JIROです!
今回はオーバーフロー水槽を組む時に使用できる『塩ビ継手』や『水道用品』などについて紹介します。
それではさっそく参りましょう。
延長・曲げる
まず紹介するのは、配管する時に塩ビパイプ同士を継ぐことができるシンプルなジョイントパーツです。
パイプを90度に曲げるジョイントが『エルボ』。
パイプをまっすぐに延長できるジョイントが『ソケット』。
45度に曲げるものは『45度エルボ』などと呼ばれています。
エルボはオーバーフロー水槽の給水口部分などにも利用されます。
集合・分岐する
配管の分岐や集合をする場合には、『チーズ』と呼ばれるT字の継手などを使用します。
配管の集合パーツは他にもY字になった継手などもあります。
パイプの径を変える
さきほど紹介したエルボやチーズ、ソケットなどには、径違い(異径)になっているものがあります。
途中で配管のサイズを変えたい場合などに使えます。
止水
パイプを止水する場合などは『キャップ』を使用します。
頭が丸い形や平たい形のものがあります。
特に平たい形のものは、『ピストル』や『アウターパイプのフタ』など、自作する時によく使います。
↓ピストルの自作紹介はこちら↓
↓アウターパイプの自作紹介はこちら↓
流量調節
流量調節には『ボールバルブ』などが使えます。
アクアリウムでは農業用などの低価格帯のもので十分です。
脱着・分解
配管を接着しつつ後から脱着できるようにしたい場合は『ユニオン継手』を使用します。
配管の途中にいれることでネジ式で脱着できるようになります。
購入時の注意点
ユニオン継手の購入時には少し注意点があります。
ユニオン継手はパイプとの接続が接着になっているものと、ネジになっているものがあります。
基本的には両側とも接着でパイプと接続するものが使い易いと思います。
ピストル
給水管を排水管から取り出す場合は、『ピストル』と呼ばれる特殊な継手を使用します。
ピストルには主にストレートタイプとエルボタイプの2種類の継手があります。
※使用時の配管イメージはこちらで紹介しています。
↓ピストルの配管イメージ↓
水を取り出す
水槽や濾過槽などから水を取り出したい場合には、『バルブソケット+水栓ソケット』の組み合わせなどが使えます。
そういった使用する場合は、水槽に穴をあけるためシリコンやパッキン、シールテープなどで防水する必要があります。
※バルブソケットと水栓ソケットを組み合わせた、オーバーフロー台座としての使用をこちらで紹介しています。
↓簡単な台座DIYまとめ↓
水栓チーズ・エルボ
水栓ソケットには他にも『チーズ』や『エルボ』の形になっているものがあります。
ポンプとの接続
バルブソケットは、ポンプによって直接取り付け可能な場合があります。
オーバーフロー水槽を塩ビ管で組む時は便利です。
※ポンプについては詳しくはこちらで紹介しています。
↓おすすめポンプ1選↓
蛇腹ホース
塩ビ管を部分的に『蛇腹ホース』で接続することもあります。
一般住宅の排水口などで使用する蛇腹ホースは塩ビ管と同じ接着剤が使えて、ネジで取り外しできるソケットとも接続できます。
蛇腹のメリット
塩ビ管は寸法をきっちり測って配管を組む必要がありすが、蛇腹ホースであれば多少の長さが違っても組み立てることができます。
蛇腹ホース
ホースとのジョイント
ホースと塩ビ管のジョイントは、パイプの径と同じくらいのホースを挿して『ホースバンド』で止めたり、カミハタから出ている『塩ビ接続パーツ』などを使用します。
他にホースとのアダプター的なものは、適当な『ホースニップル+水栓ソケット』などを組み合わせても作れます。
塩ビ接続パーツ
ホースなどを入れるメリット
塩ビ管で配管する時でも、ホースや蛇腹ホースなどを部分的に入れておくと柔軟性が上がり、地震などでサンプや水槽がズレた時に配管を破損しにくくなります。
それぞれの使い分けは、給水部分ではホース、排水部分では蛇腹ホースなどとなります。
組み合わせる
今回紹介した塩ビ継手を組み合わせるだけでも色々作れます。
これは異径チーズなどを組み合わせてモーションチャンバー的なものを作ってみた例です。
配管をDIYをする
また塩ビ継手は少し手を加えれば、さらに色々なものが作れます。
これは40A×25Aの三重管セットを製作してみた例です。
※40A×25A三重管の詳しい製作はこちらで紹介しています。
↓40A×25Aの三重管水槽自作↓
終わりに
以上、アクアリウムでよく使う基本的な塩ビ管パーツの紹介でした。
これからオーバーフロー水槽を塩ビ管で組んでみたい!という人の参考になれば幸いです。
他にも使える塩ビの継手はまだまだ沢山あるので用途に合わせて探してみて下さい。
それではまた。
チャームのオーバーフロー水槽クロミス
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