
今回は前々回製作したオーバーフロー水槽を完成させます。
このオーバーフロー水槽のキーワードはズバリ『流動ろ過と集中ろ過』です!
少しロマンチック(?)なキーワードが並びましたが、実はただただ『ラクしたい 』 を追求した結果の産物です。
つまり、私がとても面倒臭がりな性格だということですね。
さて、自己紹介乙したところで、流動ろ過の自作設計をご紹介します!
自作流動ろ過の設計
オーバーフロー水槽における流動ろ過の設計はあまり出回っていないのか、そもそも誰も興味ないのか、ググってもチャームの参考画像くらいしか出てこないので自分で考えます。
そして今回採用する形がこちらです。

この設計についての実験や詳細は以前ブログでアップしました。
流動ろ過部分の製作方法
既にろ過槽本体は完成しているので、今回は流動ろ過する部分だけを作ります。

流動ろ過する部分は塩ビ板のつなぎ目を三角棒で45度に2回傾けて作ります。

流動ろ過のろ過槽を製作
それでは実際に作っていきます。
前々回自作した塩ビのろ過槽がこちら。

この濾過槽に先程紹介した流動ろ過部分を追加します。
材料をカット
今回使用する材料は3mmの塩ビ板と3mmの塩ビ三角棒だけです。
塩ビ板のカットはもちろんスライドソウ。
塩ビ板やアクリル板のカットが劇的に素早く、正確になる工具です。
⇒神工具!アクリル板や塩ビ板のカット加工が簡単で正確キレイに!プロクソンスライドソウの使い方!

塩ビ板にスリットを入れる
塩ビ板や三角棒をカットしたら塩ビ板にスリットを入れます。
塩ビ板にスリットを入れるのもスライドソウで行います。
塩ビ板で自作した治具をスライドソウに取り付けて作業します。

この自作したストッパーをつけておくと刃が一定の場所で止まるので安心して刃をおろせます。
流動ろ過部分を組立

塩ビ板のカットが終わったので組立・接着していきます。
まずは三角棒と塩ビ板を組み合わせてろ過槽の外で底の部分を作ります。

専用の接着剤をシリンジで塩ビ板と三角棒の継ぎ目に流し込んでいきます。
底の部分をつくる製作イメージ図

ちなみにシリンジと針は付属のものではなく別に用意しています。
シリンジ
針
作った底の部分をろ過槽の中にいれます。
しかし、底の部分は組み立てた後だと、中に入れるのがかなりキツキツ。
使用前からスリキズ不可避でちょっとブルーです… (T-T )
ちなみに補強で入れた塩ビ板で3cm勝手に底上げされるようになっています。

あとは位置を決めて、ろ過槽と底の部分を接着します。
そして仕切りとなる塩ビ板はろ過槽の中で傾きなどを確認しながら接着していきます。

スリットを接着する
スリットの塩ビ板を取り付ける前に完成させておきます。
途切れている部分を接着して継いでおきます。

スリットが完成したら先ほどの仕切りと同じように濾過槽に接着します。
簡単フランジの自作
なんちゃってフランジ(ふた受け)を取り付けます。
ろ過槽本体を自作した時の端材で切り出した、細長~い塩ビ板4mm厚を接着するだけです。
蓋を受ける部分は4mmしかありませんが、接着面は1cmあるのでかなり強力です。

しかし、これをフランジだと言うやつは私ぐらいでしょう。
流動ろ過部分のの材料費

今回の製作費です。
ろ過槽への追加分だけなので費用はあまり掛かりませんでした。
流動ろ過の自作ろ過槽完成

前々回作った『ろ過槽本体 』 と今回の 『 流動ろ過部分 』 で濾過槽はトータル6884円でした。
思ったより安くあがりました!
私は自作したあげく高くなることが多いので、今回はうまいこと経費節減できました。
前回の配管が高くついたので、これは素直にうれしいですね!
次はウールボックスですが、自作ならではのアホなやつを作ろうと思っています。
そしてウールボックスが完成したあかつきには…
ようやく私のアクアリウムが始まりそうです!(現在製作開始から約11か月目)
大型オーバーフロー水槽製作記の次に進む>>OF製作記!水槽台キャビネット内に防滴自作電源DIY

大型オーバーフロー水槽製作記の前に戻る<<塩ビ管で集中濾過の配管をする自作オーバーフロー水槽!
大型オーバーフロー水槽製作記の先頭の記事へ戻る<<<大型オーバーフロー水槽の自作!水槽台のデザインや設計図