DIY ろ過槽・配管

ウールボックスの自作!オーバーフロー水槽DIY!

2020年3月12日

初めてオーバーフロー水槽を自作したい!と、思った時に障壁となるのが恐らくウールボックスの自作だと思います。

しかし、作り方と道具が分かれば誰でもつくることができるので、是非1度チャレンジしてみてほしいDIYです。

というわけで、今回は初心者向けのシンプルなウールボックス自作を紹介します。

ウールボックスの設計

ウールボックスの設計図

シンプルなウールボックスの設計イメージ図です。

ウールボックスのサイズは、使用するウールマットや濾過用サンプを考慮して設計していきましょう。細かい仕様は作りやすいよう適当に変更してかまいません。

※ウールボックス内のオーバーフロー用仕切りとは、ウールマットの目詰まりなどで、万一水があふれた場合の逃げ道です。板を1枚追加するだけで製作できますが、不要であれば無くてもかまいません。

設計の注意点

ウールボックスの幅はフックの無い状態水槽にギリギリ入るくらいのサイズで設計します。(2mmダウンくらい)

理由としてはウールボックスの幅が水槽の幅に対して小さすぎると、ウールボックスを寄せた時にフックの片側が濾過槽に落ちたりする可能性があるからです。

※濾過水槽に引っかけるフックの厚みによります。

ウールボックスの材料

ウールボックスを自作する場合、必要な材料はアクリル板塩ビ板になります。

ウールボックスであれば、板材の厚みは大抵の場合3mmくらいあれば十分です。

どちらでも製作方法に大きな違いはありません

アクリルと塩ビ板の特徴

アクリルと塩ビで製作方法に違いはなくても、材質による特徴はあるので、それぞれ簡単に紹介します。

アクリル板の特徴:透明度が高いが湿気で反りやすい。※フタなど薄い物を作る時には注意が必要

塩ビ板の特徴:アクリルに比べると、少し青みがかって透明度が低いが湿気で反りにくい。

どちらか好きな素材を選んで製作していきます。

材料のカット

板材を必要なサイズに切り出します。

自分でカットする場合はPカッター切断機材を使用します。

※カットする方法について分からない場合は、こちらの記事でも紹介しています。⇒カット方法まとめ!塩ビ板やアクリル板の自作!

カットするのが無理そうな場合

ウールボックスの自作で一番時間が掛かるのが板材のカットです。

もし、カットするのが難しそうであれば、切り出しサイズを計算して『はざいや』さんなどのネットショップで購入時にカットしてもらうと、費用は掛かりますが製作がだいぶ楽になります。

板材の接着方法

ウールボックス組み立てには接着剤を使用します。

板材が塩ビ板であれば塩ビ用の接着剤、アクリル板で作る場合であれば、アクリル用の接着剤があります。

どちらの接着剤も液状になっており、付属しているスポイトやシリンジなどで吸って接着作業します。

※写真に写っているシリンジは別途用意したものです。接着剤付属のスポイトより接着剤が流し込みやすくなります。

シリンジ

ウールボックスの製作

それでは接着方法や組立ポイントなど、実際の作業とともに紹介します。

『必ずこの順番で作らなければならない』、というものでは無いので参考程度にご覧になってください。

ウールボックスの外側の製作

ウールボックスの外側部分から作ります。

ここでは塩ビ板で組み立てていきますが、アクリル板であっても作業内容は同じです。

接着作業

塩ビ板の接着

板材を仮で固定しながら、塩ビ板が重なった部分に接着剤を流し込みます

吸われていくの確認しながら、針先でなぞるように接着します。

接着のポイント①

接着材が吹き出さない程度に、しっかり接着剤を流し込みます。

接着剤が流し込まれると濡れ色になるので、目視で確認できます。

※流し込みが不十分な箇所があったら、後からでもいいので接着剤を追加で入れましょう。隙間が大きくて埋まらない場合は後ほど補強で埋めることができます。

接着ポイント②

しっかり接着するまで動かさないようにする。

※暖かい時期だとすぐに(30秒くらい)接着しますが、冬場はもうちょっと時間が掛かります。状況によって接着時間が変わるので注意しましょう。

フタ受けの製作

板材を接着して四角い状態にできたら、フタ受けなどを取り付けていきます。

フタ受けは、フタがキレイに収まるように、フタの厚み分だけ下げた位置に取り付けます。

サイズ切り出し時のポイント

フタ受けのような、箱の内側と同じサイズの材料の場合、箱の外側を作ってからだとギリギリすぎて入らなくなることがあります。

自分でミリ単位の調整を簡単に行える場合は気にすることはありませんが、ショップで切り出してもらう場合や、アクリルカッターしか手元に無い場合は、切り出しサイズを僅かに小さめ(1mmなど)にしておくと良いでしょう。

