アクアリウムや川での採取活動が好きなJIROです!
今回はフィールドワークで頼もしい相棒となるカメラ『TG-6』を紹介します。
TG-6は携帯性に優れたコンパクトカメラでありながら、野外活動や生き物などの撮影に必要な機能がギュッと詰まっている頼もしいカメラです。
それではさっそく参りましょう!
タフすぎるオリンパスTG-6
まず野外での活動では『雨・砂・寒冷・衝撃』など様々な状況が発生します。
そんな状況での使用を普通のカメラに求めるのは酷ですが、TG-6はタフが売りのカメラなので心配無用です。
耐衝撃2.1m、耐低温-10℃、耐結露、防塵などハードな環境でも使えるように設計されています。
さらにTG-6は、例え川に落としたとしても大丈夫なほどの高い防水性能を持っています。
水中撮影が可能
TG-6の防水性能は何もつけない状態でも15mあります。
つまり水没は怖くないどころか、そのままの状態で水中撮影が可能です。
通常水面付近の撮影は気を使いますが、TG-6であればそのままドボンしても良いのだから最高です。
また水中用の撮影モードが用意されているのも頼もしい限りです。
※もちろん、TG-6は動画の撮影も出来ます。
Tips:ダイビングなどで水深15m以上の場所で撮影する場合は専用のプロテクターが用意されています。
TG-6防水プロテクター
顕微鏡モードがすごい
TG-6の最高な機能の1つに『顕微鏡モード』があります。
顕微鏡モードを使うと超接近での撮影が可能になり、植物や昆虫などの小さな生き物を撮影するのに抜群の威力を発揮します。
これも特別なレンズなど不要で『ダイヤルを回すだけ』で可能なのが嬉しすぎます。
※もちろん顕微鏡モードのまま動画も撮影出来ますし、水中撮影もOKです。
ここまで近寄れる
どのぐらい近寄れるのか?というと、TG-6を水槽に直接つけてもガラス越しの砂利にピントが合わせることが出来ます。
砂利が画面いっぱいに映し出されており、目では確認しづらいような細部までしっかり映ります。
Tips:TG-6にはHDMI出力もあるので、モニターに映し出せば顕微鏡のように使えて、そのまま動画や写真にも保存できると考えるとコスパも良さそうです。
植物に近寄る
試しに顕微鏡モードで花の蕊(しべ)に近づけてみると、肉眼で見るよりずっと多くの情報が確認できます。
Tips:念のため補足しておきますと、当ブログの画像データはサイズを縮小した上で90%に圧縮をしているので、実際のデータはもっと大きくてキレイになります。
光学ズームと合わせる
いくら近づけるとは言え生き物相手では限界がありますが、もちろんTG-6には光学ズームもついてるので、劣化を抑えて逃げやすい生き物にも近寄りやすくなります。
深度合成
さらに顕微鏡モードの中にある深度合成機能(テントウムシマーク)が手軽に使えてめちゃくちゃ便利です。
通常の顕微鏡モードの撮影だと被写界深度が浅くなり、写真上のようにトンボの羽の右側がぼけてしまいますが、深度合成モードで撮影することによって後方にまでピントを合わせることが出来るようになります。
深度合成の注意点
深度合成機能の注意点は複数のピントに合わすので撮影に1秒~2秒かかるので、被写体が動いたり手が大きくぶれると『深度合成に失敗』したり『残像』のような写真になることです。
しかし、深度合成モードで撮影しても、通常のマクロ撮影と深度合成したものの2つとも保存できるので、途中で被写体が動いたりして『深度合成に失敗』しても通常のマクロ撮影分が残るので安心です。
スマホとの連携
TG-6はタフなだけでなく、今どきのカメラらしくiPhoneなどにリアルタイムの映像を転送*できます。
バリアングル以上にフレキシブルな画面確認を行えますし、そのままiPhone上でシャッターも押せるのでリモコンシャッターとしても使えます。
もちろん撮った写真はアプリで携帯に送れるので、SNSへの投稿なども簡単です。
※オリンパス公式アプリ(無料)が必要です
comment:TG-6の特性を生かして、カメラを水中に置いて水上で画面確認とシャッターを押す、なんてのも良いかも。
アクセサリーでさらに楽しく
TG-6はアダプターを装着すれば、市販のフィルターやコンバーターレンズなども使用できるようになります。
また純正のコンバーターレンズはTG-6用らしく水中でも使用可能となっています。
他には、顕微鏡モードで役立つ『ライトガイド』や『フラッシュデュフェーザー』などの照明補助のアクセサリーなども用意されています。
※顕微鏡モード(マクロ撮影)で役に立つライトガイドの使い方はこちら
↓TG-6ライトガイドの使い方↓
TG-6のケース
TG-6で使えるケースは沢山ありますが、オリンパスから純正品もいくつか販売されています。
その中で個人的に気に入ったのが『取り出しやすさ』と『通気性』を兼ね備えたオリンパス純正のTough用ソフトカメラケースです。
Tough用ソフトカメラケース
Tough用ソフトカメラケースは耐水性・通気性・速乾性に優れており、水辺や水中で撮影した後にしまっておいてもムレにくいメッシュ状の構造になっています。
またケースやカラビナに金具を使用していないため錆びる心配もありません。
カメラをすぐに取り出せて、ベルトなどに通して装着することもできるので、ケースのコンセプトがまさにTG-6にピッタリです。
Tough用ソフトカメラケース
持ち歩いて楽しい
TG-6は持ち歩いてると、なんにでも近寄って撮影したくなる魔力があります。
カメラ好きでなくとも、小さな自然を撮影する楽しさが体に伝わってきます。
おわりに
最後にあえて言うならTG-6は望遠が必要な人や写真撮影をメインで楽しみたい人には少し物足りないかもしれません。
しかし持ち運びが楽で『堅牢性』が高く、アクセサリー無しで『水中撮影』できる防水性能と、ダイヤルを回すだけで『マクロ撮影』が行える本機はそれだけで十分の価値があると思います。
どこにでも持っていける気軽さはフィールドワークのメモ張にもピッタリです。
以上TG-6の紹介でした。
それではまた。
オリンパス TG-6
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