JIROです!
肉食性の魚の餌で『クリル』という乾燥したオキアミのフードがありますが、今回はそれを模してエビを乾燥させたクリルの類似品を自作していきたいと思います。
それではとても『オーガニック(?)』なペットフードを作っていきましょう!
エビの入手方法
まずそもそも『エビはどーするのか?』というと、知らない人もいるかもしれませんが実は意外とエビはその辺の川で簡単に手に入ります。
川に生えてる草や植物の根などを『タモ網』でガサガサすればほとんどの川でエビが網に入るはずです。
ただし採取をする際は深い川だと危険なので基本的に膝下くらいの『浅くて小さい川』で活動するよう心がけます。
ガサガサしてみる⇒初心者のためのガサガサ!日本の淡水魚を採取する方法やコツ!
ガサガサできる川を探す⇒ガサガサ!川の選び方のポイント
使用するエビの種類
自家製クリルに使用するエビはなんでも構いませんが、一般的な『ヌマエビ類』が一番捕りやすく硬くもなりにくいのでオススメです。
『スジエビ』など体が大きいものは乾燥させると硬くなるので、生体によっては食べにくいかもしれないので注意が必要です。
エビを乾燥させる方法
自家製クリル作りはエビが捕れたら基本的に乾燥させるだけとなります。
一番良いのは『干し網』などに入れての天日干しですが、天候にも左右されたりするので私の場合はザルにあげてサーキュレーターなどで風を当てて乾燥させています。
ザルのまま外に干してもいいのですが、ハエがたかってくることがあるので、外で乾かす場合は干し網などにちゃんと入れた方が気持ちよく乾燥させることができます。
干し網
扇風機の当て方
『サーキュレーター』で乾燥させる場合はこんな感じで真下から風を浴びせています。
この状態で2~3日ほど放置すれば、常に湿度70%を超える私の部屋でも十分乾燥できています。
ただ、部屋の中だと作る量が多かったり、乾燥しづらい(雨、部屋の湿度がある)場合はちょっと嫌な臭いがすることもあるので、基本的に部屋は『換気』しながら乾燥させましょう。
サーキュレーター
できあがり
出来上がりはこんな感じでエビが色づいてきたら完成です。
香りも普通に食べてもよさそうな『エビの良い匂い』がしてきます。
乾燥エビの保管方法
出来上がった乾燥エビは『気密性の高い容器』にいれて『乾燥材』を入れておきましょう。
乾燥剤は『食品に使えるタイプ』のものを選んで放り込んでおきます。
しっかり乾燥していれば、これで十分保管できます。
ただ『時間が経つ』と風味が落ちてグルメな生体は食いつきが悪くなることがあるので、半年くらいを目途に使い切ります。
もちろん食欲旺盛な生体は1年経ったものでも全然食べてくれます。
使っているとエビは『ブラジルナッツ効果』で最後のほうが小さなものばかりになるので、気になる場合は逆さまに向けて保管するなどすると多少改善できます。
乾燥剤
保存瓶
その他セルフQ&A
最後に自家製クリル作りでちょっと気になりそうな点をセルフQ&Aでまとめておきます。
自家製クリルの嗜好性は?
自家製クリルの嗜好性は『餌付けされている魚』であれば、わりとすぐ食べてくれるようになります。
基本的には浮くので『水面にあるエサに気づきやすいタイプ』の方が食べさせやすいです。
亀、魚、カニ、ゲンゴロウなど様々な生物のエサにできます。
そこまで大きくない魚に与える場合は、指で少し『潰して』から与えると食べやすくなります。
クリルを作る最適な時期は?
クリル作りに最適な時期は乾燥の点で言えば夏なのですが、個人的には秋がおすすめです。
夏が終わり涼しくなってきた頃合いだと、エビを川で採取するのも苦ではなく『一番数が多く取れやすい時期』になります。
冬になるとエビ自体がかなり捕れにくくなるのでまさに保存食としての本領を発揮します。
その他のエビや魚などでも作れる?
その他の生き物の場合でも乾燥フードは作れます。
『ベビーザリガニ』などはもちろん、『ヤゴ』などの水中の虫でも一応つくれました。
ただ、『魚』の場合は少なくとも部屋で干すのは止めておいた方がいいでしょう。
魚は『小魚数匹程度』でもかなりの匂いを発しますので、室内ではつらいことになります。(経験済)
自家製クリルのまとめ
というわけで、自家製クリル作りを短くまとめると
「入手したエビを天日干し、またはザルにあげて扇風機を当てて3日乾かして容器に乾燥材とともに入れる」
ということになります。
以上、私の自家製クリル作りについてでした。
それではよいアクアライフを。
コメント