日本のドジョウ飼育!初心者からおすすめできる淡水魚

古くから身近な淡水魚の1つであるドジョウ。

日本には沢山の種類のドジョウが生息しており、その中には飼育が難しいものから簡単なものまで様々です。

今回は数あるドジョウの中から、最も飼育しやすくタンクメイトとしても優秀なドジョウ(マドジョウ)の飼育方法について紹介します。

それではさっそく参りましょう!

ドジョウとは

ドジョウ(マドジョウ)は日本の在来種で、体の模様は個体によって変わります。

いわいる底物の魚で、水槽内でも下層を中心に行動します。

ちなみに餌用のドジョウで流通しているものは、よく似た中国産のドジョウやカラドジョウである場合があります。

TIPS:日本には2017年に和名が提唱された、ドジョウとよく似たキタドジョウという種もいます。キタドジョウは福井県、神奈川県以北の本州と北海道に分布し、ドジョウとの間では生殖隔離が成立しています。また一部の離島にも固有種と思われるドジョウが確認されています。

ドジョウの生態

ドジョウの生態

ドジョウは水田や池沼のような、流れのない泥底や植物の豊富な止水域などを好み生息します。

水中の酸素が少なくなると、水面に上がって空気を口から取り入れて腸で呼吸することができるため、比較的に酸欠状態にも強い魚です。

分布域

日本のドジョウの分布図
参考資料:山と溪谷社 日本の淡水魚(2019)176P

ドジョウの分布範囲は非常に広く、日本各地に生息しているため、全国的に採取可能です。

※ソフトの都合上、一部を除いて都道府県ごとの色付けになっています。離島などの分布については詳細不明です。

TIPS:北海道のドジョウについては放流由来の集団の可能性も指摘されています。

繁殖

ドジョウの繁殖期は5月〜8月です。

水温の高い水田や一時的水域などに移動して、オスがメスに巻きつき産卵します。

水槽内での自然産卵は難しいと言われています。

雌雄判別(見分け方)

ドジョウの雌雄判別方法

オスの胸鰭は大きく尖り気味で、メスの胸鰭は小さく丸みがあります。

また成熟したオスは背鰭付近がやや膨らみます。

最大全長

成魚で10cm〜15cm。

最大で20cm程度まで成長します。

寿命

水田域などの野外では1年〜2年と考えられています。

TIPS:飼育下では10年以上生きることもあります。

食性

雑食性。

泥や砂ごと吸い込みながら摂餌します。

ドジョウの入手方法

日本のドジョウ大きい

ドジョウは食用やペット用など様々な用途で販売されています。

人気があり、店頭でもよく販売されているため、ペットショップやホームセンターでも簡単に入手可能です。

もちろん川で自ら採取することもできます。

TIPS:日本の淡水魚は途方ない時間をかけて育まれた地域ごとの遺伝子があります。簡単に手に入るドジョウですが、国外の種はもちろん日本のドジョウであったとしても絶対に放流しないようにしましょう。

ガサガサでの採取

ドジョウのいる川

ドジョウを採取する場合は、田んぼが近くにある小川や水路などによく居るのでおすすめです。

タモ網で砂ごと掬ったり、水際の植物をタモ網でガサガサすると採取できます。

ドジョウの飼育環境について

ドジョウを飼育するのに必要なのは水槽やフィルター(ろ過器)と砂利や隠れ家になるレイアウト素材です。

また生き物を飼育している水槽が無い場合は、ドジョウを入手する前に水槽を立ち上げておく必要があります。

TIPS:水槽を立ち上げて生体を導入する場合は、レイアウトやフィルターをセットして1ヶ月ほど水槽を試運転してから徐々に生体を増やします。

水槽の大きさ

ドジョウの終生飼育は一般的なS~Mサイズの水槽から可能です。

飛び出しやすいので、水槽にはフタを設置します。

TIPS:フタの少しの隙間からでも飛び出すことがあるので、水位を高くし過ぎず、工夫してなるべく隙間が無くなるよう心がけましょう。

レイアウト

水槽のレイアウトはシェルターや流木や石を使って、隠れられる場所を用意するとドジョウが安心します。

ドジョウは砂を掘るので、水草を使いたい場合は流木などに活着するタイプがおすすめです。

TIPS:水槽に敷く砂利は何でも構いませんが、ドジョウが砂に潜ったり砂ごと吸い込んで摂餌する姿が見れる細かい砂はおすすめです。

ろ過フィルター・水質

ドジョウのフィルター

水槽のフィルター(ろ過器)は簡単な投げ込みフィルターから飼育できます。

水槽に使用する水は必ずカルキを抜き、週に1/3~1/2程度の水換えを行います。

TIPS:水替えサイクルの中に魚の食欲が落ちたり、状態が悪くなる場合は水替えの頻度をあげたり、水槽を大きくして対応しましょう。

カルキ抜き

水温・ヒーターについて

ドジョウは室内であれば、ほとんどの場合ヒーター無しで飼育することができます。

ドジョウを飼育する場合の水温は10℃~28℃までを目安に飼育します。

照明

アクアリウム用品でなくてもよいので、簡単な照明をつけておきましょう。

照明は無くても飼育できますが有ったほうが観察しやすく、昼夜のメリハリはあったほうが健全な飼育と言えます。

水草を入れている場合は、水草に合ったライトを使用します。

テトラ エコライト

照明の管理方法

照明時間の管理は自動で照明のON/OFFをしてくれるプログラムタイマーを使うと規則正しく照射できるのでとても便利です。

プログラムタイマー

ドジョウの飼育環境まとめ

  • 水槽S~Mサイズで終生飼育可
  • フィルターはなんでも良い
  • 水道水のカルキは抜く
  • ヒーター不要
  • 照明はできれば設置

水槽セット

ドジョウの餌

ドジョウの餌は沈下性のものを選びます。

特にドジョウ用でもなくても構いません。

ドジョウはなんでもよく食べるので餌付けで困ることはありませんが、導入直後は餌を食べない事もあるので様子を見ながら餌が余らないよう給餌してください。

エサ

ドジョウの混泳について

ドジョウは温和なので混泳に向いています。

ドジョウにイタズラしない魚であれば、ドジョウ以外の魚とも混泳に向いています。

細かくなって落ちてしまった餌も食べてくれるので、タンクメイトにぴったりです。

混泳している魚の餌がドジョウにまで行き届くようであれば、ドジョウ用に餌を与えなくても大丈夫です。

おわりに

ドジョウは珍しい生き物ではありませんが、可愛さも飼い易さも日本の淡水魚屈指だと思います。

多くの地域で採取することができるので、川遊びで採取を狙ってみるのも楽しいひと時になるはずです。

気に入った方は是非水槽の一員に迎えてみてください。

それではよいアクアライフを。

参考資料紹介

日本のドジョウ

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