OF製作記。濾材をもっと流動させたいDIY

オーバーフロー水槽の稼働は愚痴りたい事はあったものの、その他はとりあえず順調です。

大方のDIY作業は終わっているので、あとは細かい部分を完成させていきます。

しかし、その前に自作した流動ろ過の具合がやっぱり気に入らなかったので、濾過槽を手直しすることにしました。

自作濾過槽について

濾過槽の設計や自作については過去の製作記をご参照ください m(_ _)m

⇒濾過槽の自作:エピソード1本体編

⇒濾過槽の自作:エピソード2流動ろ過編

⇒ウールボックスの自作

どれもムダに長いので嫌になったらすぐに戻ってきてください ( ̄∀ ̄) 笑

流動ろ過を調整する

まず流動ろ過の回転具合の調整を試みます。

現在の濾過槽の状態は、水量のバランスを調節しても手前の落水が弱く、流動ろ材が若干溜まり気味なのでこれを解消します。(奥側の方が濾材の動きがずっと良い)

手前の落水が弱い理由

オーバーフロー水槽での流動ろ過システム図

これは今回のウールボックスの設計上の弊害(?)でした。

今回は濾過槽の奥行が45cmと広かったので、なるべく万遍なく落水するようにウールボックスから落水まで距離を稼ぎ、水の整流効果を狙いました。

が、これだとウールボックスに少しでも傾きがあった場合は、バルブで前後の水量を調節しようとも、距離がある分、傾いているほうに水が偏り易くなります。(当たり前ですが)

そして水平を測ったところウールボックスの水平が案の定、奥が低く、手前が高い状態になっていました。

…はい、なんともマヌケな話です( ´Д` )

設計ばかりに気をとられ、根本的な部分がルーズに仕上がっていました。

(まぁちょっとぐらい傾いても、バルブで調整すればいいと甘く考えていた感はありましたが…見事にしっぺ返しをくらいました。)

解決策

実はそもそもですが、出口のスリットが多いので濾過槽内で回転する水流が弱くなっている疑惑があります。

これを解決するだけでも、濾過槽内の水流が強くなり、手前側の流動濾材の滞留が解消される可能性もあります。

あとは単純にウールボックスの傾きを無くすことで偏りを解消させられるはずです。

この2点を改良して水流を修正したいと思います。

ろ過槽・ウールボックスを手直し

まずはウールボックスを取り外します。

ユニオン継手を多用したおかげで狭いキャビネット内でも取り出すのが楽でした。

スリットの量を減らすDIY

3cm分くらい塞ぎました。

まずは出口のスリット多すぎ疑惑を解消します。

方法はいたってシンプル。

薄い塩ビ板でこんな風にスリットを塞ぎ、接着します。ちょっとダサいけど仕方ない。

塩ビ板に厚みは必要ないので、今回は0.5mm厚の塩ビを使用。

いつも塩ビ板のカットは機材を出しますが、さすがにこの程度の薄いものはアクリルカッターでのカットで十分。

アクリルカッター

試運転してみるものの…

とりあえず、この後一度作動させてみましたが、偏りの解消には至りませんでした。

やるならもっと思い切って半分くらい塞がないと、駄目だったのかもしれません。

※そもそも見当違いの可能性もある( ´Д` )

傾きを調整しても濾材の滞留が解消されない場合は、さらに塞いでみようと思います。

傾きを直す

本命のウールボックスの傾きを直す作業です。

まずさきほどの0.5mm厚の塩ビ板の端材を細長くカットしました。

高さを調節する

細長くカットした塩ビをウールボックスの引っ掛かる部分に足して、傾きを調整します。

結局、4枚ほど重ねて大体ちょうど良い傾きになりました。

思ったよりズレが大きかったです。反省。

これでセットして流動させてみます。

いざ流動!

改良したウールボックスをセットしてポンプを稼働してみると…

 

流動ろ過が軽快に回り始めました!

 

Before After 比較

修正前

オーバーフロー水槽の流動ろ過システム

修正後

オーバーフロー水槽での流動ろ過

奥も手前もしっかり流動しています!

手術成功です!

流動濾材が勢いよく回っているのはなんとも気持ちがいい!

まぁビジュアルだけの問題で、効果にはそんなに影響ないでしょうけど。

水の流れの制御は難しい

私の勉強不足ではありますが、水の流れは簡単なようで難しくもあり、とてもおもしろいです。

流動濾材を使うと水の流れが可視化されているようで、眺めているだけでも思う事が多々ありました。

想像とは違ったこと

水の動きは想像と違う事がけっこうありました。

例えば、今回水流調整用も兼ねてバルブ付の排水を奥、真ん中、手前の3つ用意しました。

最初は単純に手前の水量を増やせば手前側の落水の勢いが増すと思いましたが、実際は逆で、反対側の落水する勢いが増しました。

パイプから放たれた水が水圧で反射するように反対側へと勢いよく流れていると感じました。

ただこれも、ウールボックスの構造、水量、水圧などが変わると、また違う結果になるかもとも思います。

まぁこんな感じで私は水の考えてることを全然理解できていないことが理解できしました(笑)

それでも一応今回のDIYは希望通りの結果になったのめでたしめでたしです。

それではまた!

PS:実は水槽が稼働してしまったせいか、もう完成したような気分で細かいDIYをやる気がなかなか出ません(笑)でもなんとかぼちぼち進めていければいいなぁ…

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