ろ過用水槽やウールボックスが汚れにくくなるフタを作る!OF水槽完成作業編!

JIROです!

前々々回にオーバーフロー水槽の大方は完成したものの、『稼働させる事を最優先』してきたので放置してきた細かいDIYがちょこちょこありました。

それが『サンプ』と『ウールボックス』のフタです。

フタは普通に作っても良いのですが、せっかくなので今回は経年で汚れにくくなるようなフタを目指してDIYしていきたいと思います。

それではさっそく参りましょう。

サンプのフタが汚くなりやすい理由

まずフタを作る前に『サンプ』や『ウールボックス』のフタが汚れやすくなる理由について紹介します。

例えば普通のウールボックスのフタだと、こんな感じで排水パイプ用に『穴が開いただけのもの』が一般的になると思います。

これは数年使ったウールボックスですが、排水パイプの『穴の周り』などがしっかり汚れています。

サンプの外観が汚れる原因

またこちらはサンプですが、フタ同士の『切れ目』などを中心にすごく汚れています。

つまり、フタを付けると一見飛沫が押さえられるように見えますが、めちゃくちゃ小さい飛沫などはフタの隙間から少しずつ流出しており、時間をかけて大きな汚れを作るような結果を生んでいると言えそうです。

ウールボックスのフタの自作

というわけで、細かい飛沫でも出ないよう隙間をなるべく無くすために、まず今回の『フタ』は分割されている部分が重なるように作っていきます。

これでどれだけ『小さな飛沫』が発生しようとも、この切れ目からは飛び出すことは出来ないため、汚れを呼びにくくなるはずです。

飛沫用のフェンス

さらにウールボックスのフタは飛沫用のフェンスとして排水パイプ用の穴を塩ビパイプで囲うように作りました。

このフェンスは『塩ビパイプ』をカットして塩ビ配管用の接着材*で固定しています。

※フタも塩ビなので大体くっつく

ウールボックスのフタの完成

で、完成したウールボックスのフタをセットするとこんな感じです。

完全に隙間を無くすことはできませんが、けっこうガッチリガードしてる感があって『見た目がカッコいい』のでなかなか気に入りました。

今度から全部こんな感じで作っていこう。

サンプのフタ

ちなみにエサ水槽は設置しないことにしました。やっぱりキャビネット内に生体いれると管理が面倒よね。

次はサンプのフタについてです。

が、そのまえに『冷却ファン』についてお話します。

まず冷却ファンは当初のイメージ図はこんな感じでシーリングファン的に『吊り下げて設置』する予定でした。

しかし配管後…

しかし実際に配管を行ったあとだと、とてもじゃありませんが配管が邪魔で吊り下げられるような状況ではありませんでした。

なので、今回は某カメサイト『Aqua Turtlium』さんのアイディアを拝借して冷却ファンは直接フタに載せるという作戦をとることにしました。

というわけで、サンプのフタは『隙間対策』と『ファンをマウント』できるようにも作っていくことにします。

ファンを用意する

ちなみに濾過槽で使用するファンは『PC用のファン』を流用して自作したものを使用します。

これはPC用ファンの先っぽにDCジャックを付けるだけのお手軽な自作です。

※詳しいPC用ファンの流用方法はこちら簡単自作冷却ファンのDIY!

ファンを設置用のマウントを製作

サンプのフタはまず冷却ファンをマウントするための枠みたいな感じで作ります。

もちろん枠のサイズは冷却ファンに合わせて作っています。

マウント後

ファンを乗せるとこんな感じなります。

ファン用マウントのフタ

ただ冷却ファンを使わない時期のために、ファンの下に敷くフタも用意しました。

フタはファンを付けたままでも着脱できるように『3分割』にしてあります。

またこちらは先ほど紹介したように隙間ができないよう分割部分は重ねて作ってあります。

ファン用マウントの設置

さらに『冷却ファンマウント用のフタ』にはフタ受けを用意しておきました。

これで向い側にフタを置いても隙間ができないようになります。

ちなみに夏はフタを外して冷却ファンを稼働させるので隙間とは呼べないレベルのおおっぴらき状態になります。

ファンを設置

というわけで、ファンをサンプに装備したところです。

私の好きなロマン成分が大幅にアップしました。

これで夏も快適に魚たちが過ごせそうです。

サンプのフタの残りを製作

蓋をフル装備したことにより、静音性がアップ

あとはサンプの残りの蓋もなるべく隙間がなくなるよう、こんな感じで適当につくりました。

サンプのフタの材料費は4000円くらいでしたが、内訳を見てもわかる通りほとんどが冷却ファン代となっています。

温度計を設置

最後にここで電源ラックに取り付け損ねていた水温計を設置します。

水温計は『NISSOのPHモニターNEO』です。

この製品は本来であれば、水温計はおまけでPH測定がメインの機器だと思うのですが、理想の水温計を探した所とりあえずこれが一番近かったので『水温計目的で購入』しました。

価格は『1万円』くらいです。

ずいぶんと高い水温計になってしまいましたが、おまけでPHが測れると思って我慢します。

ブラケットを製作

水温計の取り付けは塩ビ板で『適当にブラケット』を作って水槽台の裏側に仕込んだレールから吊り下げることにしました。

かなり適当ですが、これで完成です。

取り付けたところ

取り付けたところはこんな感じです。

水温計の精度については気温を測っている『SEIKOの温度計』より+0.4度~1度くらいの表示で、水槽には水中モーター(熱源)が入っているので、まぁまぁ納得の数字です。

ただPH測定については、校正はしましたが8を超えてるので多分狂っています。

新品を取り出した時点で、乾かさないで下さいって書かれた部分の水がなくなってカピカピになってたのでPHは正確に測れなくなっているのかもしれません。店頭での在庫期間が長すぎたのかも。

まぁ水温計さえ正しければ個人的には問題ありません。

ニッソー PH MONITER NEO

キャビネット内のDIYが完成

てな感じで、ようやくキャビネット内のDIYが全て終わりフル装備になりました。

作業スピードが遅くてここまで来るのに時間はかかりましたが、なかなか良い感じに仕上がってきたのでなんだかんだで満足感があります。

これで気持ちの良い正月を迎える事ができそうです。

それではまた次回。

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