小型ボール盤レクソンDP-2550Rレビュー!東洋アソシエイツREXON!

JIROです!

ちょっとボール盤が欲しいけど基本デカすぎるんだよな~』ってことで今回は持ち運びが容易で寝室に鎮座させても良さそうな小型のボール番、REXON DP-2550Rを購入してみたので紹介していきます。

それではさっそく参りましょう!

DP-2550Rを選んだ理由

まず同じくらいの10kg前後サイズ感のボール盤はいくつもありますが、その中からDP-2550Rを選んだ理由はドリルチャックが標準で『10mm径タイプ』だったことです。

このクラスのボール盤だとチャック径が6.5mmタイプが多いようで、10mmタイプはほとんどありませんでした。

交換すればどうとでもなる部分かもしれませんが、面倒くさそうですし費用も掛かるためデフォで10mmあるに越したことはないでしょう。

スピンドルトラベル30mm

そしてボール盤のスペックで気になるスピンドルのストロークは『30mm』となっています。

30mmと言うと浅そうに聞こえますが、同じクラスのボール盤では「高儀BB-100A」、「パオックMDP-100」、「グレートツールMTB-6SP」など、スピンドルの動きが30mm未満のものも結構あるため、小型ボール盤では普通かそれ以上のストロークと言えます。

30mmより深いタイプ

逆にストロークが30mmよりさらに深いとなると、ゴリゴリのメイドインジャパンで高性能かつ高価な「榎本工業No.3100(35mm)」や、謎の中国っぽいメーカー「EnweMahi(45mm)」など結構限られてきます。(Amazon私調べ)

そしてさらにそれ以上を求めるとなると、サイズアップして大体20kgクラスのボール盤が主戦場にとなって今回の主旨に沿わなくなってしまいます。

昇降用のハンドルあり

これは買ってから分かったのですが、DP-2550Rには高さ調節用昇降ハンドルが付いていたのも良かった点です。

このサイズのボール盤だと商品ページを見る限り付いていないものが多そうでした。

ただ上下への移動はラックの歯が円柱に刻まれているためか単純に精度が低いのか、左右に少し振れながら昇降するので、便利ではありますが『正確性はない』で期待のしすぎは禁物です。

デプスゲージ・スピード調節あり

その他の機能には『スピード調節機能』や『デプスゲージ』などのよくある機能や、堅牢な『ヤンキーバイス』などもそつなく搭載されいます。

東洋アソシエイツによる保証

そしてあとDP2550Rは保証面も『しっかり』しています。

レクソン自体は台湾メーカーではありますが、日本では東洋アソシエイツさんが販売・修理*などを行っているため、万一の時も条件内であれば無償修理にも対応してくれます。

謎の中国メーカー品だと本当の初期不良以外は返品・修理などが難しいケースに陥りやすいですが、日本メーカーが保証をつけてくれているのは安心感が違います。

※24年2月時点

と、こんな感じで同じサイズのボール盤と比べると大体平均点以上の機能・スペックを備えつつ、価格も程々で保証もしっかりしているのが好印象のDP2550Rです。

イマイチだった点

ただDP-2550Rにイマイチな点が無いわけではありません。

これは分かってはいたことですが、まずダイアルで調節できる回転数が『3200~6200min-1』となっていることです。

一般的にドリルは径が大きくなるほど周速が早くなるため回転数を落として使いますが、DP2550Rは『最低速度』でもボール盤の中では結構早い部類に入いるので、被削材や用途によっては使い物にならないかもしれません。

ただし、小型のボール盤はどれも回転数が早めになる傾向があるっぽいので、小型機の特性上しかたのない側面があるのだと思います。というか、そもそも小型機なので大きなドリルを使うことは想定していないのかもしれません。

30mmのストロークはやっぱり短い

あとこれも分かってはいたことですが、小型ボール盤の中ではマシとは言え『ストロークが30mm』はやっぱりちょっと短いと感じてしましました。

作業を止めて一度ドリルを下げたり裏からも攻めたりすれば延長もできるので、今のところ面倒なだけで困ってはいませんが、50mmくらいあればな~っとつい思ったりもしてしまいます。

ただ50mmあったらあったで65mmあればな~とか、言い出すとキリがなさそうなので『小型であることを優先する以上仕方がなかった』と、諦めています。

ストッパー機能がない

そして唯一小型機であることと関係なく残念だったのが、『同じ深さの連続作業』がしやすくなるストッパー機能が無かったことです。

ストッパー機能はこのサイズのボール盤には付いていないことも多いですが、価格も同等程度の「プロクソンNo.28128」など搭載されいる製品もいくつかあるので、ちょっと残念な点でした。

ちなみにプロクソン28128は剛性に不安がありそうですが、4kgと軽くて懐も深く標準で平行ガイドが付いてたりするので、製作物によってはかなり良いところをついている気がします。

プロクソン28128

終わりに

とは言え、DP2550Rは実際に使ってみて予想外にダメだったことも特に無かったので、ある意味期待通りの製品でした。

スペック的には『物足りなさ』も多々ありますが、ほとんどが小型機であることの代償なので仕方がありません。私のようなライトユーザーには小型なことの方が重要だったりします。

もちろん普通にスペックだけでいったら30~40kgクラスのが欲しくなりますが、普通の部屋に置くにはなぁ…って感じですし。いや欲しいけども。

また芯ブレについては測定していないのでわかりませんが、目視や使っている感じでは特に気にならないので特に精密な工作物を扱わない場合は精度にも問題ないと思います。

というわけで、以上買ってみた小型ボール盤DP2550Rの紹介でした。

それでは。

レクソンDP255R

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