
製作中のオーバーフロー水槽もいよいよ大詰め。
あとはウールボックスを作れば、大体完成といったところなのですが、足踏みをしています。
なぜなら…
まだ水すら張った事ない、この水槽の水替えに、既に不満を持っているからです!
『まだしたこともない事に不満を持つ』という極めて理不尽な感情を持つ私。
しかし、すべては私の設計の浅はかさが原因です。
というわけで、寄り道することに。
水替えする時に考えられる問題

この水槽台の扉は2つの戸で設計されています。
右側をあけると濾過槽が見えます。

そして左側の戸を開けると、電源をコントロールするラックがあります。

私は水替えの時にポンプの電源を切るので、この電源と濾過槽の配置だと…
水替えする時に2つとも戸を外さないといけないのです!!
…
…
めんどくせぇ…
『いや、そんぐらい開けろよwww』と思われるかもしれませんが…
その程度の事がめんどくさいのが私なんですね。ええ。
その他の問題
それだけでなく、さらに重大かもしれない問題があるのです。
それが…
『水中ポンプの交換が大変かもしれない問題』です。
どんな問題やねん

水槽台を作った時、ポンプの電源コード隠蔽用に、奥にモールを取り付けました。
しかし、よくよく考えると配管した後だとこのモールに配線を通すのはとても大変です。
水中ポンプは後で交換する可能性が十分あります。
完成後にモールに配線を入れるのは、配管やウールボックスが邪魔で交換がけっこう大変だと予想されます。(っていうか無理かも)
問題の解決方法
水替えの時とポンプの交換、この2つの問題を解決する明快な方法があります。
それが…
電源ラックの出張です!!
設置してあるモールには水中ポンプの電源コードではなく、新たに設置する電源の配線を通します。
サンプのとなりに出張させることで、戸を1つ外すだけで水替えもポンプの操作も出来るようになり、ポンプの交換も簡単になります。
まぁ、要は濾過槽の近くまで電源タップを近くまで持ってくるだけなんですが。
電源タップを設置する

実はサンプを設置した時に、すでに電源タップ用に右側のスペースを予定より広く設けました。
その時は市販の電源タップを置こうと思ったのですが、このあたりはなんせ配管の真下。
水漏れしたら上から水が掛かるのでカバーを作ることなども考えましたが、結局電源タップごと自作することにしました。
電源ボックスを自作
前回の電源タップはしっかり計画的に作りましたが、今回は行き当たりばったりで作ります。
防滴電源タップのイメージ

防滴といっても、上から雫が落ちて来ても、スイッチ部分やコンセントに直接かからないよう、軒のみたいになっているだけの電源タップです。
これを防滴と呼んでいいかは甚だ疑問ですが…
スイッチパネルの材料を用意

まずは黒い塩ビ板をカットして組み合わせてスナップインスイッチなどが入る四角い穴のパネルを作ります。
切り出した塩ビ板をこんな感じで組み合わせて接着していきます。
スイッチ用のパネルの製作

特に難しいこともなく、パネルにただ接着剤を流し込んで作るだけなのですが、接着する時に保持していた指の部分に接着剤が流れ出て汚くなってしまいました。
やり直そうかとも思いましたが、面倒なのでやめました。
A型の取り柄、神経質と几帳面さを失っているのが私の特徴の1つ。
スイッチとコンセントの取り付け

気を取り直してスイッチを取り付けます。
しかし、ここでも問題発生。
コンセントの返しが効かない

使用したスイッチとコンセントは四角い穴に押し込むと返しが効いてはまるタイプです。
スイッチははまったのですが、コンセントのほうは塩ビ板2枚の厚みだと、返しが効かず、簡単に抜けてしまいます。(むしろ飛び出しやすい状態)
とりあえず、塩ビ板用の接着剤を流し込んで、接着してみたものの強度がわからないので、このコンセントは抜くときに気を付けながら抜くことにします。
もうダメダメ (´Д`)
電源タップ化

ボックスを木材で適当に作って配線して電源タップ化します。
防滴カバーを自作

さきほど作った電源部分の上から被せられるように白い塩ビ板でボックスを作ります。
万一、水が上から漏れてきても通電部分に簡単に水が掛からないようにする為のカバーです。


防滴カバーを装着する
引き出しを押し込むように電源をなかに入れて裏からねじ止めします。


設計通り、スイッチ部分もコンセント部分も白い塩ビが飛びだして軒先のようになっています。
上から水が落ちて来も傘のようになっているので多少は大丈夫…なハズ。
滑り止めの足を付ける

あとは裏側に滑り止めのシリコンゴム足を貼ります。

あまり期待してなかったのですが、しっかりグリップが効いて全く滑らなくなったのでよかったです。

これで電源タップが完成しました。
電源増設の材料費

今回の材料費です。
黒い塩ビ板や木材は端材で済ませたのですが、それでも前回同様バカ高い電源タップになりました。
反省の色なし。
ラストスパートにむけて

無駄にデカい電源タップですが、配線の目隠しにもなりそうなので、まぁまぁいい感じかもしれません。
なにより、これで右側の戸を開けるだけで水替えができるようになったので、心置きなく完成に向って作業が進められます。
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