爬虫類レイアウト!ビバリウムのバックボードの制作DIY!

JIROです!

今回は前々から準備していたビバリウム用バックボードの制作をしていきます。

それではさっそく参りましょう。

バックボードを制作するケージ

まず制作するバックボードを収めるケージは『パンテオン』になります。

このパンテオンは組み立て式のケージとなっており、背面や側面のパネルが『取り替え可能』な仕様となっています。

なので今回はこのパンテオンの特性を生かして、付属していた『背面のガラスと交換』する形でバックボードを制作していくことにしました。

バックパネルの基礎部分について

パンテオンのガラスと入れ替えるバックボードは『黒い塩ビ板』にしました。

塩ビ板は元のガラスと同じ厚さ『4mm』にして、『サイズも同じ』大きさにカットしてあります。

はざいやさんなどの2カット無料がついてるショップで購入するとカットの手間が省けるのでオススメです。

※自分で塩ビ板などをカットする方法についてはこちらで紹介しています。

補強

バックボードにはレイアウト素材を取り付けるので、重みでたわんだりしないよう『補強』の意味も込めて、2枚目の塩ビ板を重ねて接着しました。

ちなみに2枚目の塩ビ板はケージの内側のサイズに合わせてあります。

漏水対策

さらに漏水対策として『3枚目の塩ビ板』を重ねて接着しました。

3枚目の板は『フレームの溝』に水分が回りにくくなるよう、図のように下側のフレームに被さるような形にしています。

これにより、もし霧吹きなどで壁面に水をかけても『フレームから漏水しにくくなる』ようなイメージです。

また3枚目の板材を接着することで、バックパネルの強度はさらに上がりガチガチになっています。

流木のデコレーション

バックボードの基礎が完成したので次はデコレーションしていきます。

まずボードには『流木』を取り付けていきます。

流木は切り株タイプのものを利用して、裏から『ビス止め』することで固定します。

切り株タイプ流木

流木の固定

流木の取り付け作業についてはまったく考えていませんでしたが、『不定形な流木』を押さえながら裏からビスを打つのは意外と厄介な作業でした。

腕が4本あれば簡単そうなのですが、ここではとりあえず流木は養生テープで固定してビスを打つことにしました。

もっと良い方法がありそうですが、取り急ぎ現場で思いついた方法でがんばっています。

パッキン

ビスには『ステンレス製』のトラスタッピンねじを使用しています。

トラスタッピンねじにした理由は『塩ビ板』と『ねじ頭』の間にパッキン(ガスケット)的なものをいれておいたからです。

つまり、トラス頭はパッキンを押さえるように機能している感じです。

これは大した問題にはならないと思いますが、霧吹きなどで水をかけた時に『ビス穴』から漏水させないための対策です。

ちょっと不細工ですが、裏は見えないので気にしないでおきましょう。

Tips:めっちゃどうでもいい話ですが、トラスタッピンねじが全ネジだったので、流木と板材を隙間無く締め上げられるように板材側の下穴はビス径より大きめにしてあります。

石のデコレーション

次はバックパネルに石をデコレーションしていきます。

最初は『本物の石』を貼り付けようと考えていましたが、実際に石を載せてみるとかなりの重さになりました。

パンテオンは構造的に『負荷』が側面のガラスなどにも掛かってくる可能性があるので、あまり加重をかけ過ぎると良く無さそうと思い、ここでは『擬岩』を作って貼り付けることにしました。

スタイロフォームの擬岩

擬岩はスタイロフォーム使って作りました。

擬岩の作り方はスタイロフォームを『適当に成形』してから、『セメントを下塗り』して、最後に『アクリル絵の具』で色つけしています。

計ってはいませんが、擬岩にするとリアルに比べて重さが1/20以下くらいにはなるイメージです。

※詳しい擬岩の作り方についてはこちらでも紹介しています。⇒擬岩の作り方!爬虫類ビバリウムのレイアウトなどに使える石のDIYまとめ!

スタイロフォーム

モルタル

アクリル絵の具

貼り付け

作った擬岩の貼り付けは『シリコンシーラント』で行いました。

バックボードが黒なので、はみ出ても目立たないようシリコンも黒色にしています。

擬岩は軽さだけでなく『接着面』を真っ平らに作れるので、壁面にくっつける時も便利です。

シリコンシーラント

コーキングガン

取り付けたパネル

というわけで、完成したバックボードを取り付けてみました。

このレイアウトの狙いとしては、流木の上は照明に接近できるため、多少なりとも熱が伝わると思うので、そこでヘビが『体を温めることができる』ようなイメージです。

狙いが外れたら、ただただ生体を取り出し辛いだけのレイアウトになるので、是非ヘビには活用していただきたいと思います。

フタの開閉部分が当たる

ちなみに何も考えずにバックボードの上の方まで擬岩を貼り付けたせいで、フタのロック部分が擬岩に当たって、実は閉まらなくなっていました。

ただ、『擬岩』だったので簡単に削れて修正は余裕でした。

これがもし『本物の石』でやらかしていたら簡単には削れなかったので危なかったです。

終わりに

最後に完成したケージを『』入れてライトアップしてみました。

バックボードがあると『裏側の配線』など目隠しにもなるのでなかなか便利です。

これでケージのセッティング作業にも終わりが見えてきました。

あと一息です。

それではよいビバライフを。

パンテオン

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