※または組み立て手順を変えて、フタ受けが入らなくなることを防ぎます。

接着作業

フタ受けの接着はウールボックスを逆さに向けて、フタと同じ3mm厚の塩ビ板を下に噛まして位置決めをしました。

※底上げした材料に接着剤が流れないように気をつけます。ここでは仮止めして下に噛ました塩ビを外してから再度接着剤を全体に流し込みました。

補強について

ウールボックスを補強をする場合には板材と同じ材質(アクリルor塩ビ)の三角棒などが使えます。

角に沿って補強することによって、水漏れ防止や強度がグッと高くなります。

隙間ができて、漏水する場合にも上から補強を入れることで手直しできる場合があります。

※三角棒が無い場合は端材を利用します。

メッシュボード受けの製作

ウールマットを置くための、メッシュボード(あるいはパンチングボード)を支えるための受けを作ります。

切り出しサイズの注意点はフタ受け同様です。

メッシュボード受けを補強する

ウールボックス補強2

メッシュボード受けを接着して三角棒で部分的に補強しました。

ここは落水の圧力が掛かる部分なので、念のため補強しておきます。

メッシュボード

製作した受けにのせるメッシュボードを用意します。

メッシュボードでなくても構いませんが、なるべく水はけの良いものが好ましいです。

ニッパーなどでカットしてサイズを調節します。

セパレート仕切り

フック部分の製作

ろ過水槽に引っ掛かるフック部分を接着します。

端材や四角棒などを利用して製作します。

製作ポイント

フック部分を接着する時は、下に木材などカマして接着すると左右の高さが揃います。

※垂直方向にたくさん液剤を流し込むと下にタレてしまう事があるので、仮止めしてからボックスを横向き(水平)にして流し込みます。

オーバーフロー仕切りの製作

ウールボックス内にオーバーフロー用の仕切りを作ります。

これはウールマットが目詰まりした時の水の逃げ道になるので、ボックス内の天井より少し低く設計しておきます。

仕切りの接着

ウールボックスオーバーフロー用仕切り水溢れ防止

パイプの排水位置などを考慮して、オーバーフロー用仕切りを接着します。

※余談ですが、仕切りの取り付け位置を左右に調節することによって、使用するウールマットの長さも調節できます。

ウールボックスの完成

簡単な自作ウールボックス完成

これでウールボックスの本体ができました。

あとはフタができれば、ウールボックスが完成します。

フタの製作方法

ウールボックスのフタを製作します。

フタについては、色々バリーションがあると思いますが、ここでは簡単な製作方法の1例を紹介しておきます。

穴をあける

フタにオーバーフローの排水管より少し大きなサイズの穴を開けます。

穴は電動ドリルなどにホールソーをつけて開けることができます。

ホールソーは配管径の規格に合わせて複数のサイズの刃がセットになっているものがおすすめです。

ホールソーのセット

フタを半分にカットする

穴をあけたフタを半分にカットします。

最後に端材などで、フタに取っ手などをつけあげればウールボックスの完成です。

※アクリルで製作した場合は、取っ手を反り防止の補強と兼用した作りにすると良いかもしれません。

組み立てに役立つ道具

以上でウールボックスの自作は終了ですが、最後にウールボックス製作時にあると便利な道具を紹介しておきます。

ハタガネ

ハタガネでウールボックスを製作中

ウールボックス製作時にハタガネがあると仮組みに便利です。

またハタガネが4本ほどあれば、ある程度ウールボックスの形にしてから一気に接着することもできます。

POINT:ハタガネを閉めている部分は接着材が流れ込みにくくなる事があるので、ハタガネを外した後に確認して不十分であれば再度接着材を流し込みます。

ハタ金300mm2本組

切断工具

やはり板材をカットする機材があると大変便利です。

ショップでカットをしてもらうにしても、手元でも簡単にカットできる機材があると、修正や手直しに非常に役立ちます。

個人的にベストな機材はスライドソウですが、大きくて高いので簡単に購入する気にはならないと思うので、ミニテーブルソーなどがおすすめです。

小さくても有るのと無いのとでは段違いです。

ミニテーブルソー

終りに

以上、ウールボックス自作紹介でした。

みなさまの自作に少しでも役に立てば幸いです。

製作したウールボックスなどの設置作業についてはこちらで行いました。⇒アクアテラリウム用にオーバーフロー水槽をセッティングしてみた。

それではよいアクアライフを!

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