JIROです!
完成したオーバーフロー水槽をアクアテラリウム用に変更するのが億劫すぎて、しらばらく放置していましたが、やる気が溜まってきたので少しずつ触っていこうと思います。
で、今回のオーバーフロー水槽でのアクアテラリウムの仕様は、ちょっと試しに底面フィルターと組み合わせてみることにしたので、その辺の『理由』や『方法』についてちょっと紹介してみます。
それではさっそく参りましょう。
普段のアクアテラリウムの場合
まずこれまでのオーバーフロー水槽でアクアテラリウムをする時の『排水方法』を紹介すると、こんな感じでプラ製のゴミ受けを加工して排水カバー・ストレーナーの代わりに使っていました。
これだと通水性も高く、そのまま『埋め立て』しても目詰まりなどの心配も少ないので、結構気に入って使っていました。
ゴミ受け
埋め立ての課題点
ただ、この方法で埋め立てすると長期使用では気になる点もありました。
それは目詰まりはしなくとも、底に澱が溜まっていくという点です。
砂利クリーナーのようなものが使えるところは良いですが、『排水管を埋め立てて陸地』にした場合、その付近の澱を吸い出すのが難しくなります。
これまでは特に実害も感じなかったので見て見ぬフリをしてきましたが、今回は『底面フィルターと組み合わせる』という仕様で、これをなんとか解決できないかと考えてみました。
底面と組み合わせるイメージ
底面フィルターと組み合わせた排水カバーのイメージ図はこんな感じです。
あまり分かりやすい図になりませんでした。
イメージを説明すると、排水管とカバーの吸い込み口はある程度『狭く』して流速を上げ吸われやすくしておき、底に溜るはずの澱をドンドン排出して、下で待ち受けるウールマットで絡め取ってやろうという感じです。
そして効果があるかはわかりませんが、底に溜まる澱を『排出』しやすいように分岐した給水の幾つかを底面に直結*させて、直接的に底面内にも水流を作り、ゴミが舞いやすいようにしてみます。
つまり底面フィルター部分は、オーバーフロー水槽のプレフィルターというより、ゴミを運び出すための導線として機能させたいイメージです。
本質的には三重管の吸い込み口を地下に伸ばした形をとってみただけとも言えそうです。
※排水ホースの全てを水中にいれるとポンプを切ったときにサイフォンの原理が働くため、一部は陸上から排水しておきます。
作り方
オーバーフロー水槽の排水管はこんな感じにしておきました。
ここに先ほどのイメージのような配管を作っていきます。
材料
今回のDIYに使用する材料は、市販の『底面フィルター』と適当な『塩ビ管』と『キャップ』です。
底面フィルターは、最初は砂利の侵入防止のために『寿工芸のボトムボックス』のような底面もスリットで覆われているタイプにしようかと思いましたが、底面のゴミが動きが邪魔されそうな気もしたので、底面がオープンになっている通常のタイプをチョイスしました。
底面フィルター
塩ビキャップに穴
まず塩ビ管は『テーブルルーター』を使って、こんな感じで4本足になるように削ります。
足の長さは、底面フィルターより少し低めに削りました。
テーブルルーター
底面フィルターに穴
『底面フィルター』には塩ビ管のサイズに合わせて穴をあけます。
ここでは塩ビ管のジャストサイズで穴をあけています。
塩ビ管を挿す
で、大体こんな感じになりました。
塩ビ管は足が下に向くように差し込み、結束バンドで底面フィルターと固定しておきました。
エアチューブの直結はストレートジョイントを使用して、底面フィルターの『角』に計4カ所に設置しています。
そして、底面清掃の最終兵器としてホースが入る程度のパイプも取り付けておきました。
ストレートジョイント
裏か見た感じ
裏から見た感じはこんな感じです。
用意した吸い出し用のパイプは稼働してからある程度時間が経った頃にでも、一度吸い出してみて澱のたまり具合を確認するつもりです。
澱が溜まっているようであれば、定期的に吸い出したり、あるいはパイプから水を注いでゴミを舞わせてオーバーフローさせられないかなど、色々清掃方法を試してみたいと思います。
水槽に取り付け
底面フィルターを水槽に取り付けてみました。
こうやって実際に取り付けたものを見ると、スゴく邪魔になりそうなガタイで、レイアウトする時に隠すのが実に面倒くさそうです。
分水器
ちなみに今回のアクアテラリウムで使う分水用のパーツはよく使われているティポイントではなく、『コーナーフィルター』タイプなどによく付属しているシャワーパイプを使ってみました。
ただ、エアチューブつけるための製品ではないので、実際にチューブを付けてみると『少し緩め』だったので、結束バンドで縛って補強しておくことにします。
カメ元気フィルター
終わりに
こんな感じで、とりあえず今回のアクアテラリウムのセッティングが完成しました。
アクアテラリウムの『レイアウト』はブラックホーンウッドによくある切り株(?)みたいになった流木を裏返しに使って、高めの陸地を多めに作る予定です。
ただ、この後の『試運転』で下手したら大惨事になりそうな小惨事が起きたので、それはまた次回にでも紹介したいと思います。
それではよいアクアライフを。
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