JIROです!
ウールボックス作りも終えてDIYもいよいよ大詰めです。
ちなみに『濾過槽・配管部分』だけでも製作期間は4~5か月と、馬鹿みたいに時間が掛かってしまいました。
どう考えても掛かりすぎですが、こればっかりはナマケモノのやることなので仕方ありません。
というわけで、ここからはちゃっちゃと進めて一気に完成させていきたいと思います。
前回までのあらずじ
前回までの状態をおさらいしておくと今はこんな感じです。
今回はここにさらに『ポンプ』と『配管』を加えるなどの地味なDIYをして完成を目指していきます。
追加するポンプと配管について
ちなみに今回追加するポンプ(赤線)はこんな感じで『ウールボックスの隣(活性炭ゾーン)』に排水するためのものになります。
詳しい理由は前回紹介した通りですが、要は流動ろ過を安定させるためのものです。
水中ポンプ
ポンプの機種はエーハイムの『コンパクトオン1000』にしました。
理由はメインのポンプ(コンパクトオン2100)同様、この水中ポンプも『塩ビ管(16Aバルブソケット)』をそのまま取り付けられるので、今回の塩ビの配管との相性がバッチリだからです。
ただ、そのまま取り付けると場合によってはネジ部分から水が少し抜けるかもしれないので、気になる場合は『シールテープ』か『Oリング』でシールした方が良さそうです。
コンパクトオン1000(関東用50kz)
分岐管を自作
追加するポンプの分岐管は『バルブ』や『チーズ』、『ユニオン継手』を使ってこんな感じで作ってみました。
基本的に塩ビ管は『専用の接着材』で全部接着して、メンテや清掃などで分解が必要な時は『ユニオン継手』をバラしていくような形にしています。
塩ビ管用接着材
レール用ブラケットの自作
分岐管の固定は前回同様に『吊り下げタイプ』にします。
適当寸切りボルトを切って『ブラケット』を作り、水槽台の裏側に作ったレールにのせていきます。
ボルトを無駄にステンレス製にしたせいで、カットが大変だった…もう二度とステンレスは使わない
分岐管の設置
吊り下げはこんな感じになりました。
自分で言うのもなんですが、なかなか良いビジュアルになってきました。
個人的には『塩ビ管』で組まれたオーバーフロー水槽の配管を見るとワクワクしてしまいます。
サブポンプと配管の材料費
しかし、ワクワクの代償はなかなか『大きかった』ようです。
材料費をみてみると、前に作ったメインの配管で大体『約25000円』掛かっていたのに、今回の配管の追加で、結局ポンプ・配管類だけでトータル『約35000円』とやべぇ出費になっていました。
35000円あったら90cm水槽でも立ち上げられそうな金額やないかい
この事実は計算せずに知らなかった方が気分的に良かったかもしれません。
オーバーフロー管
配管と言えば、水槽内のフロー管などがまだだったので、ここも適当にやっておきます。
見ての通り台座は三重管仕様ではありませんが、裏技的に『なんちゃって三重管』を作っていきます。
三重管にDIY
というわけで出来たのがこちらです。
基本的には上から自作した『アウターパイプを被せているだけ』ですが、台座の内側に丁度よいサイズの『Oリング』をはめてアウターパイプの内径と同じにすることで動かないようになっています。
一応ある程度しっかり刺さっています。
※こちらで作業の詳細をアップしました⇒自作!オーバーフロー水槽の台座DIY!三重管の作り方など!
オーバーフロー管DIY材料費
このなんちゃって三重管の材料費については『水槽2つ分』で『3000円』くらいでした。
安く済んだ気がしますが、給水管の先っぽの『エルボ』などは家にあった中古を使用して0円計算にしたので実質もうちょい掛かっています。
オーバーフロー流動ろ過システムの完成
というわけで、製作に1年以上掛かってしまいましたが遂に完成しました!
