JIROです!
ここ最近、アクアリウムでバックボードのレイアウトについて考えるのにハマっています。
というわけで、今回は予てより考えていた『アクアリウム』でバックボードのレイアウトがし易い水槽を作ってみたので紹介します。
それではさっそく参りましょう。
バックボードのレイアウトとは
まずバックボードをレイアウトするとどんな感じになるかというと、こんな感じ(写真)で背景を塗りつぶすような雰囲気で普通とは違ったレイアウトすることができます。
このレイアウトはビバリウムケージですが、今回はこれと似たようなことをアクアリウムでもやってみようと言うわけです。
ただアクアリウムの場合だと、水槽の背面に直接デコレーションすると『やり直しが効かない』ことや、『水槽にビスで流木を打ち付けるわけにもいかない』など色々と課題もあります。
Link:このビバリウムケージのDIYについてはこちら⇒爬虫類レイアウト!ビバリウムのバックボードの制作DIY!
今回考えたバックボードの作り方
というわけで、先ほど挙げた課題点を解消するために、アクアリウムのバックボード製作では『背面ろ過水槽』と『バックボード』をセットで自作することにしました。
バックボードの仕様は画像のようなイメージで『背面ろ過との仕切り』に引っかけるような作りにすることで、手軽にリセットが効くような形になります。
あとバックボードを引っかけるのが背面ろ過部分なので、『毛細管現象』などで水が吸い上げられても水槽外にでる心配がないので安心です。
ビスも使える
また今回のようなバックボード仕様であれば、こんな感じでビスで流木を取り付けてダイナミックなデコレーションを加えるのも簡単です。
ビスを使う場合は皿頭のステンレス製ビスを使い、『皿モミ』を作っておくとガタつきなく背面に装着できるようになると思います。
背面ろ過水槽について
写真の背面ろ過水槽は以前に作ったものですが、基本的にはこれと同じ仕様で給水は砂の下から湧き水風にすることでバックボードを取り付けやすくします。
ただバックボードを取り付けるにあたってマイナーチェンジをしたので、その点などを比較しながらちょっと紹介していきます。
Link:背面ろ過の作り方はこちらで紹介しています⇒DIY!背面濾過水槽の自作紹介
背面を少し下げる
まず新バージョンの背面ろ過水槽ではバックボードを取り付けやすくするために、仕切りを全体的に少し下げて『部屋ごとの仕切り』を各所下げています。
排水口を上げる
そして今回のバージョンでは排水口の位置を上げて設計しました。
これは上の方が排水口隠蔽用のバックボードが作りやすいと考えたこともありますが、旧バージョンを使用してみた上で、排水口は上の方が『運用面』や『製作面』でも都合が良かったからです。
上にした理由
Caution:ここからは排水口を上にした理由を紹介しますが、バックボードの件とは少し脱線するのと話がややこしくて長いので、スルーしてもらっても大丈夫です。
まず旧バージョンで排水口を下の方に取り付けた理由は糞などのゴミを吸い込みやすくして、ウールマットの交換と一緒に取り除こうと思ったからでしたが、湧水的に給水しようとすると砂の厚みが想像以上に必要で、結果として砂も吸われやすい排水口の位置となり、ウールは砂まみれになるし背面にも砂が少しずつ溜まっていき、思っていたよりイケてない感じになってしまいました。
また背面は流動ろ過用に作っていますが、旧バージョンでは『水の流れ』が赤い矢印のように面倒くさい作りになっていますが、排水口が上部にあった場合は隣の仕切りを少し上げれば同じことができるため、流動ろ過用の濾過槽が断然作りやすくなります。
あと今回の仕様の方が前回より濾過槽の水位が下がりにくくなるので夏場の蒸発に強くなっています。
と、そんなこんなの事情で今回は排水口の位置を上にあげる運びとなりました。
Link:この流動ろ過の仕様についての詳しい解説はこちら⇒流動ろ過仕様の背面ろ過水槽の紹介!
バックボードの仕様
背面に取り付けるバックボードはこんな感じです。
バックボードの材料は『3mm厚の塩ビ板』で上部のフック部分は細くカットした塩ビ板を接着することで作っています。
角の空いている所は排水口の部分です。
塩ビ板の接着材
排水部分のバックボード
排水口用のバックボードは6mm程浮き上がるような作りになっています。
メインのバックボードの厚みが3mmなので、上下左右に3mm程度の隙間ができます。
ここだけで取り外せるので、排水口の清掃も手軽に行えます。
取り付けてみた所
2つのバックボードを取り付けてみた所です。
あとはこのボードに『石』や『流木』をデコレーションするだけです。
バックボードのレイアウト
で、バックボードのデコレーションはこんな感じになりました。
レイアウトは水槽の中にも流木をゴロっと置くつもりなので、背面は飛び出しの少ないシンプルなデコレーションにしています。
ちなみに今回の『素材の取り付け』はすべてシリコンシーラントの接着で行っています。
シリコンシーラント
終わりに
あとは水槽にレイアウトする流木などに『活着系の水草』を少し育ててから水槽を稼働させていこうと思います。
水槽が出来上がったらまた当ブログ、もしくはYoutubeなどで紹介するつもりです。
どうでも良いことですが、今回のDIYで『背面ろ過水槽の仕様』が個人的に求めている完成形にかなり近づいたような気がしていて、水槽を稼働させるのが結構楽しみです。
以上バックボードを取り付けやすい水槽の自作についてでした。
それではよいアクアライフを。
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