活性炭は常駐させたい派のJIROです!
今回は私の『オーバーフロー水槽に活性炭を設置する方法』について紹介していきます。
といっても私が手探りで色々試してきた事のまとめ的なものになりますので、一般的ではないかもしれないのであしからず。
それではさっそく参りましょう。
濾過槽内に設置する
まず一番シンプルに考えられる活性炭の設置場所は他の濾材と同じように設置するという方法です。
これなら『DIYなし』で活性炭を使用できます。
設置と交換の手間
ただ、これらの方法はどちらも設置や交換に少し難があります。
例えば左の場合だと活性炭の交換時に他の濾材も取り出す手間が掛かります。
また右の場合は交換は楽ですが、活性炭は浮きやすいので重しが必要です。
どちらも『大した手間ではない』とも言えるのですが、私の場合は交換を楽にしたくてもうちょっと工夫してみることにしました。
濾過槽の出口に設置する
そこで考えたのが最後の仕切りに取り付けるという方法です。
この場合は仕切りの排水口の大きさを使用する『活性炭(ブラックホール)の大きさ』にして、スリットの入ったスライド式で取り外せるキャッチャーを作っています。
ただ、この仕様は製作が面倒で活性炭の交換も『思ったほど手軽にならなかった』ので、より良い方法を模索することになりました。
ウールボックスに設置する
そして考えたのがウールボックスに設置する方法です。
ウールボックスはそもそもろ材を交換しやすい設計なので、ここに設置できれば『活性炭の交換』もウールマットと同じくらい簡単になるというわけです。
ただ、『ウールボックスで受ける水』は基本的に飼育水槽から流れ出す一番汚れた状態の水なので、そのまま活性炭で受けると『寿命を著しく縮める可能性』があります。
そこで私の場合はポンプから濾過槽へ戻す配管(バイパス)を作ることで、活性炭をキレイになった水で使えるように考えました。
活性炭の設置イメージ
つまりウールボックスでの活性炭の設置イメージはこんな感じになります。
濾過槽へのバイパスの作り方はポンプからの『給水管を分岐』させることで簡単に作れます。
これだと一度『ろ過した水』を活性炭を通してさらにろ過する流れになるため、例えば『飼育水槽側への給水量』を絞ってもその分だけ再度ろ過する水の量が増えることになり、ポンプのパワーを余すこと無くろ過で活用することが出来るようにもなります。
なので今では活性炭の有る無しに関わらず、個人的にはこの形で配管を組むことがほとんどになっています。
活性炭の上にもウールマットは必要
ただ、さきほどの形で実際に導入してみたところ『一度ろ過された水』であったとしても活性炭に直接排水するとそれでも『汚れるスピード*は早まる』こともわかりました。
※これは水槽の状況にもよると思いますが
なので『活性炭を長く機能させたい』と考えると、ろ過した排水であったとしても汚れ防止に活性炭の上にもウールマットを敷いた方が良いという結論になりました。
しかし、この画像のように活性炭用にもウールマットを敷くとなると、ウールマットを『カットする手間』と『取り出す手間』が1回づつ増えてしまうことになります。
とても些細なことかもしれませんが、毎度の事となると少し面倒くさいです。
というわけで、もっとシンプル(手抜き)にしてみたのがコチラです。
シンプルに活性炭をウールボックスに設置する
ここではウールボックスに仕切りを設けずにメッシュボードなどで段差をつけて活性炭を設置しています。
これでウールマットを分割する必要もなくなり、活性炭の『交換も簡単』になりました。
メッシュボード
終わりに
というわけで、私のオーバーフロー水槽での活性炭設置ヒストリーは大体こんな感じです。
まぁ場合によっては活性炭はポンプ室あたりにプカーンと浮かべておけば十分かもしれませんが、一応ここでは『活性炭でのろ過がよりはかどるような形』を模索してみた感じです。
それでは以上、オーバーフロー水槽で活性炭を設置する方法についてでした。
それではよいアクアライフを。
↓ウールボックスの作り方はこちらで紹介しています↓
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