作っている最中は永遠に完成しなさそうなくらい遠い道のりにも感じていましたが、牛歩でも一歩一歩進んでいけば必ず完成させることが出来るのがDIYの良いところですね。
これでようやく私のアクアリウムが始まります。
注水
完成の手始めにまずは水を入れてみました。
自作した塩ビのろ過水槽は水漏れがちょっと心配でしたが、『ちゃんと出来ていた』ようでホッとしました。
一番気を使って接着した部分だったので一安心です。
最初から作った時に水入れてちゃんとチェックしとけや!って話なのですが、『別に大丈夫やろ!』と謎の強気を発揮して、ここまでノーチェックできてました。
ただ油断するとフラグが立ちそうなので、水漏れはいつかきっとするという心境でいます。(超弱気)
流動ろ材
あとはサンプの濾過槽に流動ろ材も投入しておきます。
今回の『濾過槽』はまさにこのろ材の為に作られたのである意味主役です。
濾材の使用量
で、今回の濾過槽に用意した流動濾材は100ml×30袋分です。
これっぽちの量ですが、金額的には大奮発の3万円オーバーとなっています。
このフワフワするだけの白いツブツブに三万円使うのはかなり躊躇われましたが、1年以上かけて用意した水槽であることを考えて、止まろうとする指をなんとかポチらせました。
流動ろ材
流動濾材を投入
ただ、投入する濾材はとりあえず半分程度にしておきます。
別に全部いれるのにビビったわけではありません。ほんとうです!
流動ろ過の始動
さぁ、これであとはスイッチを押すだけです。
流動ろ過は果たしてうまく機能するのか…
これまで1年間のDIYのすべてを賭けて…
スイッチオン!!
流動の具合
厳しいことを言えばもうちょっと豪快に流動して欲しかったのですが、『まずまずの動き』です。
ただ修正できるようであれば、少し底に『溜まり気味になっているろ材』も流動させられるようにしたいと思います。
あと、入れたろ材の量はこれくらいで『ちょうど良さそうな感じ』です。
結果的にはビビって全部ろ材を入れてなくて正解でした。
濾材の材料費
結局使ったろ材は16袋で『17000円分』くらいです。
もっと力強く流動してくれれば残りの濾材も入れたかったのですが、残念ながら14袋分も余ってしまいました。
あとで別の水槽で使えるにしろ14000円分も在庫しておくのは精神的に痛いですね。
大胆かつ雑な性格が災いしまくっています。
水槽の立上げ無事終了
なにわともあれ水槽台から作ってきたDIY水槽がようやく稼働できました。
本当はもっと細かい部分も完成させて、『完璧な状態』にして1週間くらいは感慨に耽りたかったのですが、生体的な都合上、即稼働です。
残りの作業は生物ろ過の立上げ中に『コツコツ仕上ていく予定』です。
でもモンハンやってて全然仕上がらない可能性も十分ある。
それではまた。
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コメント
流動ろ過式自作オーバーフロー水槽システム完成
おめでとうございますっ!!!
早く流動してる動画が見たいです。
youtube楽しみにしてますね。
ちなみに、落水音はどの程度ですか?
画像を見る限りそれなりの音が発生してるように思えて、、、
落水をサポートする板(もしくはパイプ)を水中まで設置すれば、
落水音の低減と担体の流動性の向上とに繋がりそうだと思いました。
ス 板 ↓
――――――――――――――――水面
←リ ← 板 ↓ ← ← ←
←ッ ← 板 ↓ ↙
←ト ↑ 板 ↓ ↙
板 ↑ 板 ↓ ↓
板 ↑ 板 ↓ ↓
板
落水をキャッチするため
リブの増設などで潤辺を増やさなないとかもしれません。
以上、素人の思いつき、失礼しましたー;
ありがとうございます!!!
なんとか稼働に漕ぎ着けました。
動画でもご紹介できるよう何とかがんばりたいと思います^^
落水する音はしてますね(笑)
でも水槽の前に立つと、どちらかというとオーバーフロー管に流れ落ちる音のほうがちょっと響いてて気になる音かもしれません。
ただ私の場合、部屋はもう既にエアレーションや落水する音に壊れた水中モーターがブーブー鳴っているせいで、耳がポンコツなので音はあんまり気にならないんです(笑)
素人だなんてとんでもない!
とても参考になる意見ありがとうございます!!
実は既にちょっと修正してみて、幾分か流動するよう改善できました^^
私は無学なので、担体や潤辺といった言葉を知らなかったのでとても勉強になります。
次に流動ろ過を作る時はまた色々考えることができそうです!