアクリル板や塩ビ板の断面を当てて上下に動かします

カットした断面が粗ければ粗いほど低い番手*から始めた方が整えるのが早くなります。

※個人的には120番くらいから始めることが多いです。

TIPS:研磨する時に板材の保護シートは剥がさずに、付いたままの状態の方が板材が汚れにくくなります。

研磨シート

その他のポイント

カットした断面が歪んでいて磨きにくい場合は、研磨シートを粗めにして挟んだ木の直角などを利用して沿うように磨きます。

また研磨シートの取り替えが頻繁になる場合は、クランプは固定と解除が手早くできるスプリングタイプなどがオススメです。

スプリングクランプ

仕上げ

写真はアクリル

断面をツルツルにまで仕上げたい場合は、#1500~#2000程度まで磨いてから、最後にピカールなどの研磨剤で磨くとピカピカになります。

ピカールを使う場合は、布などに含ませて断面を拭き上げるように作業します。

研磨剤

作業性重視版

次に研磨作業の効率を重視したバージョンを紹介します。

必要な道具は『バインダー』とL字の『アルミアングル』です。

バインダー

まずバインダーはなるべく『枠の無いタイプ』で『反りのない』硬質なものを用意します。

アルミアングル

次にアルミアングルバインダーと同じ長さくらい(20~30cm)くらいにカットしたものを用意します。

ちなみにL字の大きさはいくつかのサイズ有った方が便利*になるため、できれば小さめと大きめのアルミアングルを用意します。

※L字のサイズは大きい方が直角を取りやすくなりますが、細い板を磨く時は小さい方が磨き易くなるなど、板材の大きさによって作業性が変わるため、いくつかのサイズがあったほうが便利になります。不等辺アングルであれば1本でも便利に使えます。

作業方法

作業方法は研磨シートをバインダー挟んで、アルミアングルを手で押さえながら作業するだけです。

この方法だと、直角はアルミアングルでとれますし、研磨シートの交換はバインダーなのでクランプより簡単で準備するのも早いです。

また手で押さえているアングルをずらすだけで、直角を取りながら研磨シートの新しい部分を使うことができるので効率的に作業できます。

終わりに

以上、カットした断面を研磨する方法についてでした。

ツルツルまで仕上げようとする多少時間が掛かるので、必要に応じて適当なところで切り上げて作業スピードを調節してみてください。

それではよいDIYライフを。

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