JIROです!
水槽台の中で『電源コード』や『配管』がキレイに整理されたキャビネットに憧れています。
そんな理想に少しでも近づけるべく、今回は水槽用の電源ラックを自作することにしました!
初めてなのでどうなるかわからなかりませんが、とりあえずやってみましょう。
電源ラックの構想
今回考えたのは、『音楽用の機材』などで見かけるラックのイメージです。
製作したラックの幅に合わせて、取り付けたいパネル(電源など)を製作して取り付けていく感じです。
また気休め程度ですが、天板にかかる荷重を分散させるための柱としても使う予定です。
電源ラックを自作
それではまずはラックから作っていきます。
ラックの材料は『木材』で適当なサイズに切り出します。
カットは『パネル状の集成材』もあったので、『スライドソウ』で行いました。
スライドソウ
組み立てと塗装
あとはビスで組み立ててからつや消しブラックで塗装したらラックの完成です。
ちなみに塗装には水槽台で使って『余っていた水性塗料』を使っています。
電源ラック材料費
今回のラックに掛かった材料費はこんな感じです。
家にある『端材』と『余っている塗料』を使ったのでかなり安くなっています。
ただ、よくよく見れば家にある端材だけでも十分ラックを作れたので、むしろ高くついてしまったことに後で気づきました。
電源部分の製作
で、次はラックに取り付けるための『電源タップ』や『タイマー』など作っていきます。
まずは『裏側』にスイッチの無いシンプルなコンセントを取り付けました。
板に『角型露出コンセント』を取り付けただけのお手軽な電源タップ仕様です。
計9個口。
ここから『タイマー電源』や『スイッチつき電源タップ』に配電していきます。
簡単電源タップの材料費
ラックに取り付けたシンプルな電源の費用はこんな感じになっています。
自作しましたが、『コンセント1口あたり』で言うと、既製品より高いくらいでしょうか。
こうやって見るとコンセントは自作しても安くならないみたいですね。
角型露出コンセント
スイッチ付電源タップの製作
そしてスイッチ付きの電源タップはこんな感じで作りました。
見た目は『ちょっと立派』に見えますが、まじでただのスイッチ付き電源タップです。
『コンセント』は一度挿せば早々抜くこともないので裏側に用意して、前面でON/OFFを簡単にできるような形をとっています。
三台作った
自作した電源タップを収めたところはこんな感じです。
電源タップは合計で3台作ったので、『計12個分のON/OFFスイッチ』になっています。
多分半分くらいしか使わないと思いますが、足りなかったら超絶面倒なので多めに作って置きました。
詳しい製作過程は絶対に誰も興味がないので別記事にしました。⇒ラック用電源タップの自作!スナップインスイッチ用電源ボックスをDIY!
自作電源タップの材料費
で、この『スイッチ付電源タップ』の外観や仕様は満足いくものになりましたが、出費は恐ろしいことになりました。
コンセント12個口で約13000円で『1口1000円以上』というセレブな電源タップになってしまいました。
コスト重視であれば、電源タップは自作するべき物でない事がよくわかります。
水槽照明用電源タイマーの自作
そして次は照明に使うための電源タイマーの自作です。
これは自作といっても『市販の電源タイマー』と『角型露出コンセント』を組み合わせるだけです。
使用するタイマーは『Panasonic TB15601K』です。(それと別売カバー)
TB15601Kの特徴
この電源タイマーの特徴を簡単に紹介しておくと、まず『電池が内臓』されているので停電してもタイマーの時計は止まならいため停電などのダウンタイムがあっても時計の時間自体が狂うことが無い保守性のタイマーとなっています。
さらにON/OFF設定自体は15分刻みですが、アナログでは珍しく時計自体は『1分単位での設定』ができて、『クオーツ式』なので正確性も高い仕様となっています。
そして1000円くらいのでアナログタイマーには強制電源はオンしかついていないことが多いですが、こちらのタイマーには強制電源のオンもオフも完備しています。
スマートコンセントの利便性には敵いませんが、このメカニカルな雰囲気はそれだけでテンションあがりますし、アプリを使わないので保守性という部分では安心感があります。
パナソニック タイムスイッチ
電源タイマーの取り付けパネルを自作
というわけで、まず電源タイマーの自作ではラックに取り付けるためのマウントを作りした。
マウントはこんな感じで『アルミアングル』と『木材(艶消しブラック塗装)』を適当に組み合わせています。
タイマーを取り付ける
あとはこのマウントに『TB15601K』と『角型コンセント』を組み合わせるだけで完成です。
スイッチ付き電源タップ同様にコンセントは裏側に挿す仕様になっています。
角型コンセントの数が20個を超えて、アマゾンの購入履歴がなんだか業者みたいになってきました。
自作電源タイマーの材料費
電源タイマーに使った費用はスイッチ付き電源タップに続きまたもや1万円オーバーとなりました。
安く済ませるなら3000円くらいで済むのに、無駄なこだわりでまたもや出費が加速してしまいました。
私の辞書にコスパの文字はないのかもしれません。
その他のパネルを製作
そして最後は水温計です。
と、言いたいところでしたが、当初想定したよりスペースが狭くなったため取り付けられなくなりました。
ちなみにこれは近所の熱帯魚屋で1万円くらいでした。
なぜこんな高いものを『水温計』の為だけに購入したかというと、なんとかしてラックに液晶パネル的な存在が欲しかったというだけです。
なので別の何かを求めて、アマゾンの中を探し回り辿り着いたのが…
セイコーのデジタル時計(室温湿度計つき)でした。
…
もはやアクアリウム関係ありませんが、液晶パネル的なロマンが欲しいのだから何でも良いのです。
取り付け
元々『置時計』だったのできれいに取り付けられるか不安でしたが、思いのほかいい感じに取り付けられました。
存在感があり、ロマンの役割は十分に果たしてくれています。
セイコークロック
ラックのアジャスターの自作
ラックを支柱として活用するためのと水槽台の間に挟むアジャスターはこんな感じになっています。
これは家にあったものだけで作ったので材料費0円でした。
電源コントロールパネルラックの完成
と、言った感じでようやく電源ラックの完成です。
全部合わせて製作に約2か月も掛かってしまいました。
『いちばん手のかかったスイッチ付き電源タップ』が一番地味で、『思いつきで15分で取り付けたセイコー』が一番輝いているのが、なんともいえない気持ちにさせてくれます。
しかも、実質ただの馬鹿でかい電源タップとタイマーでしかないのに、トータルで『約3万円』もかけてしまったことも追い打ちをかけてくれます。
でもまぁ無骨な見た目は嫌いじゃ無いし、ADAのNAコントロールタイマーが3万円であることを考えたら、心の傷も少しは癒えそうです。(嫌味)
以上、電源ラックの製作でした。それではまた!
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