JIROです!
今回はアクアリウムではほとんど誰も必要とすることの無い水位計を簡単な工作で水槽のフタに付けてみたので紹介します。
それではさっそく参りましょう。
背面ろ過水槽の水位について
まず今回なぜ水槽に水位計をつけるのか?の理由についてです。
普通の水槽であれば水位は見ればわかるため、わざわざ水位計を用意する必要はないはずです。
では、なぜ水位計を作るのかと言うと、理由はズバリ相手が自作の背面ろ過水槽だったためです。
※背面ろ過の自作についてはこちらで紹介しています⇒DIY!背面ろ過水槽の自作!
仕切りの設計
オーバーフロー水槽に馴染みのある方なら分かりやすいのですが、ろ過水槽などに仕切りをつけてポンプで水を排出すると、仕切りの設計によっては水位が『一定になるエリア』や水位が『減っていくエリア』などが発生することがあります。
背面ろ過水槽は構造的にオーバーフロー水槽のろ過水槽のようなものなので、これと同じような現象が起こります。
水位が見えない
とは言え、オーバーフロー水槽のろ過水槽でも基本的に水位は目視できるため、水位計が必要となる事はありません。
しかし、背面ろ過水槽は正面からは見えにくいエリアがあります。
つまり設計上の理由で、背面側のエリアの水位だけが減少するというパターンの場合には、水が蒸発した際の水位の低下に気づきにくくなります。
特に背面エリアは容量も少なく水位が低下しやすいため、水中ポンプの露出などを避けるためにも、水位についてはなるべく簡単に確認を出来るようにしておきたいところです。
そんなワケで今回水槽用の水位計を作るということに至りました。
水位計の材料
今回の水位計の材料はこんな感じです。
内容は13Aの『塩ビ管キャップ』と『透明の塩ビ管』、それと取り付けるフタの本体となる『塩ビ板』と『ウキ』です。
ウキのヒモ側をカット
まず材料のウキは下側のヒモなどカットしておきます。
塩ビキャップ
また塩ビキャップにはドリルで小さな穴をあけておきます。
フタに穴あけ
フタ本体にはウキの先端程度の穴をあけておきます。
塩ビワッシャー
あとは塩ビ板の端材などから塩ビのワッシャーを作っておきます。
↓自作ワッシャーについて詳しくはこちらで紹介しています↓
組み立て
次は水位計の組み立てです。
塩ビ管にワッシャー
まずは塩ビ管にワッシャーを通します。
このワッシャーはパイプを接着するための補強になるので、ジャストサイズである必要があります。
今回の13A塩ビパイプの場合だと18mmのホールソーで内径を作っています。
18mmホールソー
塩ビ管と穴を合わせる
フタに作った穴がセンターになるように塩ビ管を合わせます。
接着する
センターに合わせた塩ビ管とワッシャーにたっぷりと塩ビ用の接着材を流し込みます。
塩ビ接着剤
キャップをする
接着材が乾燥したら、ウキを中に入れてキャップをします。
完成
こんな感じで水位計の完成です。
使い方としては、フタから飛び出したウキの長さで水位を確認して、水位計が下がりきる前に水を補給するようなイメージです。
なので、ぶっちゃけ塩ビ管は透明である必要性が1mmもないのですが、ブログに載せる時に透明の方が分かりやすいだろうという邪念で透明塩ビ管をチョイスしています。
ウキ
終わりに
水槽に水位計付きのフタを置いてみた感じです。
水位計の長さは下にあるポンプに当たるギリギリになっています。
なので、実際水位計が下がりきってもしばらくは大丈夫な仕様です。
ですがポンプを露出させないためにも、それにかまけて足し水を怠らないよう気を付けようと思います。
いずれ怠りだすと思いますが…
それでよいアクアライフを。
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