アクアテラリウムで水を分水器で循環させる方法ベスト3!

JIROです!

アクアテラリウム』や『パルダリウム』の分水方法はいくつかありますが、その中で一番簡単なのがポンプで陸地へ分水する方法です。

しかし、実は水をポンプで汲み上げる方法といっても、『大まかに3つの方法』があります。

というわけで今回は『水中ポンプ方式』、『外部フィルター方式』、『オーバーフロー水槽方式』という形での各分水方法のメリット・デメリット含めてさっそく紹介していきましょう。

水中モーター方式

水中モーターシステムでアクアテラリウムをする

まずは一番オーソドックスな水槽内に水中ポンプを沈めて『陸上へ分水する方法』についてです。

この方法は『水中ポンプ単体でも可能』ですが、ろ過を兼ねて底面フィルターと直結する形が良く見られます。

メリットとデメリット

メリットとして挙げられるのは『コストの安さ』と『設置の手軽さ』などです。

一方、デメリットとしては『最低の水位がそれなりに必要』になることや水中ポンプの『電源コードが水槽に掛かってしまう』ことなどが挙げられます。

ただ『アクアテラリウム用のセット』でもよくある形なので、敷居が低くとても始めやすいオススメな方法となっています。

アクアテラリウムセット

外部フィルター方式

次はアクアリウム用の外部フィルターを使った方法を紹介します。

外部フィルターを使う場合は給水ホースの先に『ティポイント』などの分水器を取り付ければ、あとはそれらをエアチューブなどで陸上に分水するだけとなります。

この方法は専用のセットがあるわけではないので『自分で考えて工夫する必要』がありますが、難しいこと事はほとんどありません。

ティポイント

底面と直結する

外部フィルターシステムでアクアテラリウム

サイフォンの原理で排水する外部フィルターはたっぷり水位がないと使えないイメージがあるかもしれませんが、落差さえあれば問題ありません。(もちろん空気が噛まない水位である必要はありますが)

また底面フィルターと直結させることで、『かなり低い水位でも使用可能』にすることもできます。

メリットとデメリット

外部フィルターを使うメリットとしては『水量を増やせる』ことや『ろ材のメンテナンス』なども可能になることです。

ただ、デメリットとして『ホースなどが水槽を跨ぐ』のでフタがし辛いため脱走する生き物を飼育しにくかったり、レイアウト重視の場合はパイプ類が『景観上の問題』になるとも言える方法でもあります。

※水中モーターを水槽内に入れるタイプの外部フィルターの場合は、水中モーター方式と外部フィルター方式のデメリットを併せ持つ事になります。

エーハイム底面直結フィルター

オーバーフロー方式

最後はオーバーフロー水槽を使った方法についてです。

こちらもあまり専用のセット商品がないのである程度の工作が必要となるため、初心者には少し『敷居が高い』のですが、アクアテラリウムはとても相性の良い方法となっています。

分水するときは外部フィルターの時同様に『ティポイント』などを利用します。

ティポイント

メリット

オーバーフローシステムでアクアテラリウム

オーバーフロー水槽を使うメリットはまずコードやパイプが水槽を跨がないので『外観がすっきり』します。

また排水管を埋めることで、ほとんど『パイプ類も隠す』こともできて、『水位』もかなり低いところまで設定できるので『レイアウト重視の水槽』との相性が非常に良いと言えます。

そしてコードやパイプ類が水槽を跨がないため隙間のないフタも作りやすくなるのでカニやイモリなど『脱走する生き物』も飼育し易くなります。

ろ過に関しても『ろ材を沢山』入れられて『メンテナンス性も高く』、『水量も確保』できるため、生き物飼育とも相性が良いスタイルです。

またその他の方法と違い常に一定の水位を保つことができるのも『大きな魅力』の1つです。

デメリット

デメリットは『コストが高く』、ある程度のDIY的な要素があるため手軽に始められないことです。

またメリットで紹介した水位が一定というのは『水位を変えられない』とも言えるので、レイアウトを作ってみて、水位を変更したくなってもできないとも言えます。

終わりに

どの方法も一長一短ですが、最初に始めるのであればやはり一番手軽な『水槽の中に水中ポンプを入れる方法』が良いと思います。

その方法をやってみた上で、『不満な点』があがればそれを解消できるシステムを選んでいくと自分にとってベストな方法にきっとたどり着けると思います。

それではよいアクアライフを!

アクアテラリウムセット